もうこの季節も終わり

大学の卒業試験を2週間後に控えている生徒がいるんですが、あれですね、二十歳過ぎたぐらいの大人の階段に踏み入れたばかりのまだ色んなものが見えてるようで見えてない子を教育するって大変。どこまで教える側が引っ張っていってやって、どこからこの子に任せるか・・・。あ~とにかくあと2週間頑張れ。そして院にいく為にいい成績を残せ~~!!

さて9月ももう半ばになりましたが、ウィーンはお日様がでると暖かいものも、朝晩は寒い!!この週末は気温も15度前後しか上がらないみたいなので、もう本格的に秋に突入です。

先日、最後の夏日と予想されていた日に行きつけのレストランに予約して最後の夏を満喫してきました。

あ~秋は自然が美しい季節だけど、鈍よりと暗くてなんとも言えない静けさがあるこの時期は母ちゃん、苦手。なんだか気も滅入って体調も崩しがち。だからこそ何か楽しいことを見つけてこれからの秋を乗り越えなくちゃ!!やっぱり秋と言えば食か??う~ん、それはあまり期待ができないオーストリア。さて何が他にあるかな?!

 

母ちゃんと日本

子供が二人になってからの日本帰国は子供中心。母ちゃんもくり子もあと数年は日本を満喫するってことはお預け。とくに母ちゃんにとってのこの日本で過ごす時間は試練であり何事も勉強・・・。

もちろん日本の家族に会えるのは最高に嬉しい!!そして母が作ってくれる料理を食べると心底ホッと気持ちが落ち着く。こっちではいつも子供達の残り物で晩御飯をすませている母ちゃんからすると実家はパラダイス!!

気づけば今までの人生の半分をウィーンで過ごしている母ちゃん。正真正銘の日本人で祖国は日本。でも中身はもうなんちゃって日本人。自分の気づいていない間に自分の概念にある日本人の考える常識がずれていたり、感覚が違ったり・・・。日本の家族と過ごしている日常や日本の社会の人と過ごす時間で、母ちゃん、毎日のようにハッとさせられちょっとした感覚の違いに落ち込む。

母ちゃん、日本人なのに・・・日本にいると自信喪失する自分がいる。もちろんウィーンでは母ちゃんは外国人で成人するまで日本で過ごしていた母ちゃんにとって、自分の根底を作ってのはやはり日本社会で培われたもの。だからウィーンではいつも色んなことが分からない。こういう時はどうすればいいの?どうするべき??毎日ハテナだらけの不安な毎日。子供ができるとそれはなおさら。

この数年、20年も海外に住んでると日本もこっちでの生活もどちらにも自分の拠点が置けずにどちらの国でもソワソワしている自分がいる。

昨年は、あまりにもそれで日本で自信喪失して落ち込んだので、今年はそれを回避する為に、日本じゃこういう時みんなは普通にどうやっているんだろう・・と分からないことがあったら、とりあえず母ちゃん、人に言う。聞く。そしてそこから色々と学ばせて頂く。

日本に帰るとあ・・・と自分の行動にショックをうけたり、人の小さな一言にあ・・・母ちゃん、もう普通の日本人じゃなくなってる・・・と自分を責めて落ち込むことが多々あるんですが、それも仕方ない。その現状を認めて、自分のプラスになるように、そこから学んだものを吸収して自分のものにしていかなくてはいけない。

ハーフである子供達は母ちゃんより今後ずっと自分の居場所や差別や偏見というものと戦っていかなくてはいけないのだから・・・。

そういう意味で母ちゃんの日本帰国は、この数年精神的に大変だけど夏の一ヶ月日本に帰ることで、その先一年の課題と目標が立ついい勉強の機会になってます。今年も沢山のことを日本で学ばせてもらった。母ちゃんにとって今年の日本帰国は充実していて、大満足!!日本よ、ありがとう~!!

帰ってきました!

一週間ほど前に無事日本からこちらに帰ってきました。今年の日本滞在はボーイズが成長したこともあって幾分楽になり楽しませて頂きました。

供達にとっては日本での滞在はパラダイスで毎日いっぱい遊んで夜お布団に入ったらすぐに寝落ちるぐらい毎日思い残すことのないぐらい遊んでました。

ルーべはこちらに帰ってきた翌々日からまたウィーンの幼稚園に通い出し、母ちゃんも3日後からお仕事開始。ブログの方もゆっくりですがまた書いていこうと思うので宜しくお願い致します。