見えてきた床
そしてそれが終わった次は昨日、断熱材を貼った床に木を貼り付けていくのだ。ここではまず木の側面にボンドをつけ、一つ一つ気をつけながら木と木をくっつけていく。それがなかなか大変なのだ。何故ならばこの木は自然でできた木だからだ。すべてがまっすぐに切られてる訳ではない。これをまたヤスリで一枚、一枚がちゃんと平行に貼れるようにかける。
それができたら今度は釘うちだ。これはコンプレッサーがあるから簡単だ。
一番今日の仕事で難しかったのがこの部分だ。この出っ張りの部分を正確に寸法を測り、丁寧に木を切っていく。まるでこれは工作だ。この一枚の木だけに一体どれだけの時間が費やされたことか。
思ったよりは仕事がはかどらない。今日出来たところはここまでだ。だけど明日中には床を貼ってしまおう。さぁ~明日一日頑張るぞ!!
謎のもの
私達がウィーンから日本に持って帰って来た物の中にこの謎の物体がある。
これは何か?日本の空港の税関でもこれはなんですか?と聞かれたその物とは断熱材だ。私はいつもウィーンから帰って来る時税関やいろんなところで止められる。これはなんですか?そう今までに持ってかえった巨大物体達。それは断熱材であったり室内洗濯物干し台などなどだ。税関の人達はいつもすごく不思議そうだ。なんでこんなものをはるばるオーストリアから持って帰ってくるのか?あ~そうですか。お気をつけてお帰りください!私を税関から送り出してくれるのだが、顔はみなハテナをしている。まぁ、そんなことはいいさ。私にはこれを持って帰らなくてはいけない義務があるのだから。
さぁ、大変な思いをして持って帰って来たこれで何をするのか?って。それは私達の実家のある部屋をフローリングにしたいのだ。
まずは今までその部屋にあった貼り付けてあった絨毯をカッターで切りこれをはがす。
そうするとそこに見えてくるのはもう一枚の絨毯、断熱材だ。埃のかたまりのようなグレーの絨毯のような断熱材もはがす。
そうすると家の土台の床の板が見えてくる。これをヘラでガリガリやったりサンドペーパーで床の板を平らにしたりする。これがすごく大変な作業なのだ。腰は痛くなってくるし、すごい埃だし、釘はいっぱいで抜かなくてはいけないし。そして湿気の多い日本。床の板が湿っている。これを乾かさなくてはいけない。
平らになった床にここでウィーンから持って帰ってきた断熱材の登場だ。これを綺麗になった板の上にきれいに平行に並べていく。
あ~もう腰が痛い。ここまでで今日は勘弁してくれ~ということで今日の作業は終わり。この続きはまた明日だ。さぁ~どんな部屋が出来上がるのかな?楽しみだ!