最高な結婚式

あっという間に9月も後一日で終わり。もう10月かと思うと寒気がしてきます・・・。あまりにも一年が早すぎて母ちゃん、時というものを感じる暇がありません!!せめても秋らしい料理でも食べて季節を感じることにします。(ってこの時期の料理と言えばウサギやアヒル、鹿の料理で母ちゃん、あまり好きではないんですがね。(笑))

さて9月初旬にあった友達の結婚式。あの有名らしい?女優さんまでが来ていたというあの結婚式なのですが、今振り返ってみても本当に素晴らしい結婚式でした。新郎はクリ子の会社の同僚でかれこれ15年ぐらいの付き合い。新婦さんは美人お医者さん。

式は一区の街中の由緒ある教会で行われたんですが、もう初めから随所に二人の思いと気持ちがこもった式で心温まるものでした。ご家族のご不幸などがあって一年先延ばしになった結婚式。でもその分、納得がいくまで練りに練って時間をかけて二人で作り上げた式。もう感動ものです!!

式の後は郊外のお城に移動して、まずはお城の裏庭で軽い軽食つきの立食パーティー。シャンパンや凝ったフィンガーフードを頂きます。みんなハートの風船を持ってるのは、この後二人へのメッセージを書いたものを風船にくくりつけてみんなで空に向かって飛ばすもの。母ちゃんもドイツ語で一生懸命書きました!(笑)

そしてなんとアイスクリーム屋さんにも来てもらって子供達はアイス。このアイスがまた美味しい~!!

お城全フロアーすべて貸切だったので、お庭もすべて使い放題!!子供達が退屈しないようにちゃんとイベント用のベビーシッターまで呼んであって至れりつくせり。母ちゃん達もこの日はゆっくりとしていって~という配慮。じゃぁ母ちゃん遠慮なく、今日はシャンパン頂いてくつろがせてもらいます!!

チビはベビーシッターさんが持ってきてくれたサッカーボールでサッカー中。こんなことができるのもヨーロッパならではの結婚式です。

向こうに見えるのは、暗くなってから行なわれる花火の準備。もう半日がかりで花火師が数人がかりで用意してたんで、一体どんな花火が上がるんだ?!って思っていたら、これがどこかのお祭りなんかで上がる花火とおんなじぐらい盛大で、花火自体が30分のストーリーになっていて、音楽と花火が一体化したすごい演出でもう母ちゃん、大興奮!!!道理でお城の前に消防車が止まってた訳だ!!そらこんなすごい花火を企画したら、念の為に消防車も待機するよね。こんな花火を個人で雇うなんてもう夢のようです。(一体いくらぐらいついたんだろう??すごくやらしい話だけどすごく気になる母ちゃん。(笑))

その後は花嫁さんのブーケトス。これ見て母ちゃんもブーケトスすればよかった~!!と思ったぐらい盛り上がってました。

この後、お食事の会場に移ってみんなで絶品料理に舌鼓して、もうみんなお腹も気持ちもいっぱい!!新郎新婦の二人の気持ちがここまで込められた結婚式って初めて。本当に心温まる結婚式でした。残念ながらこの後の写真は母ちゃんが食事に熱中しすぎて無し。お二人さん、この結婚式のように二人で手を取り合って温かい家庭を作っていってください!!クリ子ファミリーより・・・・

苦しい時期

我が家のチビ、2歳と2ヶ月になるんですが言葉がまだまだで全然出てこず、みんな困っております。(笑)それなのにアルファベッドに興味があるようで、道路標示や車のナンバーを見ては立ち止まってアルファベットを読んでいるチビ。チビよ、アルファベットを覚える前にやることがあるのを忘れたかい?アルファベットもいいけれど、早く喋っておくれ!!

さてこの最近、気持ちが沈みがちな母ちゃん。・・・・というのも週に何回も会いに行くクリ子のじぃちゃんが最近、目に見えて衰えてきているから。クリ子のじぃちゃんが癌に侵されたのは15年ほど前。でも元気で歳よりもいつも10も15も若く見えるお爺ちゃん。いつも頑張り屋さんで最近までフィットネスセンターに毎日行って走ったり、筋トレをしたり・・・そうかと思うと何かあるとすぐにネットで調べて、どんなことも知っている物知り屋さん。

それが一年半ほど前にリンパに癌細胞が転移して、それでも生きたいという願望からきつい抗がん剤から放射線治療全部やって、癌と戦ってます。一ヶ月前まではチビを丸一日連れてセカンドハウスに行ってテントを一緒に建てたり、車を洗ったり、一緒に元気に遊んでくれていたお爺ちゃん。

なのにこの一ヶ月で体調がどんどん悪くなってきて、でも絶対弱音を吐きたくないお爺ちゃんは自分の体の状態を家族には絶対話さないし、診断書も見せない。そして家族が家を空けている間に生きたい・・・と涙を流す。こんな状態がしばらく続いていたのですが、この一週間は毎日日に日に悪くなっていて、次の日の状態を知るのが怖いぐらい。病院と家を行き来する日が続いていて、家にいる日はアニーも家から一歩も出られない状態なので、お買い物を代わりにして届けたり、どうにか元気になってもらいたい一心にできることを見つけては私達もやってるのですが、毎晩寝る前にチビがオパ~オパ~(お爺ちゃん・・・)と不安げな顔で言う度に涙が溢れる母ちゃん。

家族が弱っていく姿っていうのはこんなにもつらいものかと毎日痛感・・・そして昔からいつもどんな時もシャキってしていて努力家で元気があってお洒落がお爺ちゃんが大好きな母ちゃんでしたが、母ちゃんが思っていた以上に爺ちゃんのことが大好きなんだと思い知りました。

生きたいと強く願う御爺ちゃん。生きる為にどんなに辛い治療でも受けると自分から望み癌に挑んでいるお爺ちゃん。そんな頑張る御爺ちゃんに神様、手を差し伸べてあげてください。お願いします・・・。

日本滞在記 最終章

9月から週に一度来てくださるお掃除のマダム。今週から2週間、故郷に帰ってしまっていてお休み。来てもらえないので土曜日の晩にバスルームの掃除をクリ子に頼んだら、”マダムが来てくれる前までは、僕いつも日曜日に掃除してたから明日掃除する!!”と言うので仕方なく日曜日まで待ったら、日曜日の晩に浴槽だけ綺麗にしてこっそりバスルームから出てきたクリ子。何故バスタブだけ掃除してやめたのか?問いただすと”だっていつもお掃除のマダムが来てくれるのって火曜日なんでしょ?だから僕も火曜日に掃除することにした!” きたきたクリ子の言い訳!!だから母ちゃん言ってやりました。”昨日は、いつも掃除してるのは日曜日だから日曜日するって言っといて今度は火曜日かい?絶対火曜日なんか掃除しいひん!!ただやりたくないから口実つけて逃げてるだけや!!”。そしたらなんとクリ子から出てきたのは、”ちぇ、めんどくさい女・・・”と言い捨てて渋々バスルームに消えて行ったクリ子。なんですと?!いちいちこうやって説明させるアンタの方がめんどくさい男ですやん!!またこんなやり取りが来週も続くかと思うとウンザリ。早くマダム帰ってきて~!!

さて日本滞在記もまだまだ話はあるんですが、そろそろ終わろうかと・・・。今回の日本滞在は2週間と短いものでしたが、それでも大いに楽しませてもらいました。

お盆を狙って帰ったこともあって、2週間丸ままほぼ日本の家族と一緒に過ごせたし、八ヶ岳に行ったり、白浜で泳いだり、昔懐かしい地蔵盆に行ったり・・・盛りだくさんでした。

そして何より嬉しかったのが、チビが姪っ子や甥っ子といっぱい遊んで、二人から色んなことを吸収してくれたこと。今でも一日に何度か”ネネ~!!”と叫んでいるぐらい姪っ子にいっぱい遊んでもらって幸せだったチビ。あまりにも楽しそうだったので、またすぐにでも日本に帰りたいぐらい!!

そして父も母、そして家族みんなが変わりなく元気でいてくれて父は毎日の早朝散歩のおかげか昔より足どりがしっかりしていて見ていて嬉しかった!!!なかなか家族には思うように会えないので、こうやって日本に帰った際に家族の元気な姿が見られるのが母ちゃんとしては一番嬉しいかな。

あと2ヶ月ちょいしたらもう一人甥っ子も増えるので、今度日本に帰った時は益々賑やかになりそうです。お父さん、お母さん、そしてクサ、そして妹家族・・・本当に楽しい毎日でした。心から有難う~!!また来年帰るね!!