ちょいと息が詰まっていた二人。今日の雲ひとつない良い天気にいてもたってもいられず昼から急遽ちょいとまた山登りにいくことにした。
今日の行き先はLassing滝。ウィーンから車で1時間半ぐらいでいける、半日コースの私達には持ってこいな場所。
クリ子~なんか癒されるなぁ・・山にきたの久しぶりや・・どれぐらいぶりやろう・・ズリ!!あまりにも澄んだ空気に感動し想いに浸っていたらズリっと滑ってしまった。Oyumiche~n, 想いに浸ってるのもいいけど滑ってコケてOyumichenを担がなあかんようになったら大変なん、僕やしなぁ~!!と子供が意地悪をする時みたいにイーとしながら言われてしまった。ちょっと~クリ子、それはないやろう~!!かなりびっくりするような滑り方をしたのに私のこと心配してくれんと、私を担がなあかん自分に心配してるん?ちょっと酷いわぁ~。もう夢もロマンもクリ子にはあらへんねんなぁ・・あぁ・・長いこと一緒にいるとこうも考えも変っていくのかぁ・・あ~さみし、いじわる!!!!
それにしても結構険しい道だ。石がゴロゴロ上から落ちてきそう・・・・
おぉ~滝の全貌が見えてきたぞ!!ここ、春なんかにきたら雪解け水が一斉に流れ落ちて勢いがあっていいんだろうなぁ~。
それにしても崖だらけ。そして洞窟みたいなトンネルだらけ。これは洞窟に見えないがあらゆるところに真っ暗な洞穴のようなものがあり、ここにクマが寝てるんじゃないかと心配になる私。(冬眠の時期じゃないって??)そんなことを心配してる私をよそにクリ子はOyumiche~n,この断層面白いで。ちょっと突付いただけでポロポロって取れていくねん。ほら~!!そんなことしんでもえ~。そんなことして崖の基盤が崩れて崖崩れが始まったらどうすんのよ~。も~Oyumichen,そんなことありえへんって。そんなやわい崖と違うって。僕がちょこってここ取ったぐらいでくずれませ~ん!と言いながら走って逃げていく奴。どうにかしてくれ~!
そんなクリ子に疲れた私の心を癒してくれるのはやっぱり川の澄んだ水。ここの水は石灰質が多い分、水が澄んでみえる。石灰質の多い川の特徴、石が白く、水が澄んだブルーと白の間の透き通った色をしている。
さぁ~山登りの後は付近の農家のレストランで夕食を。クリ子がレンズ豆と団子のお皿。なんか絵本とかで出てきそうなドイツかどこかの吹雪く山で、一軒ぽつんとあった山小屋で食事にありつけた時のご飯みたい。まだこんなんあるんやぁ~。どう見ても見た目はよくない。少し味見をしてみたがお豆がじっくり煮てあるのでとても健康的な感じがした。
そして私のお皿が農家のサラダ。私は田舎の農家の方にきたら必ずサラダを食べるようにしている。だって太陽の恵みがいっぱいで野菜がめちゃくちゃ美味しいんだもん。この山盛りのレタスもとても新鮮で甘味があっておいしかった。
帰り道の車でのひとコマ。クリ子が自分の腕をクンクン嗅いでいる。何してるん?僕の腕、太陽の匂いがする~!僕、この匂い大好きやねん!!
さぁ~太陽の恵みも澄んだ空気もいっぱい吸ったことだし明日からまた頑張るとしよう~!!