もうひとつのお誕生日

7月24日は私達のもう一人の息子の誕生日。2年前のこの日、世に生まれてきてまたこの日に亡くなりました。この日は命日でもあるけれど私達にとっては生まれてきてくれたことへの感謝と出会えたことへの喜びを込めてこの日は彼のお誕生日を一緒に祝うことにしています。

ってわけでこの日は家族揃ってお墓参り。この日の為にルーべと一緒にお花を買いに行ってお兄ちゃんのお話をしました。

自然の中で元気に飛び跳ねて遊んで欲しいという願いからこの場所を選んだのですが、2年のうちにあっという間に辺り一面緑になり野原のようになりました。

お花をお供えし、蝋燭を灯しみんなでお誕生日をお祝いして家族の時間を過ごしました。2年前のこの日は現実を乗り越えることが精一杯で強く生きようという思いしかなく、その時を振り返るということができなかった私達。でも時間と共に冷静に現実を受け止められるようになった今、彼のこと、そしてルーべの元気で無邪気に遊ぶ姿を見ると彼を失ったことへの悲しみは深まるばかり。でも彼が私達を親として選んで産まれてきてくれたこともとても嬉しくありがとう~という気持ちでいっぱい。

パパもママもKの産まれてきてくれた時の一つ一つを鮮明に覚えているよ。3人で過ごしたあの時間、とっても嬉しかった。2歳のお誕生日おめでとう~そしてこれからもずっと一緒に歩んでいこうね!!

ルーべの一歳のお誕生日

早いものでルーべも一歳になりました。誕生日当日はまだ母と妹家族がウィーンに居てくれたので、両家集まってお誕生日を祝ってもらいました。

前の日まで旅に出かけていたこともあり、この日のお誕生日会は義両親の家ですることになったのですが、せめてバースディーケーキぐらいは焼いていこうと思ったら、もう義母が用意していたので無用に・・・。気の利く義母に感謝するもちょっと寂しい気も・・・。

お誕生日当日の朝に義両親に電話して、今日どうする?なんてのんびりと話していたのに、家に行ってみるともうすべて用意してあり、この日の為に義父と義母が二人で色々と計画をして準備してくれていたんだ・・・と思うと嬉しくって、そしていい家族に恵まれたと再確認させられました。

この日も暑かったので、まずは義両親のところにあるプールでみんなで水遊び。ちゃんと子供用のプールもあるので、子供たちも安心して遊べます。姪っ子のこの喜びよう~見ていてこっちが嬉しくなります!!

そしてプールで遊んだ後はいよいよお誕生日会。姪っ子に作ってもらった冠を頭にのせて、今日の主役は椅子に座るも、本人は訳分らず・・・。

こんなところに座っているよりも、遊ばせてくれ・・・ってもんなんでしょう。でも義両親が用意してくれたケーキをルーべも一緒に頂き、その後は義母からお誕生日プレゼントをもらったルーべ。中にはルーべの名前入りのスプーンとフォークとナイフの3点セット。

早速スプーンがお気に召したようで舐めておりました。トホホホホ!!

この他にも夕食にと前菜からヴィーナーシュニッツェル、牛肉の煮込みに子供用にはチキンナゲットなんかを用意してくれていた義両親。どれも愛情がこもっていてとっても美味しかった!!

日本の家族からもこの日の為にと沢山のプレゼントを用意してもらい、ルーべは本当に家族から愛されて幸せモノです。義両親、そして日本の家族のみんな・・・本当にありがとう~!!

そしてルーべよ、改めてお誕生日おめでとう~!!

ザルツカンマーグート巡り

母達が帰ってからちょこちょこ洗濯や片付けをやっていたのですが、やっとピリオドが見えてきました。いや~7人もが一つの屋根の下で暮らすとこうも埃が溜まるのか?というぐらいの埃に洗濯物。増してや義母やクリ子の同僚から借りていたマットレスやベビーカー。そしてチャイルドシート。全部お洗濯して綺麗にしてお返ししようと思うと時間のかかること・・・トホホホホ。やっと用事が済んだ家を見ながら、ロマンチックに蝋燭を灯して外のそよ風を感じながら赤ワインを飲む至福の時。あ~週末のこの時間が大好きです!!

さて妹家族と母と行ったザルツカンマーグートの旅ですが、あまり観光地化しているところには泊まりたくなかったので、ほとんど観光客がいないAltauseeというところにあるロッジに3泊し、そこを拠点に色んなところを回りました。

行った場所はもちろんAltausee。そしてSt.Wolfganng、St.Gilgen、HallstattにAlmsee。妹がどうしても行きたいという要望で急遽行くことになったHallstattではこの日、チャリティーイベントが開催されてました。

6月だったかな?Hallstattの街の上に流れる滝が増水で氾濫し水と土砂が中心地に流れこんでホテルやレストラン、民家の一階部分が全部土砂に埋もれてしまったり石畳が流されたりと災害あったのですが、私達が訪れた時にはだいぶ元に戻りつつありました。

地元の子供たちが民族衣装を着て昔ながらの踊りを踊ってくれたり、

街の楽団がこのようにどこからとなく演奏しながら行進してきたり・・・

観光客でなくてもオーストリアに長年住んでいる私達でも楽しめるそんなイベントでこれを姪っ子達に偶然にも見せてやることができてとてもラッキーでした。

そして母が2度ほど行ってお気に入りの場所がAlmsee.。とっても落ち着いたそしてひっそりとした湖なのですが、ここの水が綺麗なこと。そしてここからの山の景色がまた最高なんです。

ここに来たらこの湖のほとりに唯一あるレストランでお食事を頂くのが定番なんですが、今回もここで美味しい食事を頂いた後は湖へ。おてんば姪っ子はこの通り。服を脱いでパンツまで濡らして遊んでました。

美しい景色と空気を吸うと人間って不思議と優しく、そして笑顔になるから不思議!日に日に母や妹家族の顔が活き活きしていくのを目の当たりに見て嬉しい旅となりました。