新年も明けて随分経ってしまいましたが、明けましておめでとうございます。今年は少しコロナが落ち着き、世界中どこの国もまた普通の日常生活ができることを心から願ってます。
さて26日からまたハードロックダウンに入ったオーストリア。大晦日も自宅で静かに過ごすように・・・と政府からの要請があったので、本来予定していたジルベスター(大晦日)のプランは全部流れてしまい、独り身の方や手助けが必要な方、一人だけなら他の家庭を訪ねてもいいということだったので、この日も叔母さんアニーを我が家に招待しました。
お爺ちゃんが亡くなってからずっと一人で暮らしていて、このコロナでほとんど外で出ることもできず、日常の買い物も宅配にしてもらっているアニー。もう退屈で退屈で仕方がない!テレビのニュースを見るかPCで何かするかしかもうすることが残っていないと嘆くアニー。どうしても大晦日を独りにしておくことができなかった母ちゃんは、先日に引き続き家族4人大晦日にコロナテストをして、みんなが陰性であることを確認してから会うことにしました。
クリスマスや大晦日に鮭や魚介類を食べる家庭が多いヨーロッパ。我が家のジルベスターメニューは前菜がみんなの大好きなスモークサーモンとイクラ。スモークサーモンは分かりづらいですが5種類用意してあります。
メインは鯛とアサリのアクアパッツア。付け合せに子供たちの好きなパスタ。滅多なことがない限り魚を家で食べない我が家。(魚よりお肉が好きなボーイズな家庭な為)この日ばかりは・・・と市場に行って新鮮な魚を調達してきたのですが、それでもやっぱり日本の魚に慣れている母ちゃんには魚が臭い。いっぱい白ワインやニンニクなんかで気になる匂いを消したのですが、やっぱり魚臭さが残り残念。でもオーストリア人のくり子やアニーは美味しい!!と魚臭さなんてないわよ!!魚臭さには気づかなかったようなのでこれで良し!!(後日余ったお出汁でリゾットを作ったらこれは最高に美味しかった!)そしてその後は、毎年恒例のジルベスターの遊び。幸運を象徴する形に模られたアルミを火で暖めてアルミを液体に戻したら、それをジュっと冷たい水の中に入れます。そうすると面白い形が出来上がって、みんなでその形が何に似てるか?を言い合う遊び。
その後、みんなでケーキを食べてモノポリをしてアッという間に夜の11時。この後、アニーを家まで送り届けて眠くて仕方のないスカイをベットに連れていって、結局年越しを一緒に祝えたのはルーべと私達夫婦だけ。3人でベランダに出て0時の鐘と一緒にスワークリングワインで乾杯!そして今年最初に一緒に踊ったのは我が子。二人で美しき青きドナウに合わせてウィンナーワルツを踊れて母ちゃん、感無量~!!ルーべも大きくなったものです。このまま我が子たちが健康で今年一年も過ごせますように・・・。
皆さんにとっても健康でそして笑顔で過ごせる一年になりますように心から願っております。