カプリ島を一周しよう!

ソレントからカプリ島まではフェリーで30分足らず。高級リゾート地でも知られるここですが、何より有名なのが、ここの島にある青い洞窟。

だけど青い洞窟だけを見るのは折角、ここまでフェリーでやってきたのに勿体ない。折角ならカプリ島を一周できる船のコースを。

青い洞窟に行くだけのコース料金とカプリ島一周コース料金では確か2,3ユーロぐらいしかかわらなかったような。だったら時間のある人は是非とも、カプリ島一周コースを選んでほしい。

だってこの一周コース、見がい十分。青空の中、結構なスピードで走ってくれる船に乗っているだけで、気分は爽快だし、何より、色んなところによってくれる。船長さんがイタリア語と英語で要所、要所で歴史や、色んな話をしてくれるのも嬉しい。

この洞窟の中には、自然によってできたモニュメントみたいなものが何体もある。確かマリアさんに見えるものや、後はなんだっけ??忘れちゃった。ここに船を止めて、中を見ることもできます。

カプリ島にはいっぱい小さな洞窟があり、どこも水がすごく透き通っていて綺麗。青い洞窟以外にもこうやって他の洞窟も船長さんによって立ち寄ってくれます。

これはなんだっけ??私の理解が正しければ、確かこれはエジプトのスフィンクスのように見えるとか船長さんは言ってたような。

ここのトンネルをくぐって今からアナカプリ地区へ・・・・

それにしても晴天。それだけで気持ちいいです。炎天下の中2時間もクルーズしてたもんだから、この後、着てたTシャツの型から時計の型までばっちりついてました。

遊びなれたヨーロッパ人はこうやって自分のヨットで、航海をしてました。よくハリウッドの女優さん達がヨットの上でビキニ姿で彼といちゃついてたりするあういう写真の光景がここに。

さぁ~今からいよいよ青い洞窟へ行こう~!!ってこの船のクルーズがとても楽しくって、クリ子は写真をバチバチとっていた為、カメラのレンズが湿気で駄目になってしまい、折角の青い洞窟を前にほぼ、カメラ沈没。肝心なときに・・・・(ってこれはクリ子のせいではなく、後でウィーンに帰ってきてからCanonに問い合わせたところ、このモデルは水に弱かったようで、他のお客様からもクレームが沢山きていて、Canonオーストリアでもただでレンズの部分を交換してくれることになりました。だけど旅の記憶は写真にほとんど収められず。でも3人とも目でいっぱいシャッターを押したからいいとしよう~!)

今回の宿泊先

3泊以上する宿泊の際は、大抵私達はキッチンのついている広めのアパートメントに泊まること多い。何がいいって、部屋が広いこと。寝室以外に居間があり、ゆったりできるスペースがあり、バスルームが大きい。

そしてホテルの一室だと狭い部屋なのに、空調が利きすぎて部屋が乾燥してることが多い。だけどここだとすべて自分たちで管理できる。好きな時に起きて、好きな時に朝食を食べて・・・・自由に部屋を使える。

そして今回は何より母と三人ということもあったので、時差ボケがありそうな母と仕事疲れと車の運転でゆっくり寝たいだろうクリ子が一緒の部屋で寝たり、バスルームを使ったりするのはお互い気を遣うだろうと思い、今回はこういう形にしました。

まず部屋を入ったら、リビング兼、ダイニング(晩はそこに母のソファーベットが登場)。そして廊下があり、そのサイドにバスルーム。そしてその廊下の先に私達の部屋がある為、母が好きな時間に起きて何をしても大丈夫。これは心強い。

そして今回の宿泊先は、ホテルの中に2部屋だけアパートメント形式になっていて、フロントは24時間体制になってるので、夜中に帰ってきても、何か不都合がおきても安心。すぐ対応してくれるのが嬉しい。

毎朝、朝一番のエスプレッソとパン、トマト、そして日焼けをした肌にこの地で採れたレモンを丸一個絞り、レモンスカッシュを朝食に。とても快適なアパートメント滞在。これ結構やめられない!

憧れの地、ポジターノ

危ないよ~!!っていう危険信号を発しだした自分の心身にどうすることもできない今日。先月、手術をしてから休むことなくつっぱしってきた体と心がついに、悲鳴をあげだしたか?と言わんばかりに体の疲れとストレスが溜まってきた自分の体。許容量がいかに少ないかを思い知られ、情けない。だけど、それが自分。見栄を張っても仕方ない。次の月曜日は祝日だし、そろそろ今週あたり、心から休める日を持ちたい。

クリ子の友達が、私達が付き合って一年ぐらいの時だから、かれこれ6、7年前に、”おまえらのカップルはお互いを甘やかせてるね!”って言ってたけど、今の私達もそのままかも知れない。

でも人それぞれカップルの形式は違っていいと私は思うんだ。私達、お互いに言えるのはお互い、今置かれた環境の中、精一杯頑張ってるし、お互い信頼してる。だから、お互いに甘くても、頑張りを認め、心身ともにお互いを労わっているのだと思う。クリ子は私と一緒になって以来、私に一度として、愚痴も不満もこぼさない。彼はいつも”僕は幸せだ~”という。ほんまかいな?と思うこともあるが、でも彼の顔はいつも心から幸せそうにしている。だからこそ、私が彼のこの笑顔を奪ってしまっていはいけない、彼が私に、いつもありがとう~!僕は君と居れて幸せだよ!と心から言っていてくれている間は、私も心からその気持ちに応えたいと思う。(私は、常日ごろから、日常の愚痴を繰り子にこぼしている・・トホホホホ)だからこそ、彼の食欲が減ったり、彼の顔が仕事で四角くなっていたら、どんなに仕事で疲れて帰ってきても、温かい晩御飯と、次の日の会社で食べる朝食のパンやケーキを焼いたり、お弁当を作ったりして、彼の体調管理をしているのだが、それもしばらくすると、こうやって毎回のことながら、体と心が疲れたよ~!って言うんだよね。日本の主婦の人からしたら、あんた~たいしたことしてへんのに~と言われそうだけど、だけどそれが自分。所詮、奥様業は私に向いてないのかも??まぁ~それでもいいのさ。今日は危険信号が灯ってて危ないから、ストレス発散にワインでも飲んで、とがった神経を麻痺させるのさ。手術してからお酒なんてほんと、飲もうなんて気にはほとんどならなかったらから、これも手術の経過がよいってことなんだ~なんてね?

まぁ~そんな話はおいといて、今日はそうよ、ポジターノ。あら、私ここで素晴らしい景色をみて休暇を取ってるじゃないの~。そうなんです。私、ここ、ある意味すごく憧れていた場所。10年ほど前に宮本輝のある本にここの話が出てくるんですが、この本を読むとこの街がへの想像が膨らんで、一度ぜひ、ここを訪れたいと思っていたんです。

自分が想像してたよりちょっとこじまりしていたけれど、なんとも街があったかくて、そしてゆったりとして、ここにいると時間が止まった錯覚に陥るようなそんな、現実からちょいと離れた世界にヒョィっと入れる街。(ちなみにここは私達が食事をしたレストラン。私達が行った時には誰もお客がいなくてこのレストラン大丈夫なの?なんて思ったけれど、私達がここに座ってからどんどん地元人で席が詰まっていった。このレストランでイタリアの昼食は1時からが主なのねって学んだ)

ガイドブックにはここは高級リゾート地と書いてあったが、いかにもっていう感じがなく、ほんとにこの街がそうなの?なんて感じさせるところがまたいい。

この街はもちろん、高台にあるため、街へ降りていくのも、そしてお隣の街へ行くのも、こんな急な坂をひたすら上ったり、下ったりしなくてはいけない。現代人からするとすごく不便な生活に思うけれど、このポジターノに住む住民は、そんなことなどきっと一度も考えたことがないのだろう・・・・・。