ウィーンもやっと暖かくなってきて、この数日でウィーンの景色が一気に春らしくなりました。母ちゃん嬉しくってひたすら上ばかりみて歩るいているんですが、困ったことにこの数年で母ちゃんの花粉症が悪化。外に出るとくしゃみと目がかゆくてゆっくりと風景を楽しめないのが難題。。。
さて未だに一向に進展しない家のてこ入れプロジェクト。やっと建築事務所と連絡が取れたものの、どこをどこまでてこ入れするかが課題。なにせ110年前の建物なので、てこ入れをし始めたら切りが無い。
工事は2段階に分けて委託するつもりで、今回の一つ目の建築会社に母ちゃん達が希望してるのは、一階部分の部屋が二部屋に分かれているのを、壁をぶち壊して一つの大きな部屋にすること。そしてその部屋の床の張替え。それとその部屋から地下室にいけるようにもう一つの壁に穴を開けてドアをつけること。2階と3階を繋ぐ階段を新しくすることや窓の修復など・・・。
家自体がその当時かなりこだわって作った家だけあって、ちょっと変わった作りになっているんですが、この家を見に来た建築家3軒ともすべてにおいて、できるだけオリジナルのまま、使いにくくても維持して絶えず修復していかなくてこの家が勿体無い!!今お金がなかったら、お金が出来た時に少しずつ修復していけばいいから、できるだけこの家をこのまま維持してほしいと切願されたんですが、なかなか迷うところです。
でもこの維持っていうのが難しい。防犯、そしてエコや色んなことを考えると昔ながらのスタイルだけど今の技術を使った新しいものに変えた方がよかったりするのですが、でも建築会社はどこも首を縦にはふらない。新しいものはやっぱり新しいものでしかなく、昔の味がなくなるらしい・・・。
でもたとえば我が家の窓枠の全部に鑢をかけてペンキを塗る修復だけで400万。これで何年持つの?新しい窓にした方が安いんじゃないの??なんて色々と考えているとなかなか話が進まない。とりあえず一番いい方法を見つける為に色んな会社に見積書を作ってもらってるんですが、どうなることやら。なかなか進まない・・・。とりあえず家の内装展示会に行って最新情報収集をする母ちゃん達。いい方法が見つかりますように・・・・。