昨日は私達が結婚してちょうど6年が経つ日でした。久しぶりに結婚記念日が週末に当たったということもあって、クリ子は朝から何故かハイテンション。結婚にちなんだ歌を歌いながら踊ってました。ついでにもって月曜日が祭日だと知ったクリ子。もう気持ちは完全なる週末モードです。あの~私は今日も朝から仕事なんですけど・・・・・。
私が仕事をしている間、クリ子はこの日の為にと伸びた髪を切りに行ってさっぱりしてきたり、あら?どこかに消えた?と思ったら私が大好きな花屋さんで花束を買ってきてくれたり・・・、アナタのそういうところやっぱり私としてはウレシイです!
この日は本当はいつも結婚記念日にお世話になってるレストランで食事をすることにしていたのですが、この最近そのレストランも人気みたいで前日に電話して予約したぐらいじゃ駄目で満席。ならばとクリ子が調べて選んでくれたのが今回、お世話になったHillというレストラン。
この最近、経営者と料理人が変わり美味しくなったという評判だったので、行ってみました。まずはシェフからのご挨拶・・・としてサーモンとアスパラの付き出しみたいなもの。これを食べた時に今日のお料理はいける!と確信したぐらい美味しかった。
クリ子の前菜・・・Die Spargelcremeschnitte(アスパラガスのミルフィーユ)。パイ生地の中にアスパラガス、そしてアスパラガスのムースとラディッシュが入った一品。軽い一品に見えますが、ムースが濃厚でなかなかボリュームのある前菜。
私の前菜・・・Der Saibling(イワナのタルタル)。ロールしたパイ生地の中にイワナのタルタル。上に西洋ワサビと黄色のキャビア、赤カブとキュウリのスープ。これが何とも一言ではいえないぐらい手が入った一品で、色んな味がこの前菜からしてきます。横に添えてあるスティックみたいなものは生地に血のソーセージを練りこんだもの。もう・・このスープとこのイワナのロールが美味しいったら!これ今回の中で一番気に入った一品。
クリ子のスープ・・・Die Tomaten-Kokossuppe(トマト・ココナッツスープ)。お料理の名の通り、トマトとココナッツを活かしたスープ。その上にグリルしたホタテがのっていました。
私のスープ・・・Die Spargelsuppe(アスパラガスのスープ)。ホワイトアスパラのスープの中に海老のトルテリーニ、パルメザン、クルミオイルが入ったもの。このクルミオイルがいい香りを出していて、とっても斬新なスープ。きっとホワイトアスパラのスープの中にも色々な香料やハーブが入っていて一言に表現しにくい一品。
クリ子のメイン料理・・・Der Karpfen(鯉の料理)。本当は違う魚を頼んだのですが、今日は入ってこなかったみたいで急遽、鯉料理になりました。鯉をソティーしたものの下にレンズ豆ときっと血のソーセージとエストラゴンで味付けしたものに、ミニアンティチョークを添えたもの。私もちょっと味見をしてみたのですが、このレンズ豆のソースと一緒に鯉を頂くと、かなりパンチと迫力があって私にはヘビー過ぎて無理でした。鯉の白身の部分とアンティチョークだけを一緒に頂くととっても美味しかった!
私のメイン料理・・・Die Mariazeller Lachsforelle(マリアツェルの虹鱒)。虹鱒を真空調理したものの下には蟹のポレンタ・アスパラガスがひいてあり、添えてあるリンゴのムースと頂くとなんとも言えないハーモニー。やっぱりここの料理人の腕は大したものです。
クリ子のデザート・・・Die Passionsfrucht(パッションフルーツ)。ピーナッツとチョコレートのバタークリームケーキにミルクアイス、パッションフルーツ添え。これは味見していないので私には分かりませんが、クリ子によれば美味しかったそうです。
私のデザート・・・Der Schokobrownie(チョコレートのブラウニー)。チョコレートのブラウニーにサワークリームとホルンダーのアイス、ホルンダーとラズベリーのパンナコッタ・バジリコのクリーム添え。パンナコッタにバジリコのクリームっていうのがとっても斬新でこれはとっても新しい味。私はこの中でも一番サワークリームとホルンダーのアイスが気に入ったかな。
どれもオーストリア料理にしてはとてもヘルシー、そして香草やお野菜がどのお料理にも入っているので、とっても軽くて日本人の私にとっては嬉しかった。そしてシェフの一手間も二手間もかかったお料理はどれも繊細でいてなおかつどれも調和のとれた料理で美味しかった。レストランも結構席が空いていたので、私達にはとっても心地よく、ゆったりとした素敵な時間を過ごさせて頂きました。クリ子~これから7年目に突入だね。これからも宜しくお願い致します!!