あ~つまんない~!!

IMG_0253.jpg折角今、気分よくダンス教室から帰ってきたのに、あ~つまんない。つまんない。クリ子が話を全然聞いてやくれない。一人で晩御飯をつつきながら新聞を読んでいる。なぁ、なぁ~人の話聞いてんの~・・・って聞いてもう~ん???ってこっちを向きもしずいい加減な返事をする。まるで小説などでよく出てくる熟年夫婦のようだ。

IMG_0207.jpgちょっとこっち見てよ~学校であんた習わんかったん?人が質問したらちゃんとその人の方を見て返事するって!それから返事はハイかイイエ。語尾をだらしなく延ばさないって習わんかったん?って聞いてもそんなん習わんかったですまされてしまった。クソ~つまんない。

折角、二人でダンス教室に行って新しいこと習っていい気分で帰ってきたのに・・・まあ、いいや。もうクリ子はほっとこう・・・あやつにこだわってるだけ損だわ。

この二週間ほど毎晩、何かと用事が入っている私達。明日は久しぶりにクリ叔父さんにご招待頂いて劇場に行くことになっている。久しぶりの舞台かなり楽しみだ。毎晩夜が遅くても栄養だけはちゃんと摂って体を壊さないように心がけよう~って今日の晩ご飯、コンフレーク??こんなのでいいのかぁ??だけど10時半にダンス教室から帰ってきて折角いっぱいカロリー消費したのに、またなんか食べるのが勿体ないだもん。ってそんなこと考えてるのは私だけ??

おまけ・・・今日急いで昨日トーマスに言ってあげられなかったことや後、フリーの時間ができた時に横浜から行きやすいところで観光名所となってる所をリストアップし、プリントアウトしてトーマスに渡しておいた。(なんて私って優しいんだろう・・・)あ!もし京都に行くことにした時はクサクサに電話したらいいよ!きっと時間が合ったら車で色んなところに連れて行ってくれるよ!と言っておいたからもし電話かかってきたらトーマスを宜しく頼んだぜ!クサクサ!!京都のいいところを是非見せてあげて下さい。宜しくお願いします!!

未知の世界

今日は久しぶりにクタクタだ。その上ほろ酔い加減で大丈夫かしら、私?まだ週の真中だけど。そう今日はバタバタしていた上に晩にトーマスとクリ子の弟、ベルニーが家に遊びにきた。フィットネスの後、お友達から電話がかかってきてチーズケーキをいっぱい作ったんだけど家じゃ食べきれないからもしよかったらどう?ってお誘いを頂いた。クリ子~今フィットネス終わってんけど、私ちょいとケーキ取りにいってくるからその間にみんなで家に行っといて。サラダとかの用意とか全部出来てるから後はチーズをお鍋にかけてホンデュを作るのとパン焼くだけだから15分で帰ってくるからやっといて!って会社で言っておいたのに・・

IMG_2297.jpg急いで帰ってみてもあら、三人でパソコンをみてなんだかお話中。あれ~チーズホンデュの用意は?お客さんに飲み物聞いた?なんもしてへんやん、クリ子・・・・

さぁ~急げ~今日はお食事の後に日本講座があるんだゾ!トーマスは今日の為にすごい準備をしてきている。日本の不思議をいっぱい私にぶつけてくる。まずは挨拶の仕方。それからプレゼントを渡す時の渡し方など、さすがトーマスだ。クリ子なんて何も気にせずあなたの名前はって聞かれたら、ケロケロ!(仕事用に綺麗なグリーンのセーターをクリ子にプレゼントした私。そのセーターを着る自分がまるでカエルのよう見えると皮肉っているのだ)って答えるねん。なんてアホなことを言っていたのと大違い。トーマスはカタカナで何回も自分の名前を練習し、セミナーの時の話の進め方やこんな風にもし質問したら相手に失礼にあたらないか?とかかなり細かいことまで聞いてくる。トーマスに日本のことを説明するとするほど何故か日本が彼にとって未知の世界と化しているのがわかる。大丈夫よ、トーマス~!

トーマスに日本での仕事の成功と日本を気にいってもらえるように今日伝えきれなかったことはメンドクサイが私が箇条書きして金曜日までにトーマスに渡しておこう!トーマス頑張れ!!IMG_3622.jpg

おまけ・・・これが私の義理の弟、ベルニー。このちょっとダサいTシャツ。実は私がクリスマスにプレゼントしたもの。この年代のオーストリア人にとって日本語はクールなのだ。だけど日本語のTシャツはどこでも売ってるようでなかなかない。たまたま歩いていた道にTシャツ屋さんがありそこで見つけたもの。この色がとっても気にいったらしく毎日のように着てくれているかわいいベルニー。さぁ~次は髪の毛を切ろう・・・どうやったら髪の毛を切る気になるか思考錯誤。うまいことベルニーを操って男前の男に仕上げるのが私のひそかな企み。

オーストリア人から見た日本

今週末から日本に一週間出張になったトーマス。彼にとって初めての日本。期待と不安の中、彼はこの最近、日本についての本を買って日本の勉強をしている。だけどその本の中に書かれてる内容が結構面白い。たとえば誰かと挨拶をする時、ある程度の距離を保たなくてはいけない。その距離というのはお辞儀をした時に頭がぶつからない程度の間隔をあけなくてはいけないというもの。いや~そういう発想なのね。お互いがお辞儀した時に頭がぶつからない距離ねぇ・・・そんなこと考えながら人と挨拶なんかしたことないや!

Hochzeit172.jpg他にはヨーロッパ人には考えられないだろうが、日本にはおトイレに入った時、おトイレ用のスリッパがある。たとえば日本のこのスリッパについて知らないヨーロッパ人はここで靴を履き替えなくてはいけないという発想がわかないらしい。その本にはトイレに入ったらトイレ用のスリッパを必ず履くこと。そして出てきた時、ついついそのままトイレを出てしまいそうになるがトイレのスリッパは必ずトイレで脱いでくること。それでないと失礼にあたる・・などなど。そうそうその気持ちわかる。ついついトイレ用のスリッパで外に出てきちゃうのよねぇ・・・

そう考えると可愛そうになってくるトーマス。オーストリア人の中でもちょいと保守的な彼にとっては日本はかなり異国の地だろう。その上ベジタリアンな彼。きっと折角日本にきたのだからと仕事先の人はお刺身やら新鮮なお魚を食べさせてあげたいと思われるだろう・・だけど彼はお魚もお肉も食べられない。彼はそれをどうやって相手に失礼に当たらないように説明するかを大変心配している。さすが完璧主義者の彼。日本人に失礼に当たらないようにすべてを準備しておきたいらしい。よっしゃ、ここに日本人の私がいるではないか!なんでも私にお聞き!!ってな訳で急にクリ子がトーマスを家に呼んで日本講座を開こうと言い出した。

いいわよ、いいわよ。日本社会に貢献してくれるのなら私なんでもしますわよ!ってな訳で明日は私のフィットネスが終わったらそのままクリ子とトーマス、3人で家に一緒に帰りチーズホンデュをしながら日本講座をすることになったのです。さてさて私はちゃんと彼の質問に答えられるのだろうか?私もかなり中途半端な日本人になってきてるのでちょいと不安だ。だけどここは日本とオーストリアの橋渡し頑張らなくては!IMG_3673.jpg

おまけ・・・この最近、絵手紙を習い始めた母。今日、母から絵手紙が私達に届いた。いつもクリ子がお風呂から眺めていた白玉椿が咲いたそうな。まだまだ上手とは言えない母の絵手紙。だけど母の温かみのある絵に母の心を感じる。 spacer.png