最近、さぼり気味なブログ。それなのに、毎日沢山の方にこのブログを見にきて頂き、本当に感謝しています。ありがとうございます。
先週は公私ともに本当に忙しかった。まぁ、自業自得と言われれば、それまでだが、ちょいと今日あたり疲れが・・・
その理由の一つが先週末、王宮で開催された舞踏会。毎年、冬の訪れと共に、舞踏会シーズンに突入するウィーン。それもオペラ座で開催される舞踏会が最高の盛り上がりを見せる、2月がピークで3月に入るとガックリと舞踏会の数も減る。それならば・・2月中に一つぐらいは舞踏会に行っておかなくては・・ということで、週末に王宮で開催されるバルを狙って今回行ってきた。なぜって?そりゃ・・バルの始まりは大抵夜の9時半・・そして終わりは朝の5時だから。なので平日の舞踏会だと、次の日の仕事がしんどい。
今回行ったのはJuristenball (法律家の舞踏会)。舞踏会には職業の名がついているものが多い。例えばパン屋さんの舞踏会だとか、消防団の舞踏会や、コーヒー屋の舞踏会などなど・・・きっとこの日、開催される主なスポンサーがその職業なのだろう。
そして今回の法律家の舞踏会には、いっぱいの大臣や政治家がお目見えになっていた。よくテレビのニュースなどでみる大臣や現官僚、それからオーストリアの経済の一部を引っ張っている大会社などの取締役などが顔を並べる。
そんな人達が手の届きそうな所におられるからびっくりだ。厳重なSPなどもなければ、囲いもない。そんな今のオーストリアの経済を担う政治家達と普通に同じホールでダンスを踊るから不思議だ。まぁ、大抵は1時間か2時間もすれば帰られるのだが・・・
だけど、舞台で私達みたいな普通の人達に混じってワルツなどを一曲、2曲と踊られる光景は日本にはありえない。私達も、いっぱいの人の中できるだけ人にぶつからないようにワルツを踊っていくのだが、それでも無理がある。手が擦れることや、肩があたることはしばしば。そんな時は”ごめんあそばせ~”みたいな挨拶を交わし、何もなかったように踊りつづける。優雅に舞う舞踏会のイメージとは裏腹にこれが現状だろう・・・そしてこんな現状の中にそういう今のオーストリア経済を担っている政治家達も混じっているから面白い。
こんなオーストリアだからありえるゆる~い舞踏会。今回の王宮で行われた舞踏会の色々なホールなどの詳細は長くなりそうなので、また後日。