ちょっと嬉しい出来事

昨日、くり子が来客がある時に仕事に履いていくズボンがあまりにもみすぼらしくなっていたので、買い物に行ってきました。それも子供無しで!!!子供無しの買い物って子供ができてからはじめてかも?!デートとは程遠い用事だけをドンドン済ませて行くものだったのですが、子供がいないとなんて用事がトントンと片付いていくの?時間にして3時間だけの大人だけの時間。5年ぶりの子供のいない身軽さに、用事が思ったより早く済んだので、二人でお茶でも飲んで帰りたくなったんですが、ここは敢てみんなで食べられる子供達の大好きなチョコレートケーキを買ってすぐに帰った母ちゃん達。なんとも新鮮な時間でした。

さてこのブログでもちょこっと前に触れたことがあるのですが、秋頃から義母の一言で急に物件を探すようになった我が家。自分達が住んでもいいし、人に貸してもいいし・・・どんな形でもいいから何かいい物件ないかなぁ・・・とお気楽な気持ちで探し始めたのですが、探し始めて一ヶ月経った頃に一軒の家がとても気に入った母ちゃん。

何軒か物件の見学もしたのですが、母ちゃん達が気に入ったのは一軒目に見た家。築110年の建築家が建てた家なんですが、何せ売主が今はイタリアに住んでいるということで、取引の交渉に時間がかかり私達がサインをした書類をイタリアの国境に近いオーストリア側まで運び、そこで弁護士立会いのものと売主にもサインをしてもらうということを何度か繰り返し、やっと先週その家が私達のものとなり家の鍵を受け取りました。

・・・ってわけでくり子とささやかなお祝い。病み上がりだった母ちゃんにとってはほろ苦いシャンパンでしたが、これからここの家で新しい明るい未来が拓けていきますように・・・・。

手ごわい面接試験

基本的にくり子の服を決めるのは、いや買うのは母ちゃんの役目。そして洗濯をするのも結婚しておよそ12年、もちろん母ちゃんの仕事。でも何故か下着(冬なんかにシャツの下に着る下着のTシャツやボディー)とタイツは自分で勝手にネットで買うくり子。母ちゃん、結婚してこの人の下着とタイツは買ったことありません。・・・そして洗濯するのもこの二つに関してはお一人で優雅に丁寧洗いでせっせと洗濯機をかけるくり子。先日、その洗濯物を干す前に仕事に行ってしまったくり子。母ちゃんが代わりに干したんですが、Wolfordのものばかり。母ちゃんでも持ってませんぜ!!触ってみると手触りが全然違う~!!そら母ちゃんの一時間短縮コースで他のものとザッブンザッブン洗って欲しくはないよなぁ~(怒)自分の肌に一枚目に触れるものは昔から柔らかくって、肌になじむものでないと嫌なくり子。じゃあ、パンツもこだわれ~~!!アンタのパンツ、母ちゃんが10年前に買ったパンツやぞ!!アンタのこだわりが母ちゃんには分からんわぁ~!!!

てただいま5歳のルーべ。まだまだ可愛いもので、クリスマスプレゼントに母ちゃんの仕事関係の方から5歳児の心を鷲づかみするレゴの車をもらったんですが、大喜びで組み立てて遊んでいたルーべがいきなり神妙な顔で母ちゃんに聞いてきた。”ママ~、シッシィーオマ(この方のあだ名)って家にレントゲンがあるんかなぁ?? 母ちゃんなんのこっちゃか分からずしばらく考えていると、ルーべが続けて ”だってこの最近会ってもいないのに、僕がすっごく欲しかったものをプレゼントしてくれたんだよ~。きっとレントゲンで僕の心の中を見たんだよ~!!”・・・まだまだ幼い発想です。(彼の今のブームは忍者!!)

そんな5歳児のルーべ。日本ではまだ年中さんですが、オーストリアでは来年の9月から小学校に入る歳です。・・・と言っても9月が年度初めになるオーストリアなので、8月いっぱいまでに6歳になった子が9月から小学校に入れるので、7月生まれのルーべはオーストリアでは早生まれ。早生まれの子やまだ小学校に行くレベルに達してない子は小学校に入学する前に幼稚園と別にVorschuleと言って小学校準備学校に一年入ることができます。

その子が小学校に行くレベルに達しているか判断するのは希望校の校長先生。校長先生がその子を面接試験して決めるんです。我が家もどの学校にルーべを入れるか普通に小学校に入れるか、準備学校に入れるか、色々迷ったのですが、結局母ちゃん達が選んだのは家から一番近い地元の公立の小学校。

公立の学校だから面接試験っていっても校長先生と少しお話するぐらいで終わるのかとおもいきや、面接試験の指定の時間に学校に行くと、ルーべだけすぐに違う部屋に連れていかれ、そこでみっちり試験があったそうな。

ルーべによると先生に試されたものは、まず最初にリンゴが書いた紙を渡され、それに自分で色塗りして、はさみでリンゴをくり貫く。次はアルファベットの大文字がすべて読めるか?小文字も読めるか?色の判別。数字の判断。投げられたボールがちゃんとキャッチできるか?片足ケンケンで壁まで行って、タッチしてまたケンケンで戻ってくるなどなど。最後は自分の名前を紙に書いて、それを手に持って写真を撮られて終わりだったらしい。(まるで囚人?笑)

思っていたより手ごわい面接試験。ルーべは僕、全部完璧にできたぜ!!と張り切ってましたが、結果は送られてくる封書を待つのみ。

一応、面接試験の一週間ほど前からちょこっと毎晩ルーべと試験の準備をしていたのですが、たかが地元の小学校の面接・・・なかなか疲れたぜよ!!

泣きたくなる光景

昨日から始まった水道管の修復作業。話じゃもっと簡単に終わるはずがえらい大変なことになってます。まず修復するのは水道管じゃなくて下水管。。。、我が家のトイレに穴を開けることになっていたのですが、話では壁のほんの一部だけ。そこから修復するって話だったのに・・・・。

開けてみれば、真っ白の壁もタイル張りの壁もドリルとハンマーで壊され、家中埃だらけ。キッチンまで白い細かい埃がつもって真っ白。トイレの工事でキッチンのありとあらゆるところが誇りまみれになるなんて許せない!!(我が家キッチンのところに扉がついてないので、トイレを開けっ放しにして工事するとすべてキッチンまで埃が飛んでくるんです。もちろん水も使えなければトイレも使えない。(キッチンの左横の扉がトイレ)

そして冬だというのに一日中、玄関先をすべて開けっ放しにして工事をするのでめちゃくちゃ寒い。この数日、坐骨神経痛の予兆みたいな嫌な痛みがしてたのが、この寒さで昨日は丸一日、歩くのも立つのも痛みで一苦労。張るホカロンを貼ったりして体を温めるも母ちゃん、もう限界を通りこして何してもイライラ。

そして最後の留めの一発が落ちた時にはもう母ちゃん爆発した。下水管の一部を切って、そこにかりの下水管をつなげる工事をしてたらしいのですが、そこで聞いてはならない罵倒の言葉がトイレから聞こえてきた。なんと朝8時からトイレも水もこの建物中使ってはいけないことになっていたのに、きっと誰か途中で用を足したのだろう。下水管を取り替えてる間にそれは流れてきて、下水管を取ったら、我が家のトイレ、廊下すべてにそれが飛び散った・・・。もうここまで来ると泣くしかない・・・。母ちゃんね、下水じゃなきゃそんなに怒らんよ。でも自分の家に非がないのに、古い建物の修復の為、仕方ないから我が家のまだまた真新しいトイレに穴を開けることに首を立てに降るしかなかったのに、ここまでひどいことになるとは・・・。

その後、母ちゃんは子供達を連れて外に出て夕方帰ってきたら家中が下水のにおい。もう情けなくって泣くにも涙が出てこない。そこからひたすら掃除して雑巾がけして・・・。晩にある程度綺麗になったものの、また次の日もまた工事で折角消えた匂いも埃もまたゼロにもどり。あ・・・・もうすべてを投げ捨ててしまいたい。