掘り出しモノ

すっかり朝晩が冷え込むようになって子供が朝、家を出る頃はまだ気温10度前後。そして日中は気温が20度ぐらいまで上がるのでなかなか体調管理が難しいこの時期。早速母ちゃん以外が順番に風邪をひき、いつもなら風邪ぐらいなら学校や幼稚園に通わせるのですが、今の時期行かせるわけにも行かずこの2週間は誰かが家に居残り組でした。これからもっと冷えてこんな状況のことが多くなると思うと気が重い・・・・。

今週は全員元気に登校!!家に誰も居ない静寂の時間。5分だけでも居間でボ~と静寂の時間を楽しむのが母ちゃんの至福。

さて新学期が始まっても誰かが家に居たり、学校や幼稚園に行っても以前のようにお迎えを義母やアニーになかなか頼めないので、仕事の合間に子供を迎えに行って、またその後仕事をして・・・という生活でなかなか買い物に行ったりする時間が取れないのですが、先日銀行に行く用事があってちょこっと家の近くのメイン通りまで下っていったら、あら?今日は何?!路面電車の横に出店がいっぱい出てる!!コロナで売り上げが落ちているお店。ちょっとでもお店の中に人に入ってもらおう・・・とこの日は店の前に出店を出して、フリーマーケット。

やった~!!いつもは仕事と子供の送り迎え以外はどこにも外を歩かないので、たまたま用事で地元の大通りに出た日にこういう催しものに出会えるとすごく嬉しい!銀行とメガネ屋さんに行くことだけを予定していたので、あまり時間はなかったのですが、それでも母ちゃん、色々と見つけました!何と言っても嬉しかったのが、この小さなまっさらなテーブル。大理石で出来ているのですが、ちょっとキズモノだったので商品として売れないということで母ちゃん40ユーロでゲット!!花を飾ったり、お客さんが来たときにはソファーの横において、ワイングラスやカクテルを置けるちょっとしたテーブルになります。

あとはルーべの服。今学期サッカーとテニスをすることになったので、トレーニングウェアーが欲しかったのですが、なんと2ユーロでアディダスのウェアーゲット!!その他も古着ですが、まだまだきれいで生地がちゃんとしているフランスやイタリアのメーカーのものが5ユーロなどなど。母ちゃん、ルーべの服5着を15ユーロでゲット。どうせ公園で暑くなって脱いだりして忘れてきたりするので、こういうのでルーべには十分。この最近、ルーべの普段着はお友達からお下がりの服を格安で買い取って着せてます。(笑)

小一時間の買い物でしたが、母ちゃん大満足~!!

コロナの中で暮らす

新学期が始まっておよそ一ヶ月。じわじわとコロナ新規感染者が増えてきて、予断を許さないところまできているヨーロッパ。オーストリアも一週間ごとにコロナ対策の規制が厳しくなり、これから冬にかけて先が見えない状態です。

いつ収拾がつくかわからないコロナ。だからと言って子供たちをずっと家に閉じ込めておくわけにもいかない。やんちゃ盛りの子供をどうにかコロナの中でもできる範囲でいろんなことをやらせてやりたい!というのが親心。

今まではサッカーを週一回習っていたルーべ。でもサッカーのレッスンが続けられるのはいつまでかかなり怪しい。あと2,3週間もすればサッカーが中止になるかもしれない。でも何か運動をさせたい!!ということで先週からテニスに挑戦。これなら人との距離が保てるから、テニスのレッスンは受けられるかな?!

テニスの後は何ヶ月ぶりかに外でご飯を食べました。20年近く通っているイタリアンレストラン。コロナで足が遠のいていた間にオーナーさんが代替わりしていて、顔ぶれがガラリ。スキンヘッドのイタリアのおじちゃんに会えないのが寂しい・・・。

でもキッチンは以前と同じ人たちが調理してくれているので、味は変わってなくってホッと。でもあのおじさん達の笑顔が見られなかったら足は遠のくかなぁ・・。母ちゃんの学生頃からの思い出のお店だっただけに残念。

今週からはレストランでもコロナ追跡の為に客のテーブルの番号、電話番号、E-mailアドレスのデーターを提出しなくてはならなくなりました。どんどん規制がかけられてきて息苦しくなってくる毎日。その中でもできるだけ気持ちにゆとりを持った暮らしを心がけたいものです。

今度は東屋

我が家の庭には110年前に建てられた東屋があるのですが、私達がこの家を買う前、3年間放置されていたこともあって東屋の横に植えてあった藤の木が無法地状態になり伸び放題。その結果東屋の屋根に絡みに絡みまくって、私達がこの家を買った時にはこの東屋は藤の木の重さに耐えかねて歪んでしまっていました。

専門の業者さんに見てもらったところあと2年は倒壊する恐れはないけれど、それ以降は保障できません。小さなお子さんがおられることを考えると何かあってからじゃ遅いので、2年後までにこの小屋をどうするか考えてください・・・と言われていました。(これが2年前、家を購入した時の状態)

とてもオリジナリティーがあって素敵な建物だったので、これと同じものを復元するか修復することを目指したのですが、これを復元するとなるとどの業者さんに聞いても500万円ぐらいは見積もってください。と言われ断念。先日取り壊すことにしました。

立派な建物だけに取り壊すのが勿体ない!!心を鬼にして、レンガを一枚ずつ剥がしていき、これだけで4時間。110年前の建物は材木もすごく素晴らしく、時間をかけて職人さんたちが一から自分たちで愛情をこめて作ったことがわかるもの。

建物の内側もちゃんと2面構図になっていて、耐久性を考えたものでした。だから110年も倒れずに頑丈だったんだと木板を一つ一つ剥がしていく工程で感じられずにはいられません。

窓も付いていて、電気も通っていてここで昔の人はお茶でもしたのかなぁ・・・。あ~残念。でもこの写真を見てもらって頂いてもわかるようにテーブルもなにもかもかなり歪んでいます。

どんどん剥がされていって、ここまできたらもうあのクラシックな建物の雰囲気は何処へ?

最後はくり子が週末に全部やってくれ、母ちゃんが出掛け先から帰ってきた頃にはすべてが取り除かれてました。

ここにはまた新しい違うスタイルの東屋を建てるつもりでいます。それまでもうしばらくは今まであった東屋に思いを馳せよう!