夕日の見える湖 (滋賀)

滋賀県の湖北の近くに夕日がものすごくすばらしく見える所があるそうな。琵琶湖に浮かぶ島と島の間に沈んでいく夕日を求めていっぱいの写真家がこの地を訪れる。

IMG_8633.jpgクリ子にも是非美しい写真を撮ってもらおうと母と3人で車を走らせること約2時間、なんだか夕日が背の方に沈んでいく気がするのは気のせいだろうか?母の読みでは日が沈むのは19時半頃だろうということだったが私達が目的地に着いた時にはもう日は沈んでしまった後みたいだった。実際はもっと日が沈むのが早かったのだろう・・・

IMG_8635.jpg19時ごろにはもう日は落ちてしまい夕日焼けした空だけが名残惜しそうに映る。

IMG_8636.jpgでもはっきり言えることはここの夕日は冬に見にくるものだということ。夏は湿気が多くて夕日が綺麗に映らない。その上、夏と冬では日が沈む位置も違うようで島と島の間にちょうどいい具合には沈んでくれない。

今度は是非、冬に日本帰国した時に見に行ってみたい。

楊梅の滝 (滋賀)

IMG_8570.jpg滋賀県の北小松に知る人ぞ知る美しい滝がある。その名は楊梅の滝。

IMG_8550.jpgこの滝は滋賀県一の落差を誇るもので3段に分かれる三つの滝がある。

IMG_8562.jpg猛暑が続く日本。ちょっとでも涼しい所に行こうと私達はインターネットで近畿、滝と入れてみた。そしてヒットしたのがこの滝。行ってみるまでそれほど期待はしていなかった。何故ならば3つの滝を往復およそ1時間の登山で見られるということは滝の落差もさほどなくちょっとした滝なのだろう・・なんて予想してたのがそれがどっこい。堂々としていてそれでいてゆらゆらと揺れる花嫁のベールみたいなものをちょいと想像させるものだった。

IMG_8556.jpg夕方から山登りを始めた私達。もちろんこんな時間に山登りをする人などいずひっそりとしている。山登りを始めて10分弱、一つ目の滝に出会う。こんなに簡単に一つ目の滝に辿りつけるとは拍子抜けだ。だけど何故か気が抜けずそそくさとその場を離れ次の滝を目指すのには理由があった。それは至るところに立てかけてある、遭難をした時用のレスキュー隊の番号が書いた看板や遭難した人の看板が立っているからだ。ここまでは順調にこれたがこの先、山に迷いこんでしまうような道のりなのかと少し不安になる。

IMG_8566.jpg山登りの合間に見える二つ目の滝。とても優雅だ。だけどまたどんどん先を目指すのにはやっぱりあれらの看板のせいだろう。さぁ~次を目指すのだ。

IMG_8568.jpgそれにしてもとても本当に水がきれいだ。流れ落ちるしぶきが真っ白なのに何故か透き通っている。濡れた岩に足をとられ滑ることが多々。山登りとしてはハードな山ではないのだがそれでも一応ちゃんとしたトレッキングの靴を履いて行った方がよいと思われる。

IMG_8577.jpgさぁ~目指すは最後の滝。この滝の落差は40メートル。他の二つと比べ物にならないぐらい迫力のある滝だ。

IMG_8578.jpg少し奥まったところにあるこの滝はそこに行くだけで空気がとてもひんやりしていて別世界。あまりの涼しさと空気の流れにちょいと背中がゾクっとくる。

IMG_8583.jpgそんな私をよそにクリ子は一人楽しく水浴び中。靴を脱ぎ滝に足をつけとても気持ちよさそうにしている。クリ子~なんか怖いしはよ帰えろ~う!

久しぶりに完敗!

久しぶりに一日フリーだった日曜日、私達は早めにウィーンを出て車を走らせた。行き先はÖtscher。今週もまた山登りだ。

IMG_8275.jpgお弁当と水分補給の為の水分をいっぱい用意し、山登りに励んだ私達。ウィーンから出向いているという事もあり山登りにはこの日出遅れている私達。私達がここに着いた時には山登りを終え山を下って来ている人がチラホラ。

IMG_8314.jpgそんな山登りを終えた人を眺めながら私達は今から山登りに挑戦する。約2000メートルある山。さぁ~登るのだ!

IMG_8285.jpgさほどしんどいさは感じないが山から降りてくる人の90パーセントがストックとすごく立派な登山靴を履いているのを見て私はひそかにこの山を甘く見たか?と思った。ベテランの山登りの人でさえこの格好。それが私達は軽装備すぎたか?でも今登ってる限りでは自分の力で登れる自信はあった。

IMG_8280.jpg一般道を歩いていては日が暮れて怖くなるので、私達はその中でも近道、急降下な道をひたすら登って行く。山登りの前半にお弁当を食べてしまったのがきつい。食後の山登りにはご飯粒(この日のお弁当は炊き込み御飯などなど・・・)が胃にゴロゴロしていて急激な山登りにはこのご飯粒がまだ消化してなくて胃に刺さって痛いのだ。

IMG_8296.jpg息切れをしながらも登ること数時間。頂上に着いた。思っていたよりすんなり着けた。この雄大な自然を見る為に登ったと言っていい私達。やっぱり空気が綺麗だ。周りに見えるのはもう空と鳥だけさ。

IMG_8300.jpg凄い一生懸命登ってきたのに結局休憩15分で寒くて頂上からまた引き返した私達。こう考えるとほぼ休憩15分で山を登って降りた私達ってエライ?

だけどそのつけはきた。次の日から全身筋肉痛だし、擦り傷は凄いし、何よりもまだ山登りの疲れが取れなくて体がだるくてしんどい。これでは週の初めの月曜日からモチベーションが下がって仕方がない。

若い気で登ってかなりのスピードで山を制覇したのだが、山登りから2日経つ今でもこんなに疲れが貯まっているということは私達は山に完敗したと認めずにはいられないのだった。