チェスケー・ブディヨヴィツェ

IMG_5842.jpg皆さん、バドワイザーというビールをご存知だろうか?きっとほとんどの方がどこかでバドワイザーのビールを飲んだり、ロゴだけでも見たことがあるだろう・・それほど有名なビール。実はこのバドワイザー、チェコのこの土地の名前だ。Budejovice、これはドイツ語読みでバドワイス。

IMG_5839.jpgこの土地はその昔、ビールの生産で有名だった土地。この土地で多くのビールが作られ、そのビールはこの土地の名をとってブディヨヴィツェと付けられた。この街の名を冠したビールはチェコ中でみんなに愛酒されていた。

IMG_5868.jpgそれがいつの日かアメリカの酒造メーカーがこのビールをドイツ語読み綴りを英語読みしたものをアメリカのビールに名づけた。今ではアメリカのバドワイザーの方が有名であるが元を辿るとチェコのこのビールが元祖なのである。

IMG_5866.jpgってな訳で一度行ってみたかったの、この土地に。大して街の観光として回るようなところはそれほどないのだが、でもなんとなく心地よいゆったりした街だった。

IMG_5869.jpgそしてもちろん、ここの土地でこのビールを飲む為にきたと言っても過言でないぐらい、この土地で元祖のバドワイザーを飲んでみたかった。ってな訳で旅の最後はこのビールで締めくくったのでした。

クルムロフ お食事編

IMG_5710.jpg折角チェコに来たんだからチェコの郷土料理を食べようよ~と張り切っていたのだが所詮、昔はオーストリアもチェコも同じ国であった為、郷土料理と言われるものもほとんどオーストリア料理と同じものが多かった。今回お料理を頂いたのがこの右のお店。モルダウ川の流れを見ながらテラスでお料理を!

IMG_5752.jpgだけどとりあえずはチェコビールで乾杯でしょう~ってな訳で今回はこのビールを。

IMG_5753.jpgそしてクリ子の前菜。スモークサーモンのバター添え。これが予想を反していた。きっとこれがチェコのサーモンの食べ方だと思われる。バターが添えてあるところも不思議だがこのサーモン、塩漬けしてあってからいったらありゃしない。とっても肉厚で弾力性がありまるでアンチョビの塩漬けを食べてるかのような辛さだった。

IMG_5754.jpgそして私の前菜がカマンベール焼き。オーストリアではなかなか出てこない前菜だがチェコではあらゆるところでこのカマンベール焼きがメニューにのっていた。

IMG_5756.jpgそしてこれがメイン。クリ子が何故かステーキ。食べたい物がそれほどメニューの中になかったそうな。

IMG_5757.jpgそして私のメインがタラのニンニクソースがけ。オーストリアでもこの料理はよく見かけるのだがやっぱりお国が違えばちょいと調理法も違うようだ。オーストリアでは塩コショウしてムニエルにしてあるタラにニンニクの摩り下ろしたのが塗ってあるのだが、ここのは輪切りのニンニクのスライスの生が山盛りのっている。その量、およそニンニク大4つ。これを食べた晩はあまりの自分のニンニクのクサさに何度も起きてしまったほどだ。

IMG_5833.jpgそして日を改めてやっぱりここでもビールを。今度は昨日飲んだ地ビールの黒ビール版を。う~ん、私は普通の方が好きかな?

そしてこの日はオーストリアのレストランではあまり見かけない料理を探す。

IMG_5834.jpgクリ子が鯉のムニエルにナッツとプラムのソースがけ。これが不思議な味だった。鯉の臭さが目立ってしまいナッツとプラムソースの組み合わせがうまいこと調和していなかった。クリ子も最後の方はお手上げ。

IMG_5835.jpgそして私はオーストリアでもレストランによってはおいてあるのだが牛のタルタル。これもチェコでは色んなところでこのタルタルを食べている人を見かけた。オーストリアでは生肉を好んで食べようとしないのに・・・お国が変われば考え方も違ってくるみたいだ。

IMG_5755.jpgそんなこんなで最後まであまりおいしいチェコ料理に出会えなかった今回の旅。だけど何事も挑戦。好奇心を持ってその土地の料理に手を出してみるのも経験。何事も経験さ!

クルムロフの街並み

IMG_5768.jpg私はチェコという国の街並みが好きだ。中世のよき時代の風景がそのまま残っているから。どちらかというと美術館とかに行くより昔の街並みや風景、自然を見るほうが自分の肥やしになるような気がする私。そんな私が今回の旅行の場所も決めた。クリ子~クルムロフの街並みがみたい!!

IMG_5786.jpg私は水が好きだ。クリ子にどこか今日行きたいところある?と聞かれると大抵答えるのが水面の水の動きが見える所と答える。だからクリ子は私の為にいつも川か湖があるところに連れていってくれる。そんな私にとってはモルダウ川は最適だ。プラハまで行ってしまえばモルダウ川も大きくなるのだがここ、クルムロフに流れるモルダウ川はまだ田舎の街に流れる穏やかな川という感じだ。

今回泊まったホテルも川沿い建つホテルで上の写真からでもわかる、赤い建物。

IMG_5700_01.jpg私達の部屋の窓から見える景色は紅葉した木と小道。メイン通りから一本外れていることもあり晩は窓を開けて寝てもとっても静かだった。

IMG_5745.jpgそしてこの小道には両脇にいっぱいのペンション兼、レストランが並んでいた。

IMG_5784.jpgその小道をドンドン進んでいくとこんなかわいいテーブルに出会った。これはあるレストランの外テラスとでも言おうか?きっとここに座る人達は飲むだけの人だと思われる。ちゃんとお食事を摂る人達は中で食べるものと思われる。

IMG_5749.jpg石畳の細い道。この道を進んでいくとさまざまなレストランや居酒屋さんが出てくる。

IMG_5747.jpg気づけば街の中心、広場に出てきた。私は街の中心地よりどちらかというと庶民の生活が会話みられる小道の方が好き。

IMG_5787.jpgこの街の周りにはモルダウ川が流れていて、言わばここはモルダウ川に囲まれた丘だ。そんな丘にはやっぱり階段が多い。

IMG_5764.jpg夜の小道もなかなか美しい。っていうか私、一個人としてはこのオレンジ色の街燈に灯された小道を歩くのが大好きだ。

IMG_5770.jpgOyumiche~n, いつまで歩くん?もう僕眠たくなってきた!ってクリ子さんまだ夜の9時過ぎですけど・・・・

IMG_5761.jpg折角ロマンチックな4星ホテルを予約したのに綺麗な街並み、そしてお食事、ビールにお腹がいっぱいになりチェコの晩を満喫することなく10時過ぎにはもうベットで豪快に寝ていた私達でした。