オーストリアでは26日の日もクリスマス。この日もイエス様がお産まれになって2日目をお祝いする日で祝日。なので私とクリ子の間で、クリスマス最後の日、26日は私達だけの小さな家族でお祝いをすることに毎年決めている。
年によっては演奏会に行って、その後クリスマスディナーを食べに行くこともあるし、ある年は家で手作りの料理をもてなすこともある。
今年は私が病気だということもあり、家で簡単なクリスマスディナーを作ることにした。私達、二人の新しい家族の伝統を作る為、結婚をした時、あるモノを皆様にプレゼントして頂いた。それが銀食器。高価な物だけに普段には使えないけれど、クリ子家のクリスマスに毎年、このフェルトに一つ、一つ包まれた銀食器とアンティークになるであろうシャンパングラス・・を使わせてもらっている。そこには一つの私達の願いがこもっている。
私達が歳をとって亡くなってもこれをクリスマスにだいだい、子供家族へ、そして孫家族へ私達の結婚を祝して皆さんから頂いたこの銀食器を受け継いでいってほしいからだ。
さて、そんなことはさて置いといて、今回のメニューは簡単に。
まずは食前酒のシャンパン。シュタイナーマルク州産のSchilcher Frizz.
そして前菜はサーモンとイクラのラディッシュとエシャロットソースがけ。
メインはクリ子、念願のローストビーフ。それと色んなキノコをトリュフオイルで香りづけしたもの。それに合わせて、ここからはしっかりした個性のある白ワインをお供に。
本当はこの後、エビのパスタを考えていたのだが、食欲がなく却下。
そしてデザート。これは25日の晩にクリ子が実家のクリスマスパーティーで残ったのをもらってきたティラミス。
そしてもちろんそれにはミルクをいっぱい泡立てたコーヒーで〆。
クリ子よ~!インフルエンザー菌がいっぱい入っていても知らんぞよ!