醍醐寺の桜

ウィーンの今日の最高気温8度。そして一日中雨。何をするのも嫌になっちゃう天気。でも確か、私が日本に帰った日も寒かった。雪が降ったりやんだりのお天気。

そして醍醐寺にお花見を友達と見に行った日も寒かったなぁ~。二人で寒い!寒い!と言いながら、桜を見て回っていたような気が・・・。

醍醐寺の桜と言われれば、思い出すのが豊臣秀吉。世界遺産にもなっている醍醐寺だが、豊臣秀吉の”醍醐の花見”が行なわれた地としても知ってられる方も多いのではないでしょうか?

これらの桜を舞台に豊臣秀吉が諸大名からその配下の者など約1300名を従えて盛大に催したたお花見。醍醐寺の中にある三宝院ではこの花見で豊臣秀吉らが詠まれた和歌の短歌が今でも保管されている。

私達が行ったこの時期はまだちょいと寒く、桜の種類によって咲いているものや、まだ咲いていないものがあったけれど、枝垂れ桜は比較的、寒くても早い時期に咲くようで、私達が今回をここを訪ねさせてもらった時にはちょうど満開だった。

なんと言っても綺麗なのが霊宝館の枝垂れ桜。見ていて圧倒されるぐらい立派な桜。私にとって枝垂れ桜は女性っぽいしなやかさを持った桜に映るのだが、この枝垂れ桜だけはかなり凛々しい男性的な風格を持っているように私には映る。

この桜を維持していくには、手間ひまがすごくかかっていることだろう。だけど時代を感じさせてくれるこの桜、これからも元気に育ってほしい。そして次の時代へとこの美しさと歴史を受け継いでいってほしいと思う。

日本の旅

日本から帰ってきて数日が経ってるいるのにも関わらず、まだ日本ボケしている私。そして顔にはブツブツが出てきたり、体調があまりよくなかったり・・・、クリ子からは”ウィーン病!”と言われる始末。それほどまでに日本の滞在が心地よかった。

今回の日本帰国への目的は免許証の更新であったり、保険の申請であったり、歯医者さんだったり用事で帰ったのだが、この一週間という短い期間の間に、これ以外に毎日のように沢山楽しい時間を過ごさせてもらった。

帰ってきた次の日は、大学時代のお友達と2年ぶりの再会を果たし、2人で一緒に醍醐寺にいったり、飲みにいったり・・・私がウィーンに住んでいることもあって連絡を取ることが少なくなったというのに、こうやって会えば大学時代のようになんでも話合えるのが嬉しい。話しても話ても話したらない。またしばらく会えないのかと思うと、なんだか寂しい・・・。

そしてある日は、母と姉と3人で天龍寺に桜を見にいったり・・・

ある時は、妹家族と一緒に彦根城に連れていってもらったり・・・

姪っ子ネネの成長を見て、鼻の下をのばしたり・・・

家族全員でお伊勢さんまで足をのばしたり・・・・

帰る日は母の手作りのお弁当を持って、疎水にみんなで念願のお花見にいったり・・・・

本当に楽しい時間を過ごさせてもらいました。日本滞在の間、お世話になった方々、ありがとうございました!あまりにも楽しかった為、その余韻から抜け出せずにいます。日本でいっぱい楽しい時間をプレゼントしてもらったので、それを糧にウィーンで頑張ります!そしてまた近いうちに必ず、日本に帰りますので宜しくお願いします!

日本滞在の記事はぼちぼち更新していこうと思っているので宜しくお願い致します。

京都・夏 2009 総集編

三週間近く滞在していた今回の日本帰国。いよいよブログにアップするのもこれで最後。主に故郷である京都に滞在していたのだが、その間、このブログに載せたところ以外にも色んなところに行かせてもらった。

やはり自分の故郷だから贔屓するわけではなく、純粋に京都という場所は素晴らしい。そんなことを改めて感じさせてもらった今回の日本滞在。

ブログで紹介しなかった一部をここで振り返ってみよう。梅雨明けが遅かったこともあり、7月終わりでも苔がすごく青々として美しかった。(写真・三千院)

苔と砂利とのコントラストが美しい日本の芸術。手入れが行き届いた庭。枯葉一枚も落ちていない。こんな細やかなところにも気が配れるのはやっぱり日本人だけじゃないかな?(写真・三千院)

でも苔の美しさ、そして面白さはここがやっぱり一番かな。ここのお寺には本当に色んな種類の苔が生息していました。 (写真・苔寺)

こんなもこもこした苔。なんかユーモアがあって面白い。(写真・苔寺)

ここの先に何かあるのかワクワクさせてくれるそんな階段。この曲線にも日本人のしなやかさが反映されている。(写真・寂光院)

幹がすごく立派で樹齢700年の五葉の松は、松の全体像が見えないぐらい大きさ。(写真・宝泉院)

夜の京都もまだまだ賑やか。

やっぱり京都の夏の鴨川と言われれば、この風景ではないでしょうか?この時期だけだされる床と川べりに等間隔に座るカップル達。私が学生だった頃と何一つ変わらない風景。なんだかホッとする。この床が片付けられる頃に京都の夏も終わっていく・・・

今回の滞在もいろんなものを見て、感じて、食べて、本当に色んな貴重な体験をさせてもらいました。これを持って日本の滞在 2009・夏の陣は終わらせて頂きます。