カイザーバル(皇帝舞踏会) 2011

姉が今回のウィーン滞在でやりたかったことは2つ。一つは大晦日に王宮でやっているカイザーバル(皇帝舞踏会)に出ること。そして二つ目は山の太陽のもとで外のテラスでビールを飲むこと。なんとこの2つだけ要求してきて後はお任せらしい。

ってなわけで一つ目の彼女の希望、皇帝舞踏会に大晦日の晩から新年にかけて行って来ました。この舞踏会が2012年度の舞踏会シーズンの幕開けになる一つめのバル。

舞踏会に出たことのない彼女は王宮での社交の場がどんなものか考えるだけで段々、緊張してきていましたが、あの~ただのダンス好きのカップルが踊りにくる・・・そんな気軽な気持ちで行ってもらえればそれでいいのですが。この日の為にウィーンで舞踏会用のドレスとダンスシューズを購入した姉。髪は文句を言われながらも私が結ったのですが、終わりよければすべてよし!!

私達自身、毎年大晦日から新年は旅に出ていてウィーンにはいないので、この皇帝舞踏会に出るのは初めて。でもこの舞踏会いいかも!!大晦日ってこともあって人は少ないし、旅行者にも配慮してあるのか堅苦しくなく、エンターテイメント的にも楽しめるようになっているので、肩に力が入ることなく自然に楽しめる。

この日は、我が教え子がオープニングと年明けの舞台で合唱団として歌っていたので、それを見れたのも嬉しかったな。

クリ子と何曲かワルツを踊った姉は、その後は、私とクリ子が踊っている間、一人で待っていたのですが、知らぬ間に男性からダンスのお誘いがかかり、あら?気づけば何曲も男性と踊ってるではないですか?!

その後もニューヨークに住むアメリカ人から猛烈アタックがあり、舞踏会が終わる最後まで彼と踊っていた姉。何より印象的だったのは彼女がずっと満面の笑みだったこと。緊張して固くなるかな?なんて思っていたのですが、最初から最後まで楽しんでくれていたみたいで、それが嬉しかった。舞踏会後もアメリカ人から明日の晩のお食事のお誘いがかかっていた姉。行けばよかったのに~!!

”生活の質”の高さ

アメリカの某会社が世界200都市以上を対象に”生活の質”の高さに対し調査したところ、2年続けて今年もウィーンが世界一に選ばれたそうな。

ウィーンは重大な犯罪が少なく、自転車用道路や公園も充実し、インフラや路上の安全性、公衆衛生サービスの良さなどで高い評価を受けたらしい。

確かに夜遅くに一人で歩いていても怖くないし、衛生上も道路も公共機関もいつも綺麗だし、芸術面や娯楽という面でも豊かだし、私自身、日本を出て異国の地に住むところがウィーンであったことにとても満足してます。

私にとってはとても住みやすい街でも他の人にとっては違うかもしれない。そんな時にこのような評価を受けるとやっぱりなんだか嬉しくなる。確かウィーンは世界の中で”世界でもっとも住みやすい街”という調査でもメルボルンに続いて2位という高評価を受けています。

ちなみに”生活の質”のランキングの2位以下は2位チューリヒ、3位オークランド、4位ミュンヘン、5位デュッセルドルフ。東京は46位だったらしい。

私にとってはここは外国で日本に住んでいた時に比べて、言葉や文化の違いなんかで決して住みやすいとは思わないけれど、もしかしたらある意味においては日本にいるよりも住みやすい街なのかもしれない?!この街に住めることに感謝をして毎日を過ごさなくては。ハハハ!!

久しぶりに街中を歩く

この最近、土曜日は街にあるものを探しに出かけています。ウィーンってとっても素敵な街なんですが、何か目的を持って探す時にはお店の数が日本やパリ、ロンドンなどの他の首都に比べて少ないんです。だから欲しい物が見つかるまで一苦労。

この一ヶ月ほどクリ子と二人で家具屋さんを見て回る為に、色んなところを歩いてるんですがね、なかなか家具が売っているお店がないんです。もちろん大型店にいけば、それなりに家具は置いてあるんですが、ずっと使っていくものなので、気に入ったものを・・・と思うと大変。

でも街の色んなところを久しぶりにいっぱい歩きました。いつもなら街の中をゆっくりとあることなんてほとんどしないので、なんだか街の小道を歩くと懐かしい感じがしていいものです。

あら、こんなところにこんなお店、前あったっけ?とか、このお店まだちゃんとやってるんだぁ~とか発見もあって楽しい。

お目当ての家具はまだ模索中。なかなか思うようなのには出会いません。そんな訳で今週末も街でクリ子とデートです。