昨日の続き。さぁ~鹿に出会い、迷子になってしまった私達。あたり一面、ターザンが出来そうなツルみたいな木がいっぱいぶら下がった不気味な森。また鹿が出てくるのじゃないか?いのししにやられないか?と心配しながらクリ子に帰る道を探すように言うがクリ子はもっぱら写真を撮ることに精をだしている。
あ!あんなところに変なもんがある~うわぁ~きのこや~!あ!こっちにもうわぁ~これすごいなぁ・・・どこから声でてまんねん。すごく嬉しそうにあ!あ!と高い声を発しながら色んなところに走っていく。あ~何時になったら帰れるんよ~クリ子を見ていたら私一人が不安がって怖い顔してるのが馬鹿らしくなってくる。
その間もOyumichenはツルみたいな木を掻き分け、あたり一面ソゲだらけの木を避け、一生懸命歩く。ウ・・・・イタ!やられた!!そげの木がいっぱい足に絡まってしまった。ブーツをとおり越して足の平にささり、それに気を取られてるうちにふくらはぎまでやられた。そういってるうちにコートのあちこちにそげがささり、またそれがなかなかとれず身動きが完全に取れなくなった。
クリ子~助けて~!!なんでこんななったんOyumichen・・とクリ子はすごく不思議そうだ。あんな~あんたと私では30cmも身長がちゃうねんで。あんたが簡単に歩いていけるところでも私にとったらひざぐらいまで木やツルとかでいっぱいで埋まってるねん。これをどけて歩くってことがどれだけ大変かあんたわかってるん??
そんなこと言っても彼はおかまいなしだ。私にからまったソゲをとったかと思うとまたあ!きれ~なコケ!とまたどこかに走りだした。あ~あ~もう言うな。もういい加減帰ろうさぁ・・
木々を掻き分けて歩くこと数分、やっと大きな道につながった。だけどここだ~れも歩いてへん道やん。道がドロドロで粘土みたいで歩いたら歩いただけ粘土が足にくっついてくるやん。Oyumiche~n、僕の足すごく重なって歩きにくい~。
知らんわ!文句を言わずに歩け!
そうかと思えばこんな道端に倒れていた小屋に向かって誰かいる~いたら返事して~なんて言っている。誰かいるわけないやん・・・あ~・・・もう知らん!!
でも山にはもう春が少しだけやって来ていた。。もう少し暖かくなったら色んなお花が顔を出しはじめるのだろう・・・
あ~やっとまともな道にでてきた。ここまでこれば一安心!ちょっと気持ちにも余裕が出てきた。
おまけ・・・昨日の晩御飯。サバイバルの後は優雅にバラでも見ながらお食事をしよう!メニューは鱈のムニエルにクリ子の大好物、ポテトサラダ。それと色んな香草のサラダにワイン。