カテゴリー: 自然

先週一週間ぐずついた天気が多かったウィーンだが今日は久しぶりに一日いいお天気だったので山登りに行ってきた。

まだ体は本調子ではないけれど自然を見ると何もかも忘れて開放された気分になれるので体がだるくてもちょっと強行手段。ハイキングに行こう～！ということになった。

この時期、田舎に行くとどこでも放牧してある牛の群れに出会うことができる。カラン、コロ～ンと牛さんの鈴の音が草原に絶えず響き渡る。

ヤッホ～頂上だぜぇ～、よく頑張った～！と言いたいところだが、今回出発した時間も遅かったので登りはリフト、帰りは自分達の足で降りるということにした。なのでリフトを降りて200メートルぐらい歩いただけ頂上に着いてしまいなんの達成感もなかった。（いやいやここではそんなこと言う余裕があったが実際降りてみてかなり・・・トホホホホ）

オーストリアの自然にバンザイ！！半日のハイキングでこんな別世界に来れて自然を満喫できるなんてオーストリアもなかなかいい所である。それにしても日本じゃ頂上の山小屋に日本の国旗なんて立ってないのにこっちじゃよく見かけるこの光景。これはもしやしてオーストリア人の自然に対する誇りなのか？？

今日は山登り（じゃなくって山下り？）で疲れてしまい目が半分トロントロンになってしまっているので詳しいことはまた後日改めて書かせて頂きます。おやすみなさい・・・

久しぶりになんの用事も入っていなかった今日。気が抜けたのか一日眠くってしょうがない。なんぼ寝ても寝ても眠たい。眠い上、体がだるく何をする気にもならない一日だった。だけどそんなことも言ってられないので重い腰をあげ汚くなった家を掃除して、貯まっていた洗濯物を洗濯し、ろくなご飯を食べていなかった一週間、ちょっとここはクリ子に腕の見せ所か？（っていうかバランスの取れた食事を摂るために・・・）ってな訳で料理を頑張り・・だけどフと外を見るとめちゃくちゃいい天気だった。クリ子～夕方の散歩に行こうかぁ～ってな訳で二人でIrenentalというところに行くことにした。

のどかな景色に癒される。だけど自然に来たということは歩かなくちゃいけないということで二人でテクテクと山を歩く。

山を歩いている間もクリ子は動く動物達を写真に収める。これが長いんだ！動物だってジッとしてる訳じゃないからショットが難しいらしい。まだかなぁ～まだかなぁ～とクリ子が写真を取り終わるのを待つ。ってあんた、もしかして蛾を取ってたん？違う！これは蝶々！！いや、それは蛾やって～、クリ子！！

こんなんだからなかなか先に進まない。だけどやっと展望台のところまできた。

ってあれ？周りの木の方が背が高くて目の前の木しか見えないや！！

ってな訳でその横に最近作られた新しい展望台に登ってみる。ってこれまた高い展望台ですなぁ～これ登るんですか？？下を見ると結構怖くなるんですが・・

だけどさすがにここまで登ってくると遠いところまで一望できてとってものどかで綺麗だ。

それにしてもオーストリアってやっぱり山ばっかりだなぁ～。ちょっとウィーンから出たらこの景色だもん。あら？ここは山の上にある牧草地の村かしら？あそこに一軒の家が・・あれはハイジの家か？？

今度こそは蝶々？それともこれも蛾？でも体の作りがトンボにも似ているように見える。

さぁ～！お日さんも傾きはじめたし家に帰ろうかぁ～。2時間ほどのハイキングコースだったけれどのどかな景色にすごく癒され、気分転換ができた。さぁ～明日はまた週の始まり始まり～！！

今日の朝、クリ子の母から電話がかかってきた。あんなにいつも元気だったクリ子婆ちゃんが昨日から緊急入院したそうな。一人で寂しそうにしているから時間があったら訪ねてあげて！とのことだった。

残念ながら今日も驚異的な予定が入っていてゆっくりとお婆ちゃんを訪ねることはできなかったけれどそれでもちょいと顔を出しただけで、ものすごく嬉しそうだった。

この病院、王妃エリザベートと関係がある病院らしく建物の中にもいっぱいの銅像がある。この病院なんだか病院らしくなくてちょっとした美術館のようでなんだか気分がそんな重くならなくていい。

ハロ～お婆ちゃん！！元気？って元気じゃないかぁ・・・いつも綺麗にしているお婆ちゃんが今日は寝巻き姿の上に頭もボサボサだった。車椅子や点滴の後などを見ているといつも元気なお婆ちゃんが急に病人になったように見えてかなりショックだった。っていってもお婆ちゃんは腰が急に痛みだして、身動きがとれなくなってこのままでは危ないということで救急車で運ばれたのだが・・・

部屋に一人だけ、何もすることもなくただただ寝て過ごすだけの一日。お婆ちゃんにとったらかなり退屈だったのだろう。30分ぐらいで帰ろうと思っていたのにお婆ちゃんの嬉しそうな顔と機関銃のような話を聞いているとなかなか帰るとは言い出せず結局1時間半ぐらいお婆ちゃんと話していた。

80歳を越しているお婆ちゃん。元気に見えても2年に一度ぐらいは短期間ではあるが入院をしている。いつもあんなに元気なお婆ちゃんが今日はあまりにも小さく見えてなんだかかわいそうだった。

お婆ちゃんが入院するといつもクリママとクリママの弟、そして私達でお婆ちゃんが退屈しないように交代で顔を出しにいっている。だけどこの先、そのうちこの頻度が増えていくのかもしれない。お婆ちゃんが大好きなクリ子。そしてまた長男としてできるだけお婆ちゃんの話相手になってあげたいと思っている。そしてそんな長男の妻の役目。どこの国も結局はあまり変わらないのかもしれない。お婆ちゃん、時間があったらできるだけクリ子と一緒にお見舞いに行くから早く腰を治して元気に退院してね！