ムール貝のパスタ

日曜日の昼だけは何故かちょいとロマンチックなうちのランチ。土曜日に仕事がある私にとって唯一クリ子と二人でゆっくりと昼ご飯が食べられる日曜日の昼下がり。何せ家の中が一番綺麗な瞬間。だって朝から掃除に洗濯、床の水拭きを二人でし、きれ~ピカピカになった我が家で食べるランチ。気分もいいしワイン開けちゃおう~!っていつも開けてるって?(それはつっこまない!!)

IMG_5647_01.jpg今日の昼は先週末に食べに行ったレストランで食べた2種類の貝のパスタというのがとってもおいしくってまだあのおいしさが頭から消えなかったので、自分で一種類の貝だけどあれを真似して作ってみた。

スーパーで真空パックで売っていたムール貝をつかってオリーブ油たっぷりにニンニク、ちょっとだけトマト、そして後はムール貝から出てくるエキスと白ワインで少し蒸しでいいお出汁を。

IMG_5649.jpgムール貝が開いたらパセリをふりかけて出来上がり。さぁ~クリ子~昼ご飯ができたよ~!あっつあつの出来たて食べて~!!何、何、今日はなんの昼ご飯??ぎょへぇ、貝・・・・僕食べられへん!好きじゃないって知ってたけれど少しぐらいは食べられるやろ?う、うん・・・これ何回食べてもガムみたいな味がするねんけど・・。他になんかパスタのソースになるものない??まずはそう言わんとじゃあ~この貝とワインから出るこのエキスとトマトで食べてみてよ。それで味がなんか足らんかったらなんか出してあげるから・・

結局、クリ子はこの貝からでるスープとパスタだけを食べた。そしてやっぱりこのお出汁はおいしいらしくこのスープだけをいっぱい飲んでいた。あ~でもちょっとぐらいはムール貝食べられると思ったけれど甘かった。まだどっさり冷蔵庫に残っているこの貝はどうするべきなんだろうか?私、一人で食べろ!という事なんだろうか?なんと寂しい・・・誰か私とムール貝を食べてくれる人はいないかなぁ~。キンキンに冷えた白ワインでも用意して家で待ってるので皆さん、いつでもうちに食べに来てください!

姫になりきれない姫

この週末はご存知の通り、私は死んでいた。あまりにも体が思うように動かなかったので土曜日は家事をボイコットした。でもここで注意。ブログに書いたように私はここでクリ子に私は廃人だから今日はなんにもしたくないなぁ~なんて言ってはいけない。ここは一つクリ子を心理的に操らなくてはいけない。悲観的な言葉を嫌がるクリ子。廃人ともし言ったなら、必ず”なんで?”と返ってくる。ここはすんなり聞き入れてもらえるようにクリ子みたいな夢みた性格の人には”私、今日一日、プリンセス(姫)だから何もできません!”と言わなくてはいけない。

IMG_5653.jpg何かというとこの国では子供の間、プリンスやプリンセスにものをたとえることが多い。いろんなところで”私今日はお姫様なの~!’なんてかわいい子供の声を聞く。その影響でクリ子はプリンセス効果がすごい。

クリ子~私は今日、プリンセスだから飲み物、冷蔵庫に取りにいけないんだぁな~。そしてある時は姫は今日はお料理作り、しとうないでございます~!そしてある時はプリンセスは気持ち悪いでございます。どこかにマッサージをしてくれる方はおられませんでしょうか?

IMG_5648.jpgそんな風にしてクリ子をのせて土曜日は私は何もしなかった。でもさすがに私も日本人。次の日はクリ子に悪いと思って、朝から洗濯、掃除、料理色々とやっていた。あれは、炊飯器がご飯炊けましたよ~っていうピ~って音がなった時だろうか?ご飯が炊けたから昼ご飯の用意でもしようと台所に立とうとしたら、クリ子が”Oyumichenはプリンセスじゃなかったっけ?プリンセスはご飯なんて作らないよ~!”と言う。え?もしかしてクリ子の中では私は今日もプリンセスでよかったのか??しまった~。もう掃除も洗濯もせっせとしてしまったゼ!”クリ子~もしかして私は今日もプリンセスでいてもよかったの?”と聞いたら”もちろん!”という返事が返ってきた。あ~なんだ?!昼ご飯にそぼろご飯を作ろうと思っていた私は?”クリ子~姫は今日、掃除も洗濯もそぼろご飯も作ってしまいました。まだ姫でいていいなら、今日の晩は一緒に食べにイタリアンでも食べに行きませんか?”

“いいよ~じゃぁ~晩は食べに行こう!”やった~!!でもクリ子に”姫になりきれない姫め!”と言われてしまった。いいのよ~姫って響きは聞くだけで痒かったから。でも時には姫でいいなら私、たまに姫になりたい!!

でも誤解のないよう言っておきますとこんなのはいつもクリ子に受け入れてもらえるわけではございません。ほんのたまにです・・・

てな訳で晩ごはんは・・

IMG_5641.jpgお友達の絶賛するイタリアンでまずイタリアンの代表的な食前酒から。

IMG_5642.jpgそしてクリ子はピザ

IMG_5643.jpg私は今日のお勧めからアサリとムール貝のパスタ。

そしてワインを・・・

なかなか素敵はディナーでございました。

Letschoの作り方

随分前の話になるがこのタラのカレー風味ムニエルの付け合せはなんですか?というご質問があったのでお答えしたいと思います。(って誰も興味ないって?)

IMG_5422_01.jpgこのメニューにはタラのカレー風味ムニエルにLetscho(レッチョ)とバスマティーライス(インド米)にクリームソースがけと書いてあった。

このレッチョとはもともとハンガリー料理で昔、オーストリアがハンガリーを占領していた時にオーストリアに入ってきた料理と思われる。さてハンガリーと言われれば何?ダダ~ン、答えは赤唐辛子でしょう・・・

作り方はというと至って簡単。タマネギのみじん切りをしっかりと油で炒め、その中に赤、黄、緑のこれまた小さく切ったパプリカを入れて炒める。そしてその中にトマトの刻んだのも入れ炒め、その中に少しブイオンと水か白ワインを入れてしばらく煮る。最後に塩コショウ。今回の付け合せについていたのはこれだと思われる。ここにタラリとバルサミコを入れても味にまとまりがついて美味しいと思われる。私は苦手だがここにローズマリーなどを少し入れてもタラみたいな淡白なお魚にはアクセントになりいいのではないだろうか?

でも本格的なハンガリーのレッチョにはこの中にパプリカの粉と刻んだ赤唐辛子が入る。ここで注意。ハンガリーの赤唐辛子は日本の赤唐辛子ほど辛くない。もっと身が太っていてどこか甘味までほのかに感じられる。ってな訳で日本の赤唐辛子を入れる場合はほんの少しでよいと思われる。ハンガリーではこれにお好みでソーセージやお肉、お団子などを入れたりして食べたりもする。きっとこの料理だとコクがあるビールなどがこの料理のお供にはいいのではないだろうか?

ってな訳でもしご興味のある方は一度作ってみてください。ちなみにクリームソースはタラを炒めたフライパンに生クリームと少し白ワインを入れて混ぜたようなものだと思われる。