ウィーンに住んでみて初めて知るマナーの違いというものを痛感する時がある。
例えば、初級編ではご存知の方も多いと思いますが、日本ではお箸文化な為、器は手で持って物を食べる。決して口をお皿の方に近づけてはならないと教わる。ヨーロッパでもお皿に口の方を近寄せて食べることはタブーだ。姿勢良く、口とお皿の距離のバランスを保ちながら綺麗に食べるのが、いいとされている。どんなに小さな器やお皿でも持ち上げてはいけない。それは皆さんご存知だろう。
だけど例えば、日本では鼻を公の場でチンとかむのは失礼だとされるのに大して、こっちではあまりなんとも思わない。それよりいけないとされているのが、鼻をすすることだ。日本では公の場でできるだけ鼻をかむことをさける為、鼻をよくすする。それが日本式マナーなのだ。
それが場所が変わってここにこれば、街で鼻をかんでる人はよく見かけるが、鼻をすすっている人は見たことがない。鼻をすすることがエチケットマナーの違反だとされているオーストリアでは日本でつちかんだ鼻をすするという行為をすると、かなり白い目で露骨に嫌がられる。
だけどこれはこっちにきて生活してみないとわからないこと。母国では良かれと思ってやっていたことが、国が変われば、マナー違反になる。こういうところが海外生活での難しいところである。その国で体験してみなければわからないことがいっぱい。
そういや体験で思い出したが、先日、日本からこられた方から日本のティッシュを頂いた。そう、あの柔らかくて繊細なやつ。こちらでは一般的に紙に近いほどの分厚さと固さで、一回鼻をかんだだけで捨てるのが勿体無いぐらい、丈夫で大きなはなかみが主流だ。そのはなかみにいつの間にか慣れてしまっていた私は、頂いた日本の柔らかいはなかみで鼻をかんだら、見事に鼻息でやぶれ、はなかみの中で抑えたかった液体は、みごとにはなかみを破ってつけていた皮手袋にびしょり。汚いし、かっこ悪いし・・・って何より自分でびっくりしたのが、私ってそんな勢いよく鼻をかんでいたんだ!ということ。日本に住んでいた時は、鼻息ではなかみを破るということはなかった。それが場所が変わって、分厚い頑丈なはなかみに、鼻をかむことがエチケットに反していない国ではいつの間にか勢いよく鼻をかんでいたようだ。
だけどこんなことも、久しぶりに日本のはなかみでかんでみて初めて気付くこと。慣れというものは怖いものだ。



一週間前にいきなり思い立ったパーティーだったのにも関わらず、声をかけさせて頂いたお友達には皆、快く”了解!”というお返事を頂き、とっても心地よいスタートだった。
クリ子も皆、日本語しか喋らないのに、私が仕事に行っている間に家の掃除をしてくれたり、パーティーの買い物をしてきてくれたり・・・・その後も、彼なりにみんなに楽しんでもらいたいと気を利かせてくれ、本当に心地よいパーティーになった。クリ子、ありがとう~アナタのサポートなしには成功しないパーティーでした。
結局、晩の6時から始まったパーティーは朝の5時半近くまで続いた。ってクリ子は結局、いつまでパーティーがあったのかは知らず。彼は2時頃にご就寝。それでも彼は翌日、何一つ私に言わず、ニコニコとしていてくれ、パーティーの後片付けまで手伝ってくれた。なんて心の広い男よ。