変わった形をしたズッキーニ

よくイタリアなんかでは見かけるズッキーニなんですが、ウィーンのスーパーでこの形のズッキーニを見たのは初めて。早速クリ子がなんだか新しいズッキーニが出てたよ!と言って買ってきてくれました。

折角ちょっと変わったズッキーニが手に入ったので、今回はこのズッキーニに詰め物をしてみました。

まずズッキーニをオーブンで中が柔らかくなるまで焼いて、その間にトマトと玉ねぎ、合い挽きミンチ、それと前日に残ったチーズホンデュのチーズを入れてリゾットを作っておきました。ズッキーニが柔らかくなったら中を刳り貫いて、刳り貫いたズッキーニの中に作っておいたトマトリゾットを入れて再度オーブンへ。

どんな風にズッキーニとリゾットが調和するのか楽しみだったのですが、うん!これはこれで美味しい。見かけも楽しいし・・・。でもいつも食べてるズッキーニとはやっぱり少し違い、どちらかというと瓜に近いかな??

これから夏にかけて見かける機会も多くなる?だろうと期待している変わった形のズッキーニ。暑い日にこれにキンキンに冷えた白ワインなんか合わせて食べたら美味しいだろうなぁ・・・・。今度また見かけたら、今度は違う調理法を考えてみよう~!!

シナモンロール

先日、ちょっと下見にIKEAに行って来たんですが、私達が求めていたものは見つからず、結局その日の収穫はハンガーとカゴ2つとナプキンだけ。さて帰ろうか・・・なんて言っていたら出口に食料品売り場がありましてね。いつもそこで何か珍しいものないかなぁ・・・なんてちょっと偵察をするのですが、そこで後はオーブンで焼くだけっていうシナモンロールの冷凍が売ってましてね。こりゃちょっと甘いパンが食べたくなった時にいいや!なんて思って買おうと思ったら、”これが食べたいんだったら、僕が手作りするよ~”なんてクリ子が言うので、IKEAのシナモンロールはあえなくおさらば!

本当に作ってくれるのかなぁ・・・なんて半信半疑だったのですが、早速クリ子がこの週末、シナモンロールを焼いてくれました。

オーストリアではZimtschneckeと呼ばれていて直訳すると”シナモンのかたつむり”と言う意味なのですが、これとまさしく同じものがIKEAに売ってると思ったら、これ実はスウェーデンが発祥の地なんですね。道理で同じものがIKEAに売ってるはずです。

レシピはインターネットで探してきたみたいなのですが、クリ子オリジナルで半分は私用にレーズン入り。そしてもう半分はクリ子用にナッツの砕いたものを入れて焼いてくれました。

もう出来上がりの匂いと言ったら、もう家中がシナモンロールの甘い香りで極上の気分!味もやっぱり手作りだけあって最高!!

今週はこれが私の一日の始まりの活力。毎朝、これを一つずつ食べて頑張るね!クリ子ありがとう~!!

結婚6周年記念日

昨日は私達が結婚してちょうど6年が経つ日でした。久しぶりに結婚記念日が週末に当たったということもあって、クリ子は朝から何故かハイテンション。結婚にちなんだ歌を歌いながら踊ってました。ついでにもって月曜日が祭日だと知ったクリ子。もう気持ちは完全なる週末モードです。あの~私は今日も朝から仕事なんですけど・・・・・。

私が仕事をしている間、クリ子はこの日の為にと伸びた髪を切りに行ってさっぱりしてきたり、あら?どこかに消えた?と思ったら私が大好きな花屋さんで花束を買ってきてくれたり・・・、アナタのそういうところやっぱり私としてはウレシイです!

この日は本当はいつも結婚記念日にお世話になってるレストランで食事をすることにしていたのですが、この最近そのレストランも人気みたいで前日に電話して予約したぐらいじゃ駄目で満席。ならばとクリ子が調べて選んでくれたのが今回、お世話になったHillというレストラン。

この最近、経営者と料理人が変わり美味しくなったという評判だったので、行ってみました。まずはシェフからのご挨拶・・・としてサーモンとアスパラの付き出しみたいなもの。これを食べた時に今日のお料理はいける!と確信したぐらい美味しかった。

クリ子の前菜・・・Die Spargelcremeschnitte(アスパラガスのミルフィーユ)。パイ生地の中にアスパラガス、そしてアスパラガスのムースとラディッシュが入った一品。軽い一品に見えますが、ムースが濃厚でなかなかボリュームのある前菜。

私の前菜・・・Der Saibling(イワナのタルタル)。ロールしたパイ生地の中にイワナのタルタル。上に西洋ワサビと黄色のキャビア、赤カブとキュウリのスープ。これが何とも一言ではいえないぐらい手が入った一品で、色んな味がこの前菜からしてきます。横に添えてあるスティックみたいなものは生地に血のソーセージを練りこんだもの。もう・・このスープとこのイワナのロールが美味しいったら!これ今回の中で一番気に入った一品。

クリ子のスープ・・・Die Tomaten-Kokossuppe(トマト・ココナッツスープ)。お料理の名の通り、トマトとココナッツを活かしたスープ。その上にグリルしたホタテがのっていました。

私のスープ・・・Die Spargelsuppe(アスパラガスのスープ)。ホワイトアスパラのスープの中に海老のトルテリーニ、パルメザン、クルミオイルが入ったもの。このクルミオイルがいい香りを出していて、とっても斬新なスープ。きっとホワイトアスパラのスープの中にも色々な香料やハーブが入っていて一言に表現しにくい一品。

クリ子のメイン料理・・・Der Karpfen(鯉の料理)。本当は違う魚を頼んだのですが、今日は入ってこなかったみたいで急遽、鯉料理になりました。鯉をソティーしたものの下にレンズ豆ときっと血のソーセージとエストラゴンで味付けしたものに、ミニアンティチョークを添えたもの。私もちょっと味見をしてみたのですが、このレンズ豆のソースと一緒に鯉を頂くと、かなりパンチと迫力があって私にはヘビー過ぎて無理でした。鯉の白身の部分とアンティチョークだけを一緒に頂くととっても美味しかった!

私のメイン料理・・・Die Mariazeller Lachsforelle(マリアツェルの虹鱒)。虹鱒を真空調理したものの下には蟹のポレンタ・アスパラガスがひいてあり、添えてあるリンゴのムースと頂くとなんとも言えないハーモニー。やっぱりここの料理人の腕は大したものです。

クリ子のデザート・・・Die Passionsfrucht(パッションフルーツ)。ピーナッツとチョコレートのバタークリームケーキにミルクアイス、パッションフルーツ添え。これは味見していないので私には分かりませんが、クリ子によれば美味しかったそうです。

私のデザート・・・Der Schokobrownie(チョコレートのブラウニー)。チョコレートのブラウニーにサワークリームとホルンダーのアイス、ホルンダーとラズベリーのパンナコッタ・バジリコのクリーム添え。パンナコッタにバジリコのクリームっていうのがとっても斬新でこれはとっても新しい味。私はこの中でも一番サワークリームとホルンダーのアイスが気に入ったかな。

どれもオーストリア料理にしてはとてもヘルシー、そして香草やお野菜がどのお料理にも入っているので、とっても軽くて日本人の私にとっては嬉しかった。そしてシェフの一手間も二手間もかかったお料理はどれも繊細でいてなおかつどれも調和のとれた料理で美味しかった。レストランも結構席が空いていたので、私達にはとっても心地よく、ゆったりとした素敵な時間を過ごさせて頂きました。クリ子~これから7年目に突入だね。これからも宜しくお願い致します!!