ゼメリング鉄道

5月1日がメーデーで祝日となるオーストリア。なので月曜日は有給休暇を取って4連休にする人が多いのですが、クリ子も知らぬ間に有給休暇を取ってました。でもそれを知らされたのは昨日。え?!私だけ仕事・・・・・。なんだか一気に仕事する気が失せてしまいました・・・。

さてオーストリアには世界遺産に登録されている山岳鉄道があります。イタリア人の設計士カール・リッター・フォン・ゲーガーによって1854年に作られた世界で最初の山岳鉄道で、ウィーンからイタリアまでを結ぶ鉄道。

今でもこの路線は現役でウィーンから南下し、グラーツやケルンテン州、そしてべネツィアやローマ、スロベニアやクロアチアを結ぶ重要幹線の一つ。

昔のようにここに蒸気機関車はもう走っていないけれど、それでもここを走る列車の風景には風情がある。

高台から眺めていると、目の前を通っていった列車が、山岳地帯のトンネルに入り見えなくなったと思ったら、また10分後ぐらいに今度は今まで見ていた方向と反対側から音を立てながら出てくるのが、なんとも見ていて楽しい。

自然と山の間を走り抜けていく列車。鉄道ファンでなくてもこの風景はなかなか感動的なものです!

春らしくなってきたウィーン

気温はまだまだ低いものの、日も随分長くなってき春らしくなってきました。春の訪れはもうそこまで来てるんでしょうかね。

この時期のワイン畑はまだ葉っぱ一枚出ていないハゲ坊主。秋に葡萄の実を収穫したら、この用に全部ぶとうの葉も枝も切ってしまうです。

でもこれがもうすぐすると枝がのび、新芽が出始め、夏には実を付け始め、秋には甘くて美味しい葡萄が収穫できるんです。

そう思うと葡萄の木の成長って早い。オーストリアの冬は長いけれどその分、春の訪れがとても楽しみ。日本に住んでいた頃はそれほど春の訪れに感謝をしなかったけれど、ウィーンに住むようになってから春の訪れが待ち遠しくて仕方ありません。

なぜか11キロの道のり

先週末から少し風邪気味。この気温の差についていけない上に、朝晩と日中の温度差が激しいからか、朝起きると喉と頭が痛いし、鼻は詰まった感がありなんだかだるい。

そんななんだかしんどいなぁ~っていう日曜日の朝、クリ子は起きて早々、”今日何する~?どこか散歩にも行こうか~”と寝床で天気予報をチェックするこの勢い。どうしましょう??

あの~頭は痛いし・・・風邪っぽいから、散歩するとしても平らな道であまり長くないところがいいなぁ~・・・。だってその後、家の掃除も待ってるし・・・。あまり今日、無理をすると明日からの一週間がしんどいから、今日はゆっくりしたい・・・”と言ったんですがね?

彼が連れていってくれたところは、最高の景色にハードじゃない心地よい散歩道だったんですが、何故か気がつくと足がだるい。あれ?一体何キロ歩いてるの?

・・。気づけば11キロのコースにまんまと引っかかってしまった間抜けな私。クリ子の思うツボ・・・・。でもワイン畑が色づきはじめるこの時期、ワイン畑を見ながら歩く散歩道は心地いい。

この日、この辺りは月一のワイン祭りがやっていたようで、ワイン畑の合間にこうやってその畑で採れたワインが試飲できるバーが色んなところに出ていました。これを見るオーストリアにも秋が来たんだなぁ・・・と感じる自分がいます。(秋になるとこうやってワインや野菜など収穫を祝って色んなところで畑でお祭りをやってるんです)

ワインとちょっとしたおつまみやデザート・・・クリ子~私も食べてみたい!と言ったのですが、何故か却下。昼前に出かけた散歩。何故か夕日を見ながらワイン畑を歩いてるのは何故?11キロの道のりと共に、帰ったら家の掃除と洗濯が待ってます。あれ?私、今日は風邪気味でしんどいから、家でゆっくりと休みたいって言ったのはいづこへ?こんな日に限って過酷なことを強いられるものです・・・トホホホホ。そして何故か誰もいないワイン畑の真ん中にラクダがいっぱい休んでいた。なんで?!