溺れかけのオットセイ

実は二日ほど前からクリ子に風邪をうつされてしんどい。私が今回クリ子からもらったのは喉のイライラだけ。だけどこれがしんどいのだ。昨日ぐらいまでは喉が発泡酒のようにシュワーポカン、ポカンと爆発してるような感じだったのが、昨日ぐらいから咳に変わり、これが一回出だすと発作みたいに出て息苦しいのだ。

IMG_5974.jpgそしてこの2日ほど、夜中クリ子に気持ちわるい~横になって寝て・・と言って起こされる。何やら奇妙な音を発しながら寝ているらしい。まずはオットセイが海に溺れた時のようなヒぃー、ヒィーという音と共に息が止まったような錯覚に陥るような音を発する。そしてその後に今度はゴロゴロ・・・ゴロゴロ・・と喉が唸っているらしい。ずっとこれの繰り返しでクリ子は気持ちが悪くて寝れなかったらしい。でももっと寝れないで苦しいのは私なのです。今日は声も出にくくなり、大きな声を出さないと聞き取ってもらえない状態だ。

あ~早くよくならないかなぁ・・息苦しいよ。そんな訳で今日は大事をとって早く寝ます。今日はオットセイになりませんように・・・・

漢(オトコ)な風景

IMG_6677.jpgいつ見ても男らしい厳しさを感じるこの鉄橋。冬の寒空に日本海の高波のしぶきを浴びそれでも凛々しい聳え立つこの鉄橋、通称”余部鉄橋”。

IMG_6683.jpgこの鉄橋の本来の名は”余部橋梁(あまるべきょうりょう)。この鉄橋は兵庫県の山陰本線、鎧駅と餘部駅間にある鉄橋で、近くには城崎温泉がある。

IMG_6675.jpgこの一帯は日本海沿いに面し、厳しい山岳地形であり、線路の敷設については必然的に山間部を通す必要があった。この地域の地形の特殊性からこのような仕組みの鉄橋を建設することを余儀なくされたこの鉄橋は、山の上に駅がある。

IMG_6686.jpg明治42年に橋の着工をし、3年の年月をかけ明治45年に完成したこの鉄橋は長さ310.59メートル、高さ41.45メートルもの巨大な橋だ。こうやってみても圧巻である。

IMG_6681.jpgだが老朽化が激しく、定時運行の確保を目的に、鳥取県や兵庫県、地元自治体などでで架け替えを行うことが決まり2007年の春から架け替え工事が始められ、2010年の完成を目処に工事が進められている。

あと2,3年したらこの鉄橋に電車が走る姿が見れなくなるのだと思うと大変残念でならない。

女性の品格

昨日、友達から借して頂いた本を読んだ。坂東 眞理子さんのベストセラー本 ”女性の品格” だ。

IMG_6570.jpgその本には彼女から見た女性の品格像が66の項目によって書かれている。大抵のものは当たり前のことが書いてあるのだが実際にはなかなかそう行動に出れないんだよな!ということが書いてある。

例えば必ずご招待や何か贈り物などを贈って頂いたら、自筆でお礼状を書くとか型どおりの挨拶ができるとか、約束はきちんと守るなど、当たり前でありながら100パーセント自分がそうできているか?というとハテナがつくのが現状である。

IMG_6572.jpg66か条すべてがこなせていたら、これはすきのない完璧な女性でこれはこれで面白くない。どこか抜けていたり、人と違うからよいのである。だからこの本を読んだからといってこれ66か条を全部しなくちゃ!と思う必要は私はないと思う。その中でできること、共感の持てるもの、身近に感じることをちょっとずつ実践していけばいいのだと思う。

色々なことが書かれている66か条の中で私の中で心に残ったのが、”愛されるより愛する女性になる”というものであった。品格のある人は人から愛されるような穏やかでつつましやかでありながら凛としたものがあって・・なんて自分の中では考えていた。だけど本には愛される人を目指すのではなく、自分自身が人や物を愛しなさい!ということだった。言われてみればごもっともなのだけれど、私の心にはこの一節が心に残ったかな。

IMG_6575.jpgあと意外だったのが”贅肉をつけない”というものだった。他の65項目は女性らしく気品があるためには・・・こう振舞うとよいですよ、とかこういうものも読みましょうとか書いてあるのだが、ここにいきなり”贅肉をつけない”とくるとびっくりする。彼女の言い分はこうだ。若い頃はピチピチしてちょっとぽっちゃりしてるぐらいが愛らしいが、中年ぐらいになってもし太っていたとしたらそれは自分の自己管理ができていなく、社会から自己管理のできない人、イコール仕事の管理も苦手な人と取られることがあるので気をつけましょう・・・ということだった。確かに自分の気持ちを抑制できない人に仕事を任せるのは不安ってものだろう。だけどこうはっきり”贅肉をつけるな!”と言われると思わず自分のお腹まわりを見ちゃったよ。

私にはこの本が何故ベストセラーになったのかはわからない。だけど読んで損はしない本だと思う。読んで自分が共感できる分だけ自分に取り入れていけばそれでいいのだと思う・・・私、一個人として女らしさを持ちつつ、絶えずどんな時も凛とした一本筋の通った考えをもつ女性でいたいと思う。