ピクニックの季節

ウィーンの今年の3月は本当に寒い日が続いたんですが、4月はその反動か天気がいい日が多く気温もグっと上がる日が多かったような気がします。そうなると外に出かけたくなる母ちゃん。

新緑が綺麗なこの時期に適してるのがピクニック。子供がまだ小さいこともあって、レストランでご飯を食べるよりもピクニックの方が子供達が喜ぶのと、好きな時間に気楽にお腹を満たせるのが嬉しい。

でも折角なら大人もゆっくりと楽しめて人が少ない方がいい・・・と母ちゃんがこの日選んだのはScholoss Grafeneggの庭。

以前まだ子供がいない頃にクリ子と一緒にここに野外演奏会を聞きにきたことがあったのですが、演奏会が始まる前に沢山の人がここでピクニックをしているのを見て、なんて素敵なところだろう・・・と思っていたんです。

そして嬉しいことに駐車場からお城の敷地にある庭までほとんど歩かなくていいこと。これは小さい子供がいる私達には助かります。それでないと”まだ着かへんの~。あとどれだけ歩かなあかんの~!!”とブ~たれてしまうのが目に見えている。

行ってみると拍子抜けするぐらいほとんど人が居なくて、好きな木陰を選びたい放題。数組いたファミリーも赤ちゃん連れだったり、子供連れだったりするんですが、大人はワインやシャンパンを持ってきていてみんなのんびりとゆったりとワインを飲みながら本を読んだり、くつろいだり・・・。

お腹がすきすぎて道中涙が出てきたルーべも大きなおにぎりを食べてご機嫌もなおり腹ごしらえ完了!!さぁ~遊ぶぞ!!

 

心に改める・・・

我が家の兄さん、ルーべも早いもので後3ヶ月ほどしたら6歳。幼い可愛いやんちゃボーイなんですが、まだまだ幼い幼児だと思っていたら昨日、あることがきっかけて5歳ながらにしてもう少しずつお兄さんに成長しているんだというところを垣間みて母ちゃん、少し胸が熱くなりました。

今年に入って母ちゃん体が本調子ではないのですが、昨日ちょっと気になることがあっていつものかかりつけの病院に診察に行ってきました。病院に行っている間、子供達にはアニーに預かってもらって、その後仕事帰りのクリ子に子供達をピックアップしてもらったのですが、病院から帰ってきた母ちゃんの顔を見たルーべ、”おかえり~”と声をかけてくれるも顔がなんだか不安げ。

やんちゃでどうにもならないこともある子だけれど、感受性は鋭い子なのでなんだか感じとっているのがわかる母ちゃん。その後ちょっとおちゃらけながら、小さな声で何かを母ちゃんに聞いてきた。でもそれがあまりにも声が小さいのとドイツ語だったので、もう一つ聞き取れず、なんて今いった?って聞いてみたところ、”なんにも言ってないよ~!!”と返事が返ってきたんですが、確かに何か聞いてきたよね?!

母ちゃん、最初のドイツ語の単語だけちょこっと聞こえたので、もしかしてこの子が聞きたいことは・・・と思い、”今、どうだった?”って聞いた?と聞いたら、”うん・・・”

検査に病院に行ってくるからね~!!と言って時にはオッケ~!!なんて聞いているか聞いてないかわからないぐらいの返事だったのに、彼なりに心配してくれていたようです。”なんにもなかったよ!!大丈夫だよ!!”と答えると、満面の笑みでギュ~としっかりと抱きしめてくれたルーべ。

クリ子もアニーもなんにも子供達には言っていないだろうに、5歳の心なりに考え心配してくれていたのかと思うと、母ちゃんどんなことがあってもルーべ、スカイ、そしてクリ子の為に元気で健康でいなければ!!と心に誓った昨晩。

子供は親が思っている以上に大人。子供に心配をかけない親にならなくては・・・。

家のてこ入れ

ウィーンもやっと暖かくなってきて、この数日でウィーンの景色が一気に春らしくなりました。母ちゃん嬉しくってひたすら上ばかりみて歩るいているんですが、困ったことにこの数年で母ちゃんの花粉症が悪化。外に出るとくしゃみと目がかゆくてゆっくりと風景を楽しめないのが難題。。。

さて未だに一向に進展しない家のてこ入れプロジェクト。やっと建築事務所と連絡が取れたものの、どこをどこまでてこ入れするかが課題。なにせ110年前の建物なので、てこ入れをし始めたら切りが無い。

工事は2段階に分けて委託するつもりで、今回の一つ目の建築会社に母ちゃん達が希望してるのは、一階部分の部屋が二部屋に分かれているのを、壁をぶち壊して一つの大きな部屋にすること。そしてその部屋の床の張替え。それとその部屋から地下室にいけるようにもう一つの壁に穴を開けてドアをつけること。2階と3階を繋ぐ階段を新しくすることや窓の修復など・・・。

家自体がその当時かなりこだわって作った家だけあって、ちょっと変わった作りになっているんですが、この家を見に来た建築家3軒ともすべてにおいて、できるだけオリジナルのまま、使いにくくても維持して絶えず修復していかなくてこの家が勿体無い!!今お金がなかったら、お金が出来た時に少しずつ修復していけばいいから、できるだけこの家をこのまま維持してほしいと切願されたんですが、なかなか迷うところです。

でもこの維持っていうのが難しい。防犯、そしてエコや色んなことを考えると昔ながらのスタイルだけど今の技術を使った新しいものに変えた方がよかったりするのですが、でも建築会社はどこも首を縦にはふらない。新しいものはやっぱり新しいものでしかなく、昔の味がなくなるらしい・・・。

でもたとえば我が家の窓枠の全部に鑢をかけてペンキを塗る修復だけで400万。これで何年持つの?新しい窓にした方が安いんじゃないの??なんて色々と考えているとなかなか話が進まない。とりあえず一番いい方法を見つける為に色んな会社に見積書を作ってもらってるんですが、どうなることやら。なかなか進まない・・・。とりあえず家の内装展示会に行って最新情報収集をする母ちゃん達。いい方法が見つかりますように・・・・。