3年ぶりの日本

9月になってしまいましたが、皆さんいかがお過ごしですか?ウィーンでは今週から学校が始まり、ルーべは中等学校一年生、スカイは小学校に入学しました。二人とも次のステップに上がり急に生活がガラリと変わりこれからしばらく新しい環境になれるまでなかなか時間がかかりそうです。

さて我が家はこの夏3年ぶりに日本に帰っていました。最後の最後までスカイの72時間前のコロナ陰性証明書の結果がどのように出るか分からず本当に日本に辿り着けるのかどうかすごく心配しましたが、4人とも無事に政府機関から出されてるコロナ陰性証明書をもらい、無事に日本に帰れました。

帰るまではここだけの話、母さんはもうこんな大変な思いをするのなら今年日本に帰らなくてもいい・・・と思っていました。最悪の場合、陽性反応がでれば飛行機のチケット代はすべて飛んでいくし、子供たちは日本に飛ぶ一週間前から人との接触を避けずっと家で過ごしていて、子供たちがみんなで映画館に行くから行かない?とのお誘いやパーティーのお誘いもすべて日本行きの為に断っていたので、ここまで子供たちに悲しい思いをさせてまで日本に今、行く価値があるのか?母さんには少し分からなくなっていました。

でも子供たちがどうしても日本に行きたい!!という気持ちがあって、すべてを何の文句も言わず我慢してくれて、やっと叶った日本行き。日本に帰って一ヶ月滞在した結果、あの母さんの迷いはすっかりどこかに消え、心から帰ってよかった!!と思いました。

まずは3年ぶりに家族に会えたこと。これは大きかったです。もちろん3年という年月の中でお互いの生活も環境も変わっている部分もありましたが、みんなが元気に暮らしてくれている姿を見れたのが嬉しかった。

そして子供たちが成長したのもあって、ずっとマスクをつけての京都巡りは暑くて時には危険なほど暑い日もありましたが、それでも毎日、お寺や神社巡りを楽しんだり、京都の文化や歴史、食べ物に興味を持ってくれて自分からその建物の歴史などを勉強して、自発的に興味を持って京都の文化に接してくれたのが発見でもあり嬉しくありました。(写真の時だけマスクはとってます)

今はコロナの規制も少しずつ緩くなってきてますが、私達が日本に帰った頃はまだほとんど観光客がいず、決められた国からのツアー客と、配偶者が日本人である者だけがビザを日本大使館で発行してもらって日本に入国できる決まりだったので、(これは今も続いてます)有名な寺院に行っても外国からの観光客はほとんどいませんでした。そしてこの暑さとコロナが爆発的に増えていた時期でもあったので、日本に住んでられる方もわざわざお寺や日本庭園をこの時期に見に行こうという方も少なく、本当に静かな落ち着いた京都が見れたことがとてもよかったです。こんな機会はもうないと思うので、思う存分京都を観光した今回の帰国でした。

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