ウィーンの街を歩いているとたまに道端にちょっとした軽食を食べさせてくれるスタンドを見かける。これ、毎日田舎の方から農家の人がトラックで新鮮なチーズやハム、パンを運んできて農家直送のおいしい食材を売っているのだ。
こうやってみると本当にハイジの世界みたいだ。おおきな黒パンの塊や、それにチーズはハムがのっかっているものなど・・・とっても素朴なものが売っている。
そしてオーストリア人はまだまだ白パンより黒パンを好んで食べる。私からすると黒パンは重くてズシっとしている上にすこし湿ったようなパンなので食べにくく、好んでは食べない。だけどクリ子もオーストリア人。黒パンを愛する一人だ。いつもパン屋で言い争いをする。”黒パン買ってもいい?” “白パン買ってもいい?” アカン、先週も白パン買ったやん。今回は黒パン!え~それ私食べられへんもん・・・ブツブツブツ。そして次の週は”今日は白パン買うからな~!” え~白パン・・・白パンだと腹持ちが悪いからいやや・・・
私達のパン戦争は永遠に続くのだろう・・・
黒パンって何?
ライ麦パンとかそんな感じ?
そうライ麦を使ったパンのこと。だけどこっちで食べられている黒パンは大抵、ライ麦と小麦を混ぜあわせたものです。
黒パンが少し酸っぱく感じるのはこのライ麦と小麦を水に混ぜて種を練って、発酵させる時に乳酸が生産される為にすっぱくなるらしい。
私はこのパンが苦手でね、駄目なのよ・・・
こっちの人はそのパンに3mmぐらいの分厚さのバターをパンに塗りたくってその上にジャムとかハムとかチーズとかのっけて食べてます。
日本のパンに比べて、こっちの白パン、黒パンにはバターが少ないからぱさぱさしてるのね!だからきっといっぱいのバターを塗って食べるんだと思う。まぁ~人それぞれだから色んな食べ方が他にもいっぱいあると思うけれど。