今日から4度目のロックダウン

オーストリア全土で本日から4度目のロックダウンが始まりました。ロックダウンの全容は前回3回目のロックダウンと同じですが、今回は学校や幼稚園は通学、通園できます。これは親にとって大きな違い。今年小学校最終学年のルーベ、幼稚園最終学年のスカイ、二人にとって今年一年はとても大切な年となるので、学校や幼稚園に通って学べることに感謝してます。ただいつコロナに感染してしまうか、否な学級閉鎖になるかは学校に送り出してからの親は毎日ドキドキものです。

あと一ヶ月もすればクリスマスなのですが、そんな華やかな雰囲気はヨーロッパでは今年も楽しめそうにありません。友達と遊んだり、テニスやサッカーを習いに行ったり、学校以外のことは禁止されているので、子供たちの楽しみもなくなってしまった今、秋休みにウィーンから遠く離れた州に引っ越した子供たちのお友達に会いに行っておいてよかったと胸を撫で下ろす母さん。今から一ヶ月前のことなのに、あの和やかで楽しかった時間がもう遠い昔のことのように感じます。

このお友達はルーべの学友なのですが、この男の子のお母さんの実家あるところ、高齢になって家のことや動物の世話が大変になってきた祖父母さんたちの手助けになれば・・・と引越しを決めたK家。

この家族が住んでる場所はケルンテン州の中心地から車で10分ぐらいのところなのですが、母さんがケルンテン州を訪ねるのは15年ほど前にスキーで一度訪れただけで、今回が二度目。

山並みや田園風景が他の州とは違った美しさがあってまるで絵画が目の前に広がっているようなすばらしさ。今まで何故ケルンテン州に足を運ばなかったのか?と自分に問いただしたくなるぐらいそこにはケルンテン州独特の自然が広がっていてここが大好きになりました。

もう一家族、ルーべの友達家族と一緒にウィーンから遊びに行ったのですが、子供たちは毎日楽しそうにサッカーをしたり、山登りをしたり、いっぱい笑っていっぱい走り回ってとても心に響く旅ができました。

観光地でもあるので、夏はすごい観光客の数ですが、秋は観光シーズンも過ぎて、とても静かでそれでいて紅葉がとても美しいので、来年も是非この時期にまたお友達に会いに来るね!と約束して帰ってきたのでした。

とりあえずゆっくり休もう!

ルーべの担任の先生がコロナに感染された件ですが、クラスの生徒半数近くがその後コロナに感染し大変なことになってます。オーストリアの現在の規定では、コロナ感染者と接触があった次の日から5日後にPCRテストを受けて陰性なら、隔離生活は解かれまた学校に行けるのですが、担任の先生のコロナ感染が確認された水曜日から5日後の月曜日の検査で4人の感染が確認されました。その4人以外は学校生活が始まったのですが、昨日のPCRテストでまた新たに3人の感染が確認され、今日からまた子供たちは振り出しに戻り、自宅隔離生活になりました。

自宅隔離の期間が政府によって短縮されコロナ感染者との接触があった5日後に陰性が証明されれば次の日から通常の生活ができるようになったのはいいことですが、この5日間という期間が短すぎるのではないかという疑問が今、私たちの中ではうまれてきています。

先生がコロナに感染されてから子供たちは毎日自宅でPCRテストや抗体検査をして陰性を確かめていたのですが、一週間経ってからコロナに感染した例が3件も出ていて、もう何がなんだか分からない状態です。この3人とは自宅隔離が解かれて通学ができた2日間(火曜日と水曜日)一緒にクラスで授業を受けているので、今度はこの3人から感染する確率が高くなっていて、でもまた5日後に学校が再開されて陰性の子供たちは通学し、またその数日後に陽性がその子供たちの中から確認されれば、また学級閉鎖。もうなんだかいたちごっこのようです。

そして母さんはこの3人のうちの一人と火曜日に接触があったので、母さんも自宅隔離生活に送られてしまいました。母さんの場合は日曜日まで隔離生活で日曜日の朝に陰性が確認されれば通常の生活ができるようになるのですが、それまではとりあえず仕事も所用もすべてキャンセル。とりあえず家でゆっくりとストレスを貯めないようにして過ごすことにします。

10日ほど前にウィーンの郊外のホイリゲ(ワインが飲める居酒屋さん?)で楽しく過ごしたのが懐かしい・・・。(ここのホイリゲにはヤギが沢山飼われています)もうしばらくはそんな生活ともお別れ。栄養と睡眠を沢山とって家族全員がコロナにならないことを祈るばかりです。

満喫した夏の思い出 2021

我が家のボーイ・ルーべは自宅隔離ただいま絶賛開催中~!!小学校の担任の先生がコロナにかかられてクラスの生徒全員自宅隔離に送られてしまいました。オーストリアの小学校では月曜日と水曜日に登校一番にPCR検査があるのですが、水曜日の検査で生徒全員は陰性だったのですが、担任の先生に陽性結果が木曜日の朝に出てしまい、子供たちが楽しみにしていた来週の4泊の修学旅行は延期。即、親は子供を学校に迎えに行き、木曜日から自宅から一歩も出られない生活が始まってます。小まめに検査をして昨日したPCR検査では陰性反応だったのですが、正直毎日冷や冷や。この担任の先生、ワクチンは打っていなかったらしく、それを聞いた今、生徒の親はみんなかなり複雑な気持ちでいます。かなりふくよかな体型の先生で、そういう体型の人は年齢関係なくオーストリアでは早い時期からワクチン接種が可能だったし、医療関係や教員も2.3月ぐらいにはワクチン接種が勧められていたのに、どちらからの案内も拒否して今までこられていたらしいです。症状がひどくならないことを願うばかりですが、子供たちは修学旅行に行けないと校長先生から言われ、多くの生徒が泣き出し、それを聞いた代理の先生も涙をしたと聞いています。ルーべは昨日大好きなママと一緒に寝る約束を2週間前からしていたのをコロナの疑いがまだある時点ではできないので、事情を話し今日は一人で寝てね。もしあと一週間コロナ検査が陰性なら来週の金曜日に一緒に寝よう!と約束してベットに行かせたのですが、ベットからは泣き声が聞こえてきてなんともやりきれない気持ちになりました。ワクチン接種は強制ではないので、個人の判断ですがまだ12歳以下はワクチン接種ができない子供たちに教鞭をとる教師は子供をコロナにかかる危険から少しでも避ける為にもワクチンを打って頂きたいというのが母さんの正直な気持ちです。通常25人の生徒、そしてその家族がこの数日、色々な支障が出てくること。そして子供たちの心が傷ついていること・・・・先生にその子供たちの気持ちが届いているかな??

さてこんな時だからこそ、楽しかった夏の思い出でも振り返って辛いこの時間を乗り越えよう~!!ってわけで少し夏の思い出の続きを書かせて頂きますね。二回目のバカンスでは、天候があまりよくなかったこともあって室内の温水プールに遊びに行って、泳ぎの練習をすることが多かったのですが、お日様が顔を出してくれることもあり、そんな時は家族で一緒にハイキングにいったり、湖に行ったりしました。

ザルツカンマーグートには本当に数え切れないぐらいの沢山の大小の湖があって、オーストリア人しか行かないような湖に行くと、そこにあるのは小さなヒュッテが一つポツンと建っているだけで静寂に包まれた風景がそこには広がっています。

子供たちと湖の回りを1時間ほど散歩してリュックに詰めてきたおやつをベンチに座って食べる・・・・どこでもありそうな時間ですがそういう時間が好きな我が家。

Altseeも母ちゃんの大好きな湖の一つ。何があるわけでもなく、泳ぐにはとても冷たくってただここに行ってボケ~とするだけなんですが、なんとも落ち着く風景が広がっていて、久しぶりに今回またここに足を運びました。

今回の旅で子供たちにさせたかったのが、スカイに浮き輪なしで泳げるようにすること。そしてこのボーイにカヤックを教えること。

あっという間に要領をつかみ、スイスイと進んでいくルーべ。思った以上にスピードが出てついていくのが大変な母さん。

八月の半ばにもなると日が沈むのも随分早く8時半にはこの状態。

日が落ちてしまうと一気に気温も下がり、昼間はこのように湖で快適に泳げても夜になると急に冷えます。ほとんど毎日宿泊先のアパートメントで食べていたのですが、最後の日は街のレストランで最後の晩餐。

旅の最後はみんな好きな物を好きなだけ食べて飲んで最後の最後まで楽しんだ今年の夏の旅!スカイも浮き輪なしで10メートル泳げるようになったし、万々歳!!