スキー休暇

二月上旬から一週間、ウィーン州は学期末休みでした。(オーストリアでも州によって休みの週が違います)今、コロナが収拾に向かっているヨーロッパではコロナ規制がほぼ無いに等しく、以前のように自由に旅行ができるようになりました。

・・・というわけで我が家は3年ぶりにスキーで盛んな観光地にスキー旅行にお友達4家族と行ってきました。コロナが流行ってからはいつも個人経営のほぼ無名のスキー場に日帰りスキーに行っていたので、こうやって一週間近くスキー旅行をするというのはすごく久しぶりでした。

やっぱりスキーが盛んな観光地の山々の雄大さは違う!!こういう景色、もう随分見ていなかった!!とみんな大興奮。有名どころには有名になるだけのものがある!!とこの時実感した母さん。

コロナ収拾に向かったらもっとこういう所にも足を運んで子供たちに壮大な自然を見て体感させてやりたい!!

夜中はマイナス20度ぐらいまで下がるものの、旅行中はずっと天候にも恵まれ毎日晴天。そして風がないので絶好のスキー日和でした。毎日午後からリフトが止まるまで存分にスキーを堪能した我が家。一年前からスキーを始めたスカイも中級コースも滑れるようになって子供の成長は早い。

4家族ともスキーのレベルがそれぞれ違うので、それぞれレベルに合わせて好きなコースを滑り、スキーにまだ慣れていない子供はスキー教室に入ったり、スキーが同じぐらいできるお友達とはひたすらスキーを滑りまくったり・・・それぞれが好きなように日中を過ごし日が欠けたら、みんな一度宿泊先に戻ってそれぞれ夕食を食べて、また夜の8時頃から集まって日が変わるまで大人は飲み会。子供は卓球をしたり、ボードゲームをしたり・・・気ままに過ごす日々。これこそ休暇~!!

スカイ・7歳のお誕生日

昨日はスカイの7歳のお誕生日でした。我が家のチビさんは私たちの中でいつまでもベービーのつもりでいましたが、もう7歳になってしまいました。まだまだ幼いスカイは赤ちゃんの時から持っているブランケットとぬいぐるみが片身から離せられず、どこに行くのも食事の時もいつも一緒でそんな彼を見ているとまだまだやっぱりベービーです。(笑)

この9月から小学校にもあがり、身長もぐ~っと伸びてこう見えて身長は130㎝近くあります。音楽がかかるとすぐに創作ダンスを踊りだすこの方はいつも踊っているか走っているか、元気が有り余ってひたすら何かしら動いています。

お誕生日の前日には義両親とアニー叔母さんを我が家に招待してお誕生日パーティー。みんな高齢者なので昨年まではコロナでこうやって集まってお誕生日会を開くこともできませんでした。今年はそれができて私達だけでなく、義両親もアニーもすごく楽しみにしてくれていました。もう待ちきれない3人は予定の1時間前に我が家に到着。あら、まだ用意できてませんけど・・・、(焦)でもそれぐらい喜んでくれているという気持ちが伝わってきてこちらも嬉しかった~。

みんなでバースデーケーキを食べて、そのあとはプレゼントで頂いた言葉遊びのカードゲームをみんなでしたり、

みんなでスカイの好きなダンスを踊ったり・・・・

大好きなおじいちゃんに僕の大切なブランケットとぬいぐるみをちょっとの間だけプレゼントしたり・・・

夕食は母さんのおもてなし料理。用意したもの何一つ残らずきれ~いになくなって母さん嬉しかった~!!そしてその後もみんなでカード遊びをして・・・・みんなの幸せそうな顔を見て、コロナから少しずつ解放されてきた今、これからはもう少しこういう時間を増やしていこう!と心に決めた母さん。

私達にとってスカイ、アナタの笑顔が一番のプレゼント!!お誕生日おめでとう~!!

気分転換にスキー

クリスマスの後は翌日から家族で数日間スキー旅行に行ってきました。これが母さんからの家族へのクリスマスプレゼント。(いや?母さんが気分転換をしたかった・・・)

クリスマス休暇まで9月からずっと勉強を頑張ってきた子供たち。9月に子供たちは小学校、そして高等学校と新しいステージに上がったのですが、今までと違う環境にこの数か月はついていくのに精一杯でした。特にルーベは10歳とて高等学校はそんなに甘くもなく、いつも宿題やテストに追われ、週末に少し息抜きをする以外ゆとりの時間はなく、学校が終わって習い事が終わったら寝るまでほぼひたすら勉強の毎日でした。だからこそこのクリスマス休暇はちょこっと子供たちに息抜きをさせてやりたかった。(そして母さんも・・・・)

新鮮な空気を吸って、冬の大自然の中に何も考えずにボ~と身を置きたかった。去年の暮れにかけて不幸が続き、精神的に疲れていた母さん。一番堪えたのが11月末に教え子が突然亡くなってしまったこと。この教え子は母さんのウィーンでの一人目の生徒さんでした。大学の教授をされていたのですが、私の生徒でありながら私のことを気にかけて下さり、毎週私に次の仕事までに空きがあるとその時間にご飯を作ってくださり、ここウィーンで活躍して欲しいとドイツ語のレッスンをして下さったり、才能のある音楽家を紹介してくださっり・・・とても面倒見のいい方でした。

太陽みたいな方でいつも精力的に色々なことをされてました。亡くなる1週間前に少しいつもと体調が違い不安になって病院に行かれたら急性白血病だと診断され、診断されてから一週間のうちに見る見るうちに体調が悪くなり一週間後には病院で亡くなりました。それまでなんの症状もなかったらしく、あまりにも突然の悲しい知らせに一か月ほど考えるだけで涙が止まりませんでした。お葬式は彼女の地元でするということでお葬式には参列できず、献花をおくることしかできず、ちゃんと自分の中でお別れがしたい。彼女のお墓参りをしたいという気持ちがあり、そういう意味合いもあり今回は彼女の眠る近場で家族で旅をしました。生憎私たちが訪ねた時にはまだ納骨されてなく、結局彼女に挨拶はできなかったのですが、それはまた今度改めて伺おうと思ってます。

そんなわけで今回の旅の行先はまたまたケルンテン州。一昨年からここの壮大な自然の美しさに惚れている母さん。3泊4日の旅はスキー以外ひたすら心身ともに休めること。今年は暖冬であまり雪が降らないので雪のコンデションを心配していたのですが、とても雪質がよくって下手くそな母さんでもとても滑りやすかった。

3時間ほどスキーを滑ってあとはスーパーで夜ご飯の買い物をして滞在先の部屋で簡単なものを作って食べて後はみんな何もかもこの時は忘れてそれぞれ好きなことをして楽しむ!!こうやってエネルギーを補充してまた来年(今年)から頑張ろう~!!家族みんなにとってちょっと息抜きする為に必要だった今回の小旅行。とてもリフレッシュできました。

スキー場から帰る山道から一面に広がる夕日色に染まった雲海。色々な想いが重なってすごく感無量な気持ちにさせられました。