秋の終わり

今年の秋は夏に引き続いていい天気に恵まれて暖かい日が多かったのですが、それももう終わり。明日からはウィーンは寒くなって最高気温も3度らしいです。雪マークもついているのでついに冬の到来です。

今年の秋は本当にいい天気に恵まれて、外で時間を過ごすことが多かった。散歩にいったり、ハイキングに行ったり・・・外でご飯を食べたり・・・。

11月に夕方のホイリゲで庭の席でワイン片手にご飯を頂くなんて例年じゃなかなか考えられないのですが、今年はそんなこともできました。

あまりにも暖かい日が続いて、まだまだ冬なんて遠い先のこと・・・なんて思ってましたが、考えてみればクリスマスまであと一ヶ月余り。そら冬も来るというものです。(笑)

今年はウィーンの夏も秋も十分に満喫させて頂きました。神様ありがとう!

 

5ヶ月かかった階段

先日のクリ子との会話。毎週水曜日はルーべの友達が我が家に遊びに来てくれるのですが、先週の水曜日はたまたま午前中に仕事が入っていなかったので、子供達が好きなチョコレートケーキを焼いたら、子供達もそしてお友達のお母様もすごく喜んでくれて、”このケーキとっても美味しい!!なんてフワフワでとっても軽いケーキなの?”と言ってくれた話を夕食の時にクリ子にすると、ただ一言”ベーキングパウダーの量が多めなだけちゃうの?”と無神経な答えが返ってきた。(怒)そしてその数時間後、喉に変な違和感を感じた母ちゃん。”今日はちょっと薄着だったからかなぁ・・・” なんてクリ子に話しているとその話を聞いていたルーベが通りがかりに”でも今日のママ、スカートとっても似合ってたけどね!!”とさりげなく言ってくれました。クリ子よ、ルーべに学ぶがよい!!

さて忘れかけられている我が家の新居の改築作業。6月から改築が始まって2ヶ月で終わるはずだった工事。延びに延びてまだ終わってません。(っていうか2週間ほど前に突然舞い込んできた事態にこの先の工事は一時中止になる予定。)

一番時間がかかるであろう階段を一番初めに業者さんにお願いするはずだったんですが、改装を受け持ってくれている会社に紹介してもらった業者さんが定年前のもう仕事に愛が感じられない師匠さんで、モノづくりをする人にそのモノへの情熱を感じない人には頼みたくなかった母ちゃん。一から階段を作ってくれる職人さんを探して、何度も話し合いをして出来上がった設計図。そんな階段が予定より3ヶ月も遅れましたが、やっと先日出来上がりました。

こちらは改築前の110年ものの階段。オーストリアの田舎の方でよく見かける重圧感のある階段。たかが階段。

されど階段。何度もクリ子に”たかが階段やん。ただの家の階段になんでそんなにこだわる?”と設計士さんに母ちゃんが注文をつけるたびに言われたけれど、ちょっとした階段でもそれでも自分が納得がいくような階段に仕上げてもらうのは本当に難しい。だから出来上がるまで母ちゃんドキドキで、階段が取り付けられる最後の段階まで目を光らせていた母ちゃん。でもそんな心配をよそに自分が思い描いていたような階段を作ってもらうことができました~!!

それと同じ時期にこちらも運ばれてくるまでドキドキしていた暖炉。こちらも自分が思い描いていたような色合いの石を入れてもらえて一安心。この3日ほど毎日遅くまで作業をして下さった業者の皆さんに感謝です!!母ちゃん、大満足!!

絵画のような窓からの景色

年に2度ほど義母はセミナーに参加する為に一週間ほど家を空けるんですが、その間も週に一度のベビーシッターをかってでてくれる義父。二人の子供を幼稚園や小学校からピックアップして4時間ほど面倒を見てくれるのですが、こういう日はいつも我が家で晩御飯を食べていってもらうことにしてます。仕事が終わってから30分足らずで用意する夕食なんで大したご飯は作れませんが、それでもせめての母ちゃんからのお礼。とても気遣いな人で控えめな義父はいつも家に招待しても私に気を遣い、少しだけご飯を食べて家に帰っていくのですが、昨日はゆっくりとご飯を沢山食べてくれて、私に気を遣うこともなく、息子や孫たちといっぱい話して自分の時間を楽しんでくれた義父。母ちゃん、なんとなくやっと心から受け入れてもらえたようで嬉しかった。ここまで15年もかかったよ・・。

さて先週末母ちゃんが一度行ってみたかったウィーンから小一時間ほどでのオーストリアの片田舎にあるお城にあるインテリアのお店に行ってきました。

このお城全部をあるインテリア・ガルテンを専門に扱う会社が買い取って、お城全部を家具などの展示会場。ちょっとしたインテリア商品は買えるようになっているのです。

今回は何かを購入する予定もなく、ただ今改装している家の参考になればなぁ・・・なんて思いながら行ったのですが、インテリアより母ちゃんが感動したのはこのお城の窓から見える景色。もう絵に描いたような景色がそこには映っているです。

外にはアヒルがお散歩をしていたり、長閑な中に優雅さがあってヨーロッパならではの田舎の風景。

期待していたような家具はなかったけれど、贅沢な部屋の窓から見える風景とあとは椅子が思いのほかお手頃価格で我が家に使えそうだったのが収穫かな。実際は今、予想想定外のこの時期の大金支出が舞い込んできてとても貧乏で椅子一脚どころか生活費を捻出するのに毎日試行錯誤している我が家。ま、ちょっとした現実逃避です・・・泣。