お墓について話す

この前改めてクリ子にお墓について聞いてみた。ねぇ~ドイツってさぁ、別に夫婦一緒のお墓に入らなくていいらしいよ。自分の好きなところに入ればいいらしいよ!オーストリアもそうなん?って聞いてみた。いや、Oyumichen!オーストリアは夫婦は必ず一緒のお墓に入るもんやで!

IMG_5644.jpgじゃぁ~やっぱり私はオーストリアでお墓に入らなあかんにゃんなぁ~。だってクリ子連れて日本に帰って日本のお墓に入るわけにもいかんもんなぁ・・私一人を二つに分けて半分はオーストリア、半分は日本に埋めようなんて思ってたけどあかん?そんなん、あかん!第一こっちは土葬や!そんなん半分にOyumichen割れへん!!

だけどさぁ~ウィーンも段々お墓の土地が減ってきて火葬増えてきたっていうし・・・そんなん言うねんたら私らどこのお墓に入るの?どこでも好きなん選んだらいいやん!そんな簡単なもんとちゃうと思うけどなぁ~クリ子~。じゃぁZ家のお墓はウィーンでどこにあるん?お父さんの先祖はチロル地方の育ちやろ?ってことはお墓もチロルやろ?クリ子のお母さんの先祖はウィーンやからウィーンかぁ・・・じゃあ私ウィ~ンにするわぁ!

IMG_5647.jpgほんまにどこでもいいねんな?!じゃあ、私クリ子のお婆ちゃんの方のお墓に入るわぁ・・だって中央墓地やん。中央墓地ってそれこそ、モーツァルトやシューベルト、ベートーベンにブラームス。偉大な音楽家のお墓があるところやん。やっぱり音楽をしてるものとしてはここに一緒に眠りたい!クリ子~決めた。ここにするってお婆ちゃんに今度言っといて~!

ところでクリ子~うちらも土葬?土葬ってさぁ~私ずっと不思議やったんやけど、一つのお墓にどれぐらいの人が眠れるの?そこまで深くは掘ってないやん。私らも入る場所あるかなぁ~。大丈夫ちゃう??何で?お婆ちゃんの先祖がずっと入ってはるところやで?一体中はどうなってるの?

IMG_5652.jpg何、言ってるン?Oyumichen、単に上からボンボンボンって入れていくだけやん。何がそんなに不思議なん?だってクリばーちゃんの先祖の人のお櫃ってもう100年とかって経ってて古くなってるやん。そこに新しいお棺を入れたら先祖の人のお棺が重さで潰されてしまうやん。そんなんでええん?

うん、そんなもんなの。お墓って。私お婆ちゃんのお棺私の体重で潰してしまうかもしれへんねんで?もしかしたらクリ子のだって?そんなんでいいの?そういうもんやから仕方ないねん!じゃあ~クリ子、私火葬でええわ。それやったら誰も潰さんでええやん。私そうするわ。

じゃあ、3分の1は中央墓地に、あとの3分の1は日本のお墓に、後の残りはカリブ海にでも撒いて~!お願いするわ!って僕に言われても困るんやけど。僕の方が年上やから先行くと思うねんけど・・・・ イヤ、クリ子は私より長生きしそうや!って別に今からそんな話しんでも・・・確かにそうなんだけどね、ちょいと気になっただけ・・・

“お墓について話す” への2件の返信

  1. お墓ね…デリケートな問題だな。
     
    私はかねがねhiroにも私の実家の家族にも、「個人墓にしてね。死んでからも顔も見たことない沢山の人と同居して気をつかうのは嫌だから。それがダメなら琵琶湖にまいて。」と伝えてる。誰か本気で聞いて覚えてくれてたらいいんだけど。
    私は日本のお墓の制度そのものが嫌。というか理解が出来ていないの。人は死んだらどうしてひとつの墓に入らなくちゃいけないの?個人を尊重して欲しい。墓の守りをする人がいない…とかそういう問題ではなく、墓はひとつの象徴だから死んだらそこにいつまでもいる訳じゃないし、どちらかといえば死ぬ人のために墓があるのではなく残された人のためにあると思うんだけど…違うのかしら?(ちなみにこの話はhiroには全く理解されず、この話をするとケンカになるから近頃はしないようにしてる)

    難しい問題だけど。
    でも、モーツァルトやベートーベンと一緒に眠るってのは素敵だな^^お墓の中でピアノ、聴けるかも?

  2. そうだね、とっても繊細で難しい話だね。
    日本のお墓制度も私は悪くないと思うよ。
    なんか家族の絆みたいなのが感じられて。

    私のことを知ってくれている人が心のどこかに私という人物をいつまでも覚えていてくれたら、私はそれだけでいいや、お墓なんていらないや。それこそ全部カリブ海か南国の暖かい穏やかな海に撒いて!なんて思ってしまうけれど。実際はまだわからないや!

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