本格的な秋のはじまり

10月に入ったと思ったら、ウィーンは急に秋空。一気に寒くなりました。夜は気温もグッと下がって気温1℃。日中でも10度まで上がるか上がらないか・・・・。もうすでにこの寒さに耐えられない母ちゃん。今日は午後の仕事がなかったので、チビと公園に行ったのですが2時間と持ちません。さむい~!!

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こんなに寒いとなんだかこの夏がとっても懐かしく感じる母ちゃん。この夏は本当に晴天続きで夏らしい日が続きました。この暑い夏を利用して3歳のチビのお誕生日と同時にトイレトレーニングを開始して、この夏オムツが取れたチビ。

そしてこの夏はいっぱいプールに行って泳げるようにもなりました。日本のようなドーナツ型の浮き輪もこちらにあるんですが、あれを使うのを頑なに嫌がったクリ子。あれさえあればチビもすぐに水に浮けるのに・・・なんて母ちゃんはずっと文句を言い続けてきたんですが、あれだとなかなか泳ぎが覚えられない・・・浮き輪に頼ってしまうというクリ子により、我が家は両腕につける小さい浮き輪で水にまずは浮くことを覚えさせようとするのですが、なかなかその浮き輪の力を信じてくれないチビ。手を離されたら沈んでしまうのじゃないか・・・とビビッていたチビが夏の終りぐらいに急に水に浮くようになり、それ以来バタバタ足で25メートルほど軽く泳げるようになりました。

あとお昼寝も夏からなくなって一気にこの夏でお兄ちゃんになったチビ。その分動きが激しくなり、自我もかなり強く芽生え幼稚園でやんちゃで手がつけられないこともいっぱいで、毎日幼稚園の先生から帰り際にお叱りを受けることが多くなった母ちゃん。毎日幼稚園にお迎えに行くのが怖ろしい・・・・。10月に入ってそのやんちゃも少しだけ収まりかけてますが、これ気を抜くとまた調子に乗るチビがいるんで、毎日母ちゃん、あの手、この手でチビに教育してるんですが、この先もまだまだ気が重い。子供の教育は一人ひとり子供によって違うと思うし、どうするのがよくってどうするのがよくないかなんて教育に教本なんてない。だから母ちゃん、手探りでチビと向き合って模索してるんですが、子供を持つ親が皆、通る道だと分かっていても子供を育てるのって難しい・・・。今月末まで少し忙しい母ちゃん、最後に癒しに夏の穏やかだった日の映像をみて、あと二週間ほど頑張ります!!

やっちまった?

あら、もう早いものであと数日で10月。今年もこうやってアッという間に過ぎていくんだろうなぁ・・。今年は家族揃って穏やかに年末、そして年を越したいというのが母ちゃんのささやかな願い。

IMG_27082さて義母の体調が少し心配になって、(もちろんクリ子は全然連絡する気なし・・・。)昨日朝一番に連絡したら、お蔭様で術後の経過はよいようでした。それより坐骨神経痛で苦しんでるのよ・・・なんていうので、できるだけ家でゆっくりして!明日のベビーシッターはアニーに頼むから。と言ったら、”助かったわぁ・・・。じゃあ明日美容院に行ってくるわ!”ってあの~そうじゃなくて・・・・私が気を回しすぎたか??アニーの心遣いは??こんなんだからクリ子は義母に連絡しないのか??なんてちょいと頭にハテナが・・・。ま、でもこれが義母なんです!!もう慣れました・・・。アニーには私からお礼をしておこう!!

そんな義母のことを心配していた母ちゃんですが、義母を心配してるどころじゃなくなってきました。昨日、午後からチビの体操教室の体験入学に一緒に行ってきたんですが、保護者全員で体操に必要な器具を準備するんで、平均台を運んだり、跳び箱を運んだり・・・あれ、母ちゃん家に帰ってきたら立つのも大変なぐらい腰から尾骶骨が痛いぞ!やっちまったか??

毎年9月から10月にかけて季節の変わり目で気温差とこの時期のストレスで体調を崩すことが多い母ちゃん。今までにも坐骨神経痛や腎盂炎なんかに悩まされてきてるんですが、母ちゃん、また坐骨神経痛に・・・。

義母の坐骨神経痛を心配してる場合じゃないよ!!まずは自分の体を治せ!!ってことで温めるのが一番。とりあえずひどくなる前に尾骶骨と腰に貼るホカロンをはって、下半身を温めてあとはできるだけストレスを溜めずゆっくりと行動することに・・・。

この一週間ほどはゆっくり、ゆっくり・・・と自分に言い聞かせて生活しようと思います。母ちゃんももうお婆さんだな。トホホホホ・・・。

 

ホッと一安心

一週間ほど前に義母が来た時に、”私、今日病院に行ってくるわぁ・・・手術の予約取ってくる!”とあまりのビックリの発言に一体どうしたのか?悪い病気じゃなきゃいいけれど・・・と心配でならなかったこの一週間。

IMG_32345話を聞くとこの数日前に婦人科に異変を感じて診察に行ったら、”腫瘍が出来ていて、その中に水が溜まっている”。血液検査をしてもある数値だけ異様に高かったので、急遽大きな病院で手術してください・・・と言うことだったらしい。これを聞いた母ちゃん・・・嫌な予感がして手術まで心配でならなく、毎日どんよりした気持ちで過ごしてました。

彼女には四人の子供がいるのですが、その四人には報告せず。この話を知ってるのは義父と私とアニーだけ。実の子であるクリ子も私から報告を受けるだけ。そして彼女が選択した病院というのが、我が家から200メートル先の病院。この時に母ちゃん気づいた・・・彼女は私を頼ってるのだと。

大病院での検査が終わってすぐに報告があって、手術が一昨日の水曜日に決まった。術後元気ならその日にタクシーで帰っていいということだったので、さすがこのオーストリア・・・なんて母ちゃんビックリしたのですが、自分から決して助けを求めてこない義母。そしてそんな彼女をいつも明るくて頼りになる強い母と思っている四人の子供たちもまた実の母親に手を差し伸べず。きっとこの親子はそういう関係が出来上がってるのだろう・・・。

手術の当日、朝一番に私に電話がかかってきて、手術の時間、あと病室、手術後の出頭医との話の時間帯などが報告されたけれど、だからと言って来て!とは言ってこない。でも幼稚園にチビを送りに行こうと玄関の扉を開けたら、チビがいきなり”オマの車がここにある!”と叫ぶので見る見ると、我が家の真ん前に車を止めて入院に行ったらしいことが読み取れた。これで母ちゃん確信!!

いつも日本の両親から離れて異国に住む私を母親代わりになって心配して手助けしてくれる義母。その義母が今は私を頼ってる・・・。今度は私が義母を支える番だと・・・。手術は無事終り、開けてみたら想像していたような悪いものはなく、やらなくちゃいけない最小限の処置だけで済んだ今回の手術。頭に”癌”がよぎったこの一週間だった恐怖からやっとホッとできた瞬間。

結局病院を訪れたのは私だけ。彼女にしたいようにさせてあげよう・・と麻酔が覚めてちょっと落ちついた頃を見計らって病室を訪ねたら、そこには思ったより元気な義母がいて嬉しかった!!一応出頭医の先生のお話がある時間に合わせて行ったのですが、先生はなかなか現れず。義母にどうしたい?と聞くと医師の許可さえ下りれば、今日はアナタの家に泊まりたい!!という要望だったので、医師の先生を待たず、とりあえず母ちゃんだけ家に急いで帰り、義母用部屋を用意してそれが出来た頃に、義母から電話があった。”先生から許可がでたから、今すぐに迎えにきてくれる??”

彼女が入院する時の話では、彼女の希望としては一泊病院でしたいということだったから、母ちゃんはなんの用意もしてなかったのですが、やっぱり我が家で過ごしたい・・・となると母ちゃん、そこから大忙し。車で義母を病院に迎えに行って、とりあえず義母を我が家で落ち着くところを見計らって、一時間ほどだけ預かってもらうことにしていたチビを迎えに行って買い物行って・・・それからの一日はもう覚えてません。。

でもお蔭様で義母の術後の回復はいいようで、昨日元気に家に着いたわよ・・・という報告を受けて母ちゃん一安心。この一年ほどZ家は悲しい出来事が重なっていたので、今回も心配でならなかったのですが、無事義母が何事もなく元気に家に帰ってくれたことが心から嬉しい。そしてもう一つ嬉しかったのが、そんな義母を見て、チビが彼なりに一生懸命義母の役にたとうとお手伝いをしてくれたこと。この最近、ちょっと問題児で頭を悩ませることがいっぱいだっただけに、彼の行動がすごく嬉しかった!!!

神様、ありがとう~!!