我が家にはたまに少し険悪になるムードがある。お互いふか～いため息をつき、譲るにも譲りがたい・・・ウ～ン・・と悩むため息と無言。これはいつもある物を目の前にしたら起こる出来事である。さてはて皆さんはなんのこっちゃとお思いだろう・・だけど我が家では結構真剣にお互いが悩むのだ。
そのある物とは・・・ダダダ～ン、お肉の塊だ。週末いつもクリ子と二人で大きなスーパーに車で買い物に行く。そしてそこには色んな種類のお肉が並び、たまにすごく魅力的な素敵なお肉を見かける。先週末二人で素敵なお肉を見つけてしまった。このお肉おいしそうやなぁ。。今日の昼ご飯はこのお肉でなんか作る？？ウンウン！！そうしよう・・早速買い物カートの中にGo!! だけどこの時からきっと二人の考えることは違ったんだろうなぁ。。私の頭の中にはこの豚の塊、肉の中にも良い具合に油がのっている。これで私はじっくりとコトコトと豚の角煮を・・なんて頭に思い浮かべていた。そしてクリ子はクリ子で、豚を塩、胡椒、バルサミコやローズマリーなどで味付けし、こちらはオーブンで焼くつもりでいたらしい。
さぁ。。大変。買い物から帰ってくるとちょうどお昼の時間でお腹がペコペコ。二人の頭はイメージしたそれぞれの肉料理に取り掛かりたい。なぁ～～クリ子、これで豚の角煮作りたいねんけど・・・何それ？？何が入ってるのその料理？？あんなぁ～お醤油とお酒とみりんとかでコトコトお鍋でこのお肉のかたまり煮るねん。え～僕は塩コショウとかでいつもするマリネした肉にしようと思ってたのに・・・二人で数分言い合う。お互い相手の食べたいという調理法を考えてみるがめったに出会えないいいお肉の塊、是非自分の食べたい調理法で調理がしたい。だからなかなか譲れない・・・・クリ子がついに塩コショウ。。を棚から出しだした。もうこれで私はおしまいだと思い、好きなよ～にしいな～～私、お腹すき過ぎたから先にご飯とお味噌汁でも食べるわぁ。。といって台所から出て行った。最後はクリ子の思う通りなのよね・・いつも！フン、フン、フ～ン！！だ。お肉が焼けるいい匂いがしてくる・・・あ～悔しいなぁ。。なんて思っていたらクリ子があまりの私の不機嫌さに、ちょいとまずいと思ったらしい。塩コショウして表面だけフライパンで焼いたお肉を見せて、ハイ！！この後どうするの？？Oyumichenの好きなようにし～さ～。ええって、もう・・・クリ子の好きなようにし～さ～。ってまたちょいと揉め、最後は私の勝ち。豚の角煮となった。豚の角煮だったら先に塩コショウなんていらなかったけれど、だけどいいや。おいしい角煮ができ、クリ子も初めて食べる角煮に大満足であった。クリ子ありがとう！！角煮ってその後、どんな料理にも使えるし、長持ちするからいいのよ～。だけど食文化の違い。なかなかいつも悩みだ。そしてたまにこうやって起こる、食材の取り合いどうにかならぬものか？？
微笑ましい取り合い。oyumichenは強い！！
次回はクリちゃんに譲ってあげてね。私やったらご馳走になる方に回るわ。人に作ってもらった物はおいしいものですよ。
ゆみちゃんみたいな料理の天才だったら、わさびとか、からしとか、お醤油などで和風にアレンジできると思うよ。
私にしたら、羨ましいかぎりです。いつか、そんな日が来ないかなあ。 どうぞ、おいしいものを、二人仲良く作って下さい。
そして、私達にもご馳走してください。
楽しみにまっています。
そう、人に作ってもらったお料理ってとっても美味しいんだけどオーストリアのお肉料理って飽きてくるのよ・・・塊で焼くとそれを二人で食べきるまでには時間がかかるわけで・・その間に味に飽きちゃうんだけどあまりにも和風にアレンジしちゃったらクリ子に失礼かな？って思って黙々とそれだけ食べてるけな気？な私。
だからね、豚の角煮にしたかったの。角煮だったらもし味に飽きても色んな風にアレンジできるし・・・なんて思っていたら今日クリ子に全部食べられてしまった。あらま～肉の塊を買うのは問題だわぁ。。アッという間に胃の中に消化されてしまってなくなっちゃうんだもの。もう少しの間、角煮が楽しめると思ったのに残念。やっぱり肉好きなクリ子でした。