Losersee in der Steiermark

今週末もまたウィーンの猛暑から逃げる為に山へ登ってきた私達。山に登ったら暑いのには変わりがないんじゃないの?という批判が出そうだが、そう ”暑いさ~!”だけど空気が乾燥しているのと山の緑のイオンで癒されるのさ。

IMG_8186.jpgてな訳で今日は朝一からお揚げを炊いて、お酢の利いたお稲荷さん、それもどこかで読んだ柴漬け入りの夏にはスッパ味とちょっと塩辛さを足したそんなお稲荷さんを作り山登りへ。

IMG_8147.jpg今日行ったところはSteiermark州にあるLoserseeという山の上にある湖を目指した。そんなに勾配があるわけでもなく緩やかな道をひたすら歩いていく。しんどさなどはない・・ただ暑いだけ。たまに角のある牛には注意!という文字をみてビビルぐらいで後は心地よいハイキングだった。

IMG_8161.jpgクリ子~暑い・・なんか飲みたい・・うちらの持ってきた1リットルの水筒の中もうすぐ空やで!どうする??二人の喉が悲鳴を上げだした時、前にヒュッテが見えた。

IMG_8165.jpgあそこでなんか飲めるかも~。クリ子はここで即座に牛のフレッシュなミルク下さい!と叫んでいた。こんな暑い時に牛の生暖かい乳をよ~飲む気になるな~とちょっと感心しつつも私は、ここの農家で作られた白い花から採った蜜で作ったシロップを水で割ったものを頂く。(半リットル分もの濃いミルクを飲むクリ子。やっぱりアンタが大きくなった原点はここにあるのね!とやけに納得してしまった私)

IMG_8180.jpg水分補給も済ませ歩くこと数分、クリ子がなんだか呟きだした。”おかしいなぁ~あと50メートルぐらいしたら湖につくはずやのになぁ~・・・湖が見えへん・・・”

IMG_8168.jpgうそやろ~そんな馬鹿な・・そこで泳ぐことばかり考えていた私は。クリ子~道、間違えたんと違う?と言った直後、私の視界に入ってきたものは・・・これだった。

IMG_8166.jpgクリ子~これは湖やあらへん。これは沼か池やで。クリ子が言ってたんってもしかしてこれ??おかしいなぁ~インターネットでは凄い綺麗な大きい湖やったのになぁ~。この暑さで湖も干からびたか?

まさしくその通り。この暑さで湖の規模が小さくなっていたのだ。水に浸かるどころか足を浸けるのもためらうぐらい暑さで水がにごっていた。それでもここまで登ってくると気温も25度ぐらいまで下がり過ごしやすい。綺麗な自然と空気を堪能し、山を降りることにしたのでした・・・ でもなんだか腑に落ちない私。

Leopoldsteinersee 2008

山に囲まれた湖。ここはウィーンから車で2時間半ほど行ったところのSteiermark州の山奥にあるLeopoldsteinersse。

2年ほど前にも一度来たことあるこの湖。とっても水が綺麗でそして山に囲まれていることもあってとっても静か。

この水の色を見ていると吸い込まれそうになる。だけど面白いことに2年前は水の色がもっと真っ青だった。それが今回はエメラルドグリーン。きっと今年は水温がちょいと高いのだろう・・・

この写真からもわかるように山の雪解け水がこの湖に流れこむので水がとっても冷たく、泳ぐのにはあまりむいていない。子供達はそれでもジャボンと水の中に入って泳いでいたりするが、そう長時間は水に浸かってられないほど冷たい。

自然のままの形で人間の手によって何も手を付け加えてられないこの湖には魚がいっぱい。色んなところで魚がピヨっと突然飛び跳ねる。一体なんの魚なんだろう・・マスかな??

この湖は歩いておよそ40分ぐらいで湖を一周できる。見る角度によっていろんな表情を見せてくれる湖。どこから見ても美しく癒される。

ここは私達のちょっとした避暑地かな?

闇の世界へ・・・

大雨が降っても雷が降っても、ハリケーンが来てもそんなことはよその世界ってな感じで平然といつもと同じ状態でいるのが地下の世界。

IMG_7974.jpgここはどんなに暑い夏でもどんなに寒い日でも絶えず一定の温度である。

IMG_8003.jpg160年前に沢山のオーストリア人によって来る日も来る日も掘られつづけられた岩石。ここには人を惹きつける何があったのだろうか?

IMG_8001.jpgひっそりとし、外からはこんな世界があるとは信じられないそんな秘密の僻地に時代と共に変化を遂げていったこの地は人間と自然の共存によって今の世界が出来上がったのだ。

IMG_7998.jpg人々はここを掘るにあたって鉱山や山で働く者を守る守護神を祀り、事故や災害から身を守った。

IMG_8002.jpgさぁ~一体ここを歩いていけばどこに辿り着くのだ?