120年前の椅子

先日、あまりにもお天気がよかったので仕事帰り散歩がてら歩いて家に帰ることにしたら、やってしまった。

ふらりと寄ったアンティーク家具屋さんで仕事机に合いそうな椅子が私を呼んでいた。もちろんこの店にはどの商品にも値段の張り紙などなく・・・駄目もとで聞いてみた。高けりゃ諦めればいいことさ!

この椅子、実は120年前のもの。Thonetのオリジナルのもので、オーストリアのカフェや古いお宅に行くと必ず目にするといった言わばドイツやオーストリアでは伝統的な椅子。

このオーストリアっていう文字にワタシャ、どうも弱いようで、ミヒャエル・トーネット自身はドイツの家具デザイナーだけど、1842年頃からトーネットはウィーンの皇室の家具や椅子を手がけるようになり、それ以来彼はウィーンで暮らしてた為、ここにもオーストリアという文字が入ってるのです。

そんなこんなで、いつの間にかこれを担いで家に帰ってる自分がいたわけです。思いがけない衝動買い。だけどとても気に入ってるし、クリ子も自分の仕事用椅子ができたと喜んでるので、いいことにしよ~う!

Kahlenbergからの散歩道

ウィーン郊外にウィーンを一望できるところがある。Kahlenbergと言われるそこは、観光地でもある為、知ってられる方も多いのではないでしょうか?

久しぶりにウィーンの景色が見たくなって、先週末クリ子とちょこっと散歩に行ってきた。こうやってウィーンを眺めると緑に囲まれた自然豊かなところね。

ここはワイン畑があることでも有名で少し下にくだっていくと、そこには一面ワイン畑が広がる。

皆さんはご存知ないかも知れませんが、ウィーン産のワインもなかなか美味しい!

さぁ~そろそろ日もかけてきたし、クリ子さんホイリゲに行く~??

暑い!

この一週間ほどウィーンは晴天に恵まれ、夏らしい天気が続いている。毎日少しずつ上がっていく気温。気温が30度あってもそよ風が吹く為、日陰にいると快適。

だけどこれは昨日までの話。今日は風もやんでしまい、毎日の夏日で、気温がマックスにまで上がってしまった。夕方6時半の街の電光掲示板に、ただいまの気温、36度と出ていた時には頭がクラッっときた。もう夕方でっせ?!それでなんでまだこの気温なん??と突っ込みを入れたほど。

ご存知の通り、ウィーンにはほとんどクーラーというものが存在しません。その上、石造りの家が一日中、太陽を浴びるとどんな風になっていくか?ご想像がつくと思いますが、石が熱を吸収してしまうので、炎天下の日が続くと、どんなに窓を開けようが何しようが、建物自体が熱くなってるので、どうしようもないんです。

その上、ウィーンの夏の日の出は5時半、日の入りは夜の9時半・・・こんなもんで夜も寝苦しいわけです。毎晩、暑くて目が何度も覚め、朝は5時過ぎにはもう寝苦しくて、寝ていられなくなってしまうのです。って私はそれでも意地で寝続けるのですが・・・・。

とにもかくにもウィーンは今とても暑いです!!シャワーに入ろうが冷たいもので体を冷やそうが、それでも体がまだ火照っているこの現状。このままじゃまた今日も寝付けないだろうなぁ・・。ってクリ子さん、朝の5時過ぎから仕事をばっちりするのはやめてください。なんだかその時間に寝ている私が、だらしのない人に見えてくるので・・・・、なんとなく負い目を感じながら寝るのは朝から気分がよくないです!!って私はわがまま?!