秋休みにバート・イシュル

やっと週末・・・今週はしんどかった~。今週から幼稚園が始まって今のところは午前中、母ちゃんも参加。急いでお昼に帰ってきてご飯食べて、散歩に連れていって寝かせて、その後はチビと仕事。そして晩はおじいちゃんのお見舞い。金曜日の晩はもう何もする元気なし。ちょっとゆっくりしようと今日は午後から3人で家でゆっくりモード。こういう体力・気力温存時間も大切です!!

さて先週4日ほどザルツカンマーグートの方に旅行に行ってきました。・・・というのもおじいちゃんの体調がちょこっと落ち着いてたから、何もかも忘れて旅行に出ようと決めたんです。正直10月は精神的にも体力的にもしんどい日が多くって、もうクリスも母ちゃんも限界に近づいていたので、日常の生活からちょこっと逃避したかったんです。でもザルツカンマーグートに向かって車を走らせている間も義母から電話が・・・。おばあちゃんが入院した~!!と。大したことはなかったのですが、私に電話をしてくるところからすると、風邪でダウンしている義母の代わりにお見舞いに行って様子を見て来い!と言いたかったようですが、生憎母ちゃん達はウィーンにいづ。なかなか現実から離れられないものです。

さて4日間滞在した町はバート・イシュル。昔から皇族一家が御用達にしていた温泉街です。今回の旅の目的はひたすらゆっくりと過ごそう。そして自然をみよう!!だったので温泉があるここ拠点に色んなところを回ることにしたのですが、なんと旅初日からクリスの様子がなんだか変。お腹の調子が悪いようで、何も食べられず、飲めず・・・・。薬局で薬を買ってよくなるのを待っていたんですが、結局旅4日間ともダウン。終いには40度の熱で寝込んでしまい、この旅はほぼ母ちゃんとチビの母子旅行!!

母ちゃん、毎日チビを散歩に連れていき、旅に来ても公園遊びをして時間をつぶす羽目に。でも助かったのはこの4日間とも最高の天候だったこと。毎日お天気に恵まれて、外にいるだけでリフレッシュできました。

そしてチビは母ちゃんとパパがずっと一緒にいてくれることが嬉しいようでひたすらご機嫌で、そのはしゃぎようを見てるだけで旅に来てよかった・・・と思える旅でした。クリ子が病気だった為、おいしい料理も綺麗な景色もあんまり見られなかったけれど、家から離れるだけで、気分転換になったそんな旅行。折をみて少しずつアップしていこうと思っているのでお付き合いください。

幼稚園

お医者から昨日が祖父の山場だと言われ、毎晩仕事が終わってからクリ子とルーべと3人でおじいちゃんに会いに病院へ行っているのですが、山場を越してくれて今日もどうにか無事に過ぎてくれそうです。毎日祈りを込めて足をさすったり、手を握ったり・・・明日もおじいちゃんとお話ができますように。(祈)

さて11月から我が家のチビ、また幼稚園に通うようになりました。今度は2歳から6歳までのクラス。オーストリアの幼稚園は大抵縦割りになっていて、一般的には0歳もしくは1歳から3歳のクラスと3歳から6歳のクラスが主流なんですが、ファミリーグループと言って1歳から6歳のグループっていうのもあるのですが、このグループは3歳まではなかなか空きがでなくお兄ちゃんかお姉ちゃんがこのグループに入っていない限り、入ることが難しいんです。

なので前回の幼稚園では1歳から3歳のグループにルーべを入れたのですが、チビが一番最年長。あとは1歳か一歳半の赤ちゃんばかり。最初の3日は好んで行ったのですが、後の一週間は退屈で毎日泣いて過ごしてました。母ちゃん、もともとルーべを幼稚園に入れたかった理由は一人っ子のチビに同じ歳の子達を遊ぶ機会をいっぱい持たせて、もまれていろんなことを吸収してほしかったから。でも1歳の子供と2歳の子ではこの歳の差は大きく、幼稚園でやることも遊ぶ遊具も全部1歳児に合わせたものばかりで、泣いて行くのを嫌がるチビを幼稚園に行かせる意義があるのか?と母ちゃん自分に問いかける毎日でした。

母ちゃんと離れてる時間は、日本語は無理なのでドイツ語を他の子や先生から習ってほしいと思っていたのですが、1歳児とではこれも無理。母ちゃん、他の幼稚園を探すようになって、見つけたのが2歳から6歳までのクラスの幼稚園。なんとタイミングよく空きが出たんです!!すぐに見学に行って母ちゃん気に入ったので即ここに決定!!

まず園長先生との話で、ここのクラス(ってこの幼稚園この一クラスしかないのですが・・・)では4人の先生がいてすべてオーストリア人。(ここ肝心!!東ヨーロッパから来てる先生も多い)お母さんはすべて日本語で話してください!そしてお父さんはドイツ語だけ!!間違った言葉を教えないでください。これ気に入りました。母さんにドイツ語で話してくださいっていう教育もよく聞くのですが、園長先生が日本語オンリーで行ってください!と言われたのは嬉しい!!そして幼稚園ではすべてドイツ語だけ!!(幼稚園によってはドイツ語以外にイタリア語、中国語、英語・・・・も喋りますっていうのもよくあるんです)

そして今年は12人の子供達だけで、2歳から6歳まで満遍なくいるというもの。ってことは先生一人に対し3人の子供を見ればいいので目が行き届いてる。そして年上の子供と遊ぶのが好きなチビにはお兄ちゃんもお姉ちゃんもいっぱい!!あとは緑いっぱいの庭がついていて、体育館まであって毎日走り回るそうな。(庭と体育館が揃っている幼稚園も少ない)そして値段は前回の幼稚園の半額!!!

前の幼稚園で幼稚園がトラウマになっているルーべ。母ちゃん覚悟して幼稚園にチビを連れていってますが、今のところ毎日楽しそうに通ってます。でも前の幼稚園の印象がまだチビの頭に残っている為に、この先そう簡単にいくとは思ってませんが、徐々に幼稚園に慣れていってくれれば母ちゃんそれでいいです!!

ルーべよ、幼稚園でいっぱいお友達と遊んでおいで!!!

市庁舎でワインのテイスティング

前回にも一度このブログで義祖父のことを書いたのですが、比較的この最近は顔色が良い日も多くて、寝巻きではなくちゃんとした服を着て、料理を作ったりコンピューターを見たり、ちょっと希望が見えた日があったのですが、一昨日ついにお医者さんから最期の話が出て、あと数日持つか持たないかというところまできてしまいました。回復の兆しが見られないので、治療も断念。当の本人もですが家族も苦しい試練の時がきています。

さて土曜日に義父を山の家に送り届けてクタクタになって帰ってきた次の日、いつもお世話になっているワイナリーの方からご招待を受けてウィーンの市庁舎で開催されたワインのインターナショナルコンペティションに行ってきました。

40カ国から参加した今回のワインのコンクール。およそ1900近いワイン生産者から出展された1万2千ものワインから最後に残った100のワイン生産者のワインを試飲させてもらえるとあってみんな片手にワイン、もう片手にはワインリスト。試飲してはみんなワインリストにチェックを入れてました。

すごい人数がこのワインティスティングに参加していてたのですが、全員招待客。どれだけ飲んでもタダ。そしてワインのあてにパンなんかも用意してあるのですが、これも自由に取って食べてのいいです。主催者側はかなり太っ腹!!!

もう母ちゃん達、お疲れなのを忘れてワインリストを片手にお目当てを探して試飲しまくり。母ちゃん、スペイン産の赤ワインに興味があったんですが、思っていたほどではなく意気消沈。そしてその反面オーストリアの赤ワインがなかなかのレベルをいっていることを知れて嬉しかった。

そして肝心の表彰式ですが、私達がいつもお世話になってるワイナリーさんがなんとワインの一部門で世界のトップ、一番に選ばれました!!!ここのワインナリーを知ったのは10年前。ウィーンのお隣にある州の小さな無名のワイナリーでワインのクオリティーがいい割にお値段がすごく良心的で、そして私達と歳が近いこともあって親近感があって、交流をもたせてもらってるんですが、そのワイナリーさんのワインが一番に選ばれたなんて夢のようです。

久しぶりのクリ子と二人でのデート。そして華やかな会場で美味しいワインを試飲して、私達がよくしてもらってるワイナリーさんが優勝なんてもう最高!Hファミリー・・・ご招待して頂いて有難うございました!そしておめでとうございます!!!