梅花藻(バイカモ)

何年か前にテレビで見て以来一度、行ってみたかった醒ヶ井の梅花藻。

7月から8月ごろしか見ることができない、そんな限られた時期しか見られないこの時期に日本に帰ってきてるなら、見にいくほかないでしょう・・・

梅の花に似た白い小花を咲かせることから名前がついた梅花藻。日本でも限られたところでしか生育しない花で、水温が14度前後の清流にしか育たない。

夏の最盛期には川面から直径1.5cmぐらいの花が一斉に顔を出す。

この日も午前中からすごく暑い日だったのだが、ここだけは何故かとても爽やかで涼しげ。昔はここの人々の用水路として使われていたらしく、ある時は冷蔵庫代わりに、ある時はお洗濯物を洗う場と・・・人々の生活と共になくてはならないものだった。

今でもところどころでは家庭にまでこの水を引いて、お野菜や果物を冷やしたりしてられるそうな。そんな人々にとってなくてはならない水。毎日、沢山の観光客が訪れるのにも関わらず、ここの水は本当に澄んでいて綺麗。

暑さのあまり手を水の中につけてみると、1分近くもつけていると冷たさのあまり手がしびれてくるほどの冷たさ。

これはきっとここに住んでられる住民の方や自治体の方々の努力によるもんなんだろう。時代はどんどん変わっていくけれど、ここだけは昔ながらのこの面影をいつまでも残していってほしいと願うのでありました。

片道5時間のいた~い週末

修理に出したバイク屋さんで、”こんないいバイク、ほとんど乗らず、ガレージに置きっぱなしだったなんて信じられへん~!!”と言われた言葉がショックだったのか、クリ子は修理から戻ってきたバイクを走らせてみたくて仕方なかったようだ。

車のようにカーナビのようなものを付けては行けないので、この日は家を出る前に地図とにらめっこをし、頭にすべての道を入れ、分岐点をすべて箇条書きにし、印刷までしての念のいれよう・・・

さぁ~出発だ!って彼の勢いに押されて家を出たはいいんだけど、出発して1時間もしないころから私のお尻は痛み出す・・・姫!まだ、ここは山にも入ってませんゼ!(イコール=本格的なツーリングがはじまってない!)

後部座席からこの箇条書きにされた場所や分岐点を、カーナビのように次はここを右に曲がって・・・この標識がでてきたら、左に曲がってと彼を誘導していくが、2時間経とうが3時間経とうが、まだまだ目的地には着かない。今回の目的地はこちら。高速に乗っていってもウィーンから3時間かかるところ。

クリ子~お尻が痛い・・・

お尻が痛けりゃ、姿勢をちょっと変えればいいやん!

そんなんとっくの前からしてる!っていうか、それよりいつになったら目的地に着くん??まだまだ先長そうやのに、雲行きが怪しいくなってきてるんやけど・・・その上、私寒い・・・

あれ?確かに寒いし、お尻痛いなぁ・・・・・・・・(ってこの後、クリ子は無言・・・)

ひたすら走る・・走る・・・・走る・・・

お尻は痛いし、寒いし、その上段々、太ももの内側も振動で擦れて痛くなってきた。もうクリ子限界・・休憩させて!お昼ご飯にしよう~!!

って食べたのはやぱり田舎料理。まずは寒さに凍えながら、ガーリックのクリームスープ。

そしてポルチーニ茸のフライ、タルタルソース添え。

それと、ポルチーニ茸のクリームソースとお団子。

これで気分を変えろ!と言われても、こんなのでお尻の痛みが消えるとは思えぬ!じゃあ、消毒にと生ビールの大を頼んでくれ~僕は飲めないけど、ここは大盤振るで何杯でもいってくれ!と言われようと・・・・

ってヤケクソで飲んだんだけどね!でもこの先の道のりを考えると、憂鬱になるのは私だけ??

結局、この後、バイクを走らせ目的地に着いた時にゃ~夕方の5時。1時間の昼食休憩をいれ、合計片道6時間・・・クリ子~トホホだよ~。私の今日のイメージは湖で足をピチャピチャして 景色を見ながら寝て、その後はおいしいレストランで夕日を見ながら食事を摂ることだったのに・・・

それなのに・・・それなのに・・・・・

雲行きは怪しいし、寒いし、それにもうほとんど誰もここにいないし・・・今更、ここで何すんの~??

結局、ここで1時間ほど湖畔を歩き、休憩をしたら、今度はウィーンに向けて出発。これは何かの訓練か?試練か、クリ子~教えてくれ~!!

帰りは私がもうあの道を帰るのだけは嫌だと言った為、(というか、この調子だと家に着くのは夜中になりそうだった)、帰りは高速道路を使って帰ってきたのだが、これまた大変!

バイクで高速を130キロなんかで走ったことなかったからわからなかったけれど、何が大変って前からくる風力に体が飛ばされそうになるのを、クリ子にしがみつきというか食らいつき、耐えて、何より何がしんどいって、首!!首が風力に負けないように支えなくちゃいけなくって、首の筋肉が痛くなって筋肉痛になりそうなのだ。自分は運転してもいないのに、これはまさにスポーツ。

結局帰りは行きの半分の時間でウィーンに辿りついたのだが、果たして、高速を130で飛ばす方がましか、それとも山道をくねくね5時間かけて走るかどちらがいいかと聞かれたら、クリ子さん、どちらも勘弁です!

Neusiedler Seeへ行こう!!

オーストリアは海に面していないので、夏になると海に行く代わりに近場の湖に行く。ウィーンから一番近い湖と言えば、Neusiedler湖。ウィーンから高速に乗って約1時間ほどでつけるところだ。

私達もこの時期、休日は夕日などを見に、ここへ車を走らせる。この時期、皆、自前のヨットを倉庫から出してきて、ヨット整備なんかをして、週末は家族と、そして友達とヨットに乗ってどこかへ出かける。

ほら、ここにも・・・

いいなぁ~クリ子~アナタ、確かヨット操縦できるんじゃなかったけ?今度一度乗せてほしいなぁ~一体いつになったら乗せてくれるんよ~っと私はヨットに乗ってる人達を見て指をくわえて眺めてる人。

そんなこと言ってる間に、今日もまた太陽沈んでいっちゃった~。また明日ね!