梅花藻(バイカモ)

何年か前にテレビで見て以来一度、行ってみたかった醒ヶ井の梅花藻。

7月から8月ごろしか見ることができない、そんな限られた時期しか見られないこの時期に日本に帰ってきてるなら、見にいくほかないでしょう・・・

梅の花に似た白い小花を咲かせることから名前がついた梅花藻。日本でも限られたところでしか生育しない花で、水温が14度前後の清流にしか育たない。

夏の最盛期には川面から直径1.5cmぐらいの花が一斉に顔を出す。

この日も午前中からすごく暑い日だったのだが、ここだけは何故かとても爽やかで涼しげ。昔はここの人々の用水路として使われていたらしく、ある時は冷蔵庫代わりに、ある時はお洗濯物を洗う場と・・・人々の生活と共になくてはならないものだった。

今でもところどころでは家庭にまでこの水を引いて、お野菜や果物を冷やしたりしてられるそうな。そんな人々にとってなくてはならない水。毎日、沢山の観光客が訪れるのにも関わらず、ここの水は本当に澄んでいて綺麗。

暑さのあまり手を水の中につけてみると、1分近くもつけていると冷たさのあまり手がしびれてくるほどの冷たさ。

これはきっとここに住んでられる住民の方や自治体の方々の努力によるもんなんだろう。時代はどんどん変わっていくけれど、ここだけは昔ながらのこの面影をいつまでも残していってほしいと願うのでありました。

“梅花藻(バイカモ)” への4件の返信

  1. 梅花藻も、醒ケ井も初めて知りました。
    調べたら、滋賀県米原市の観光名所となっているところなんですね?
    きょうも暑い一日でしたが、この川面を眺めているだけで、涼しくなりますね?
    足を浸してチャプチャプしたくなります。笑
    日本にも、私の知らない素晴らしいところがまだまだたくさんあるんだな~っと改めて思いました。
    昨日、NHKBShiで「ドナウの絶景30」という2時間の特集番組がありまして・・・。
    ドナウ川の源流からウィーン、チェコ、ハンガリー、ブルガリアそしてルーマニアのスリナまで、美しい景色や建築物とともに音楽や芸術を交えて紹介されていました。
    ドナウ川が黒海へ流れでる町スリナを初めて映像で見ました。
    私は輝さんの小説でしか知らなかったので、とっても不思議な気がしました。

  2. 醒ヶ井の梅花藻を知っているなんて滋賀県民の私より滋賀県に詳しいんじゃない?

    実際に私も見たことはないの~
    一度見に行ってみようかな。

    滋賀県は今も生活と水が密接してるねん。
    家の中に川の水をひきこみ川端(かばた)として今も利用している地区もあるし。
    私の実家も成人するまでずっと地下水だったし。
    当たり前のように水の恩恵を受けて育ったけれど、最近の琵琶湖の汚染具合を見ると本当に悲しくなるわ。観光客が多いのは良いけれど、でもゴミのお土産はいらないわ・・・

    地域では毎月1回は琵琶湖清掃の日が決められていて、町内会全員が日曜の早朝から琵琶湖の清掃活動にかりだされオトナもコドモもゴミ拾い・・・泣
    大事な琵琶湖を守るためですもの、仕方ないけどね~

  3. Yurara..さん

    梅花藻が生息しているのは、ほんと一部なんですが、それでもなんとも言えないここには風景が広がってます。民家の横に流れてる川なのに、本当にお水が綺麗で、その透き通った水を見てるだけでなんか癒されるんです。
    こういう風景が今でも見られることにすごく幸せを感じます!

    ドナウの絶景30~!!見たかった~!!
    ウィーン、チェコ、ハンガリーのドナウ川の風景は見たことがあるですが、ブルガリアとルーマニアにはまだ足を伸ばしてないんですよね。とっても近い国なのに・・・もちろん、スリナって街も知りませんでした。

    私もいつか、ドナウの旅人のようにドナウ川に沿って旅をしてみたいと思ってるのですが、それは私の中で、クリ子と老夫婦になってからゆっくり回りたいって思ってるんです。今の私にはまだ精神的に早すぎるような気がして・・・

    もしこれが実現した時には、やっぱり手にはきっと”ドナウの旅人”と共に旅をしてるような気がします。

  4. Taraちゃん

    Taraちゃんとこの実家って堅田じゃなかったっけ?あんな都会にもつい最近まで地下水が通ってたんだ~。これにはびっくり。
    本当に滋賀県は水に恵まれた所なんだね。

    でもそこにはそこに住まわれてる住民の方達の努力があるんだね。
    それは知っていたつもりだったけれど、まさか月1で地域ごとに琵琶湖の清掃を県民の方がされていたなんて知りませんでした。

    そうやってやっと自然が守られていくんだね。

    分かっていたつもりで、まだまだ分かっていない自分が恥ずかしいです。

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