Johann Strauss Ball 2008

IMG_5925.jpg毎年、バレンタインデーの晩にはKursalonでJohann Strauss Ballがある。去年初めていったのだがヨハン・シュトラウスバルというだけあってウィンナーワルツをいっぱい演奏してくれるのでワルツを踊るのが好きな私達にとっては持ってこい!ってことで今年もこの舞踏会に行く事にした。

IMG_5107.jpgバレンタインに何かものでプレゼントじゃなくてクリ子から舞踏会のお誘いっていうのも紳士でよくない?ってな具合で今年もバレンタインの晩は舞踏会へ・・・いつもじゃしてくれない、助手席のドアの開け閉めから歩く時は手を差し伸べてくれる・・こんなエスコートをクリ子にしてもらいちょいと優雅な気分で会場入り。さぁ~今年は去年よりは踊れるかな?(この一年、一応頑張ってダンスを習ったつもり)

14-02-08_2106.jpg今年は学期末休暇の時期とこのバルが重なった為、ウィーン人はスキーや旅行に出ている人が多い為か幾分、去年より人が少ないように思う。

IMG_5125.jpgバルって結構踊って楽しめるって感じあるでしょ?だけど実際は人が多くてそんなには自由に踊れないのだ。空いているところを探して踊っていくのだ。だけどそれでもちょくちょく人と腕などがぶつかる。だからとりあえずさぁ~皆さんでワルツを!という合図が入ったら(この合図がないとお客の私達は踊ってはいけないのだ)できるだけ早くホールに出て行ってウィンナーワルツを踊りだす。そうしないと後はギュウギュウで思うようには踊れない。

14-02-08_2205.jpgさぁ~私達も踊りましょう・・・・いや・・・いつものことながら踊っていくうちにドレスが下がっていくよ・・・胸が見えないように気をつけなきゃ! IMG_7051.jpg

今年はステップをいっぱい習ったお陰で結構、自由に踊れて楽しんだ。次の日がまだお仕事ということもあり早めに帰ってきたのだが、それでもめいいっぱい踊って楽しんで、素敵なひと時を過ごした。さぁ~次は3月にあるバルだ!ちなみに今回はこんな髪型でバルに行きました。(こんな時ぐらいしか髪のセットに美容室に行かないもんね・・)

お茶会

昨日、お友達ご夫婦のお宅で新年会という名のもと15人ぐらいのホームパーティーが行われご招待頂いた。来られるゲストの3分の2がオーストリア人だ。オーストリア人に嫁いだ日本女性として、私のお友達であるSさんは皆さんの前でお茶のお手前をご披露されることになった。

IMG_6926.jpgねぇ~Oyumiche~nとYちゃん、悪いだけどオーストリア人のゲストの皆さんにデモストレーションとして、略式だけど一応最初から最後までお手前をするからその時のお客さんになってくれないかなぁ~と聞かれた。お煎茶は習った事があるがお恥ずかしいことに、茶道の方は先生が嫌いで3回でやめてしまったくちだ。いいよ!と言ってみたものの、さてはて大体のことはわかるがそれでもチンプンカンプン部類だ。急いでお茶を習っている姉に電話をし、お茶を頂く時の作法のDVDを用意してもらう。そしてそれで家でひそかに練習をし、本番の前の日にリハーサルとしてちょこっとそのお宅に伺い、流れを教えてもらう。

IMG_6903.jpgとても緊張したがお茶を頂くときの自分はピシっと背筋が伸び、堂々と一つ、一つの動作をこなし何故か気持ちが引き締まる思いがして、とてもいい気分だった。姉のお陰でどうにかお茶会のデモストレーションも無事に成功し、改めて時間があれば日本で一度ちゃんとお茶と着付けを習いたいと思った。ちなみにこの日、彼女が締めてられた帯はお正月をイメージしてアンティークの百人一首の絵柄のすばらしい帯であった。

IMG_6910.jpgその後、一流のレストランから来られた出張シェフによるフランス料理のコースが始まった。日本人の料理人なのだが長年、ヨーロッパでお料理を勉強されていたこともありフランス文化と日本の文化の融合ってな感じのお料理でとっても満足いく素晴らしいものだった。

IMG_6915.jpg何から何まで行き届いていて素晴らしいお食事会だったが、その中でも一際、私の心を揺らがしたのがオーストリアにある限られたお花で日本をイメージし、お茶室に飾られていた生花、そしてお重を花器に見立て一つ、一つのテーブルに西洋と和の調合をもたらし彩りを添えていたSさんの心意気がなんとも憎い演出であった。

宮殿をお散歩

IMG_6883.jpgウィーンの冬は太陽がほとんど射さない。毎日どんより、お空はグレー。だけど今日は久しぶりに少しお日さんが射したのでクリ子と二人でシェーンブルン宮殿にお散歩がてらカフェをしに行くことにした。

IMG_6876.jpgフェーン現象でこの2日ほど気温は13度ぐらいあるのだが風がきつい為、結構寒い。カフェ、カフェ(コーヒー)とリズムをつけながら二人で歌を歌い、ひたすらグロリエッテに向かう。もう頭の中はおいしいケーキとカフェしかない。

IMG_6879.jpgグロリエッテから見るシェーンブルン宮殿とウィーン市内はいつ見ても美しい。

IMG_6886.jpgぎょっへぇ~もしかしてみんな思うことは同じ?グロリエッテの中が溢れ返っている。席が空くのを待つ人も列を作ってる・・・クリ子どうする??先に散歩でもしますかぁ~。なんか温かいコーヒーとケーキに裏切られたような気分・・・・

IMG_6892.jpgやっとここの修復終わったのね。一体何年かかっていたのやら・・・

IMG_6888.jpgそういや宮殿の方も修復が終わっている。あらなんだかすっきりしてよいではないか!ってこれが本来の姿なのだがあまりにも修復期間が長くていつも白い工事用の垂れ幕みたいなのがあるのが当たり前になってたから・・・

IMG_6897.jpg階段もきれい。ズズ黒くなっていた階段も綺麗にされ全体的に印象がとっても明るくなった。

IMG_6900.jpgゆっくり散歩をしているうちに段々日が暮れてきた。のどかな日曜日の昼下がりももうおさらば。また明日から一週間が始まる。さぁ~また一週間頑張ってやっていこ~う!