Bad Hall

週末昼過ぎまで仕事をして、その足でザルツカンマーグートからほど近い温泉へ。この一週間ほど悪天候が続き、寒かったので温泉へ行こうと思いついたのが、2日前。本当は前回お世話になったハンガリーのこのホテルに泊まりたかったのだが、ヨーロッパはこの週末、連休となった為、このホテル限らず、どこも満室。

そんな中、見つけたのがこのホテル。バート・ハルというオーストリアのザルツブルグに近いところにある温泉保養地。この街自体が少し、山の上にあるのでここの温泉から見る景色は最高。

ここのホテルはこの街の中でも、森の中に包み込まれたようなところにあるので、周りは一面、み・ど・り!!

なんだか時間がまるで止まったみたい!3時間前までウィーンで仕事をしてたなんて、想像ができないぐらいポイっと夢のような世界に放り込まれた不思議な気分。

ウィーンから2時間ちょいで現実離れした世界に飛び込めるところがオーストリアにはいっぱいあるのが、この国のいいところの一つ。こんな素敵なところに来たんだから、携帯電話も、時計もすべておさらばさ~!!

この部屋にはバルコニーもついているので、ここに座りながら、鳥の声や、フクロウの鳴き声、リスの走ると葉っぱがカサカサと揺れる音・・・キツネの音・・・森の中の音だけを聞いていると、なんだかホント自分が今いる世界がドコなのか分からなくなりそうになる。

そんな現実離れした世界にポワァ~ンと頭もなってきたところで、ウェルカム・シャンパンで乾杯。その後はちょっとしたティータイムがサービスに含まれていて、こんなフルーツカクテルやケーキなどを頂いて、その後温泉へ・・・・。さてここの温泉はどんなものかな?!

Mendlingtal

Niederoesterreich州にMendlingtalというところがある。ここは水が豊富で昔、伐採した木をこの勾配を使って下まで運び、水流の力をもとに水車を動かし、木を切っていた。

今では機械化が進み、この方法は使われていないが、今でもここを見ることはできる。

すべてこのように板が張ってあって整備されているので、子供からお年寄りまでとても歩きやすい道になっている。

私達がここを訪れたのは5月1日。ここが一般公開されているのは、5月1日から10月31日まで。それ以降は雪が深くなる為、一般の人達は入れない。

今年は寒い日が続いたので、まだ雪解けがそこまで進んでいないのか、まだ水かさが少なく、ちょっと残念・・・・。

この谷沿いに歩いていくと、色んなお花に出くわす。水辺に咲く花から・・・

落ち葉の間から優しく顔を出している花。

そうかと思えば、ちょっとした草原に咲く花まで。花達もきっと春を待ち遠しかったんだろう。なんだかどのお花もすごく嬉しそうな表情をしていた。

そうかと思うと、目を凝らして水の流れを見ているとマスや川魚がいっぱい泳いでいる自然豊かな場所。この水の色をみるといかにここの水が綺麗だかお分かりになるでしょう・・・。

約片道1時間強の散歩道、色んな自然のありがたみを感じながら楽しく歩くことができる。この時期にしか行くことができないMendlingtal。興味がある方は是非、一度訪ねてみてください。

ザンクト・ギルゲン

ザルツカンマーグート巡りをして必ず私達が寄る場所の一つがザンクト・ギルゲン。ハルシュタット同様、とっても小さい街なんだけど温かみがあって情緒溢れる街でなんだか癒される街。

基本的に大きな街よりも昔ながらの温かみのある小さい街が好きな私達は、前日のハルシュタットでの宿泊に続き、ここで一夜を明かしました。

着いた当日は、お天気が悪く雨が降っていたけれど、翌日チェックアウトするころには青空も見えてきた。何回も来てるところだから、改めて新しい発見というのはなかったけれど、それでもちょこっと湖を、そして街を回りたくなる気持ちにさせてくれる何かがここにはある。

5月にオーストリアに来ると田舎の方ではこんな木をよく見かける。これMaibaumという直訳すると5月の木という本当の生の木。

ザルツカンマーグートに点在する街は本当に可愛らしい。これ、実はこの街の市庁舎。

そしてその市庁舎の前にはモーツァルト像が建っている。この街はモーツアルトのお母さんが生まれたところでもあります。

そしてこれがこの街の映画館だというからビックリ。こんな街に住んでたら、イライラすることもなく毎日をゆったりとした気持ちで過ごせるのかなぁ・・・。それとも物足りないなんて思ってしまうのかなぁ??