クリ子作

SKG2005_219.jpg今日はあまりにも晩疲れて帰ってきたのでクリ子が晩御飯を作ってくれた。って言ってもお腹がすいていたのですぐできるものということでスモークサーモンに蜂蜜と西洋カラシ、香草が入ったソースにパン、卵やベーコンなどなど・・・そんな夕食に赤ワインを飲みながら、クリ子~なんか今日面白い話、会社でなかったん??(もう何も考えたくないOyumichen。会話のネタ探しにクリ子にふってみる)そしたら急にスラスラとなんだかお話が始まった。一体なんの話しとんじゃ?この方??と思いつつ耳を傾けてみた。頭が疲れているところにドイツ語だったのでちゃんとは聞いていないがきっとこんな話だったと思う。

SKG2005_218.jpgあるところに雪だるまくんがいました。それはそれはいつもオーストリアの山の中でもかなり高い山、グレッチャーに住んでました。だけどある日、太陽さんがニッコニッコに笑ったもんだから僕は少しとけちゃったんだ。そしたら足がなくなっちゃって、あっという間に滑って崖に落ちちゃったんだ・・・・だけど崖は真っ暗で不気味だったから毎日僕は誰か優しい人が僕を助けに来てくれないかなぁ??って待ってたんだ。そしたらある日、僕を見つけてくれた男の子がいたんだ。そしてその子は僕を家の冷凍室に入れてくれたんだ。だから僕はまた元気になれたんだ。だけど僕、段々冷凍室の中も飽きてきちゃったんだ。だって真っ暗でせま~い箱なんだもん。だから僕は一生懸命考えたのさ。どうしたらまた山に戻れるか??って。そして僕はひらめいたのさ。冷凍室にいっぱい入ってるアイスで僕のマントを作ってそれを着ていけば山に帰るまで僕はとけないだろう・・・って。それから僕は毎日マント作りに励んだのさ。そして立派なマントができ、それを着てまた僕は山に戻ることができたのさ。そして僕は今でもグレッチャーの山で楽しく過ごしてるのさ!おしまい、おしまい~~

SKG2005_223.jpgってな話だった。あまりにもスラスラ迷いもせず言うもんだからてっきりオーストリアにはこんな童話があるんだとばかり思ってたらクリ子が即座に作ったものだった。クリ子~あんたの頭の中は童話でできてるの??なんかとってもトゲトゲしている心が和んだ瞬間だった。

こっちの人はよくベットで子供を寝かせる時に自分が作った話をよくするそうな。クリ子、残念やけど私にはそんな才能ないからそういうことは先々アンタに任せた!!(ちなみに上の写真はすべてSt.Gilgen(ザンクト ギルゲン)のクリスマス市の様子です)

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