宿泊先で教えてもらった朝のお散歩コース。それはオーストリアとスロベニアとの国境にある山を登って山のてっぺんからこの地方の景色を眺めること。
なんだか夜更かししてそうな私達に見えるけれど、前の晩は夜の9時半には眠りにつき、朝7時前には起きて、朝食を食べ、チェックアウトをした私達。ホテルで念入りに地図に細かい目印などをいれてもらい、早速朝市から山のてっぺんを目指した。
山のてっぺんには教会があるらしい。でもそこはもうスロベニアの領域。オーストリアはこの教会の手前まで。ここを境にお隣に国、スロベニアに足を踏み見れることになる。スロベニアがEU圏内に入るまでは、ここにお役人がたっていて教会に行こうと思ったらパスポートを見せてからしか入れなかったのだが、今はここには誰も監視人は立っていず、自由にお隣の国にいける。さぁ~歩いて国境越えだ~!
これはスロベニア側の国境からみた景色。スロベニア側に来たからといって別になんの変わったこともない。ただ表札がドイツ語からスロベニア語に変わるぐらいかな。
この教会の横に展望台があり、ここからオーストリア側とスロベニア側を見ると景色がほんのちょこっと違う。こちらがスロベニアの景色。家などはなく、ほとんどが山に囲まれている。
そしてこちらがオーストリア側。いっぱいの家が並び、観光地ということもあり開けている感じ。
だ~れもいないここ。なんだか国境を越えても拍子抜けするぐらい穏やか。2004年まではスロベニアはEU圏ではなかったので、この山を越える時もパスポートの検査や荷物検査みたいなものがあったらしい。
でも私の不思議・・・それは山って広いのに、国境線の全域に昔はお役人さんが立っていたのかなぁ??だけどどうにかすれば簡単にスロベニアからオーストリアに密入国できたんじゃないの?なんて思ってしまうのだが。だって山って色んなルートがあって監視がないところから、簡単にお隣の国に入れそうじゃない?海からの密入国と同じでさ!なんて思うのは私だけなのかしら??
Guten Abend.
それは私も思います。
海に囲まれた島国日本より、もっと自由に行き来?できそうな気がしますものね。
だからこそ、昔・・・いや今でもですが、領土の奪い合いというか争いごとが頻繁に起こったんでしょうから・・・。
こうしてみると、風景だけでもその国の違いがはっきりわかりますね?
でも、空は繋がってるし、空気や感じる風も同じはず。
お隣さん同士、仲良くしましょうね?って
みんなが思えると幸せなのになって思います。
さてさて、今晩の食事はこの後ですか??笑
たのしみに待っていま~す。
yurara..さん
本当にyurara..さんがおっしゃるとおりなんですよねぇ・・・
島国の私達にはあまり想像のできないことなのですが、ヨーロッパは陸続きなもんで簡単に他の国にいけちゃうんですよね。だからこそ領地問題が起きたり、宗教問題、そして土地争いで戦争が起こって・・・
でも私達島国で孤立した国の者からすると、ヨーロッパて同じ空気がどこかに流れていて、同じような土壌だから同じような作物が育って、お料理がよく似てたり、思想も似てたり・・根本は同じなのに、その上に人間の欲が出てくるために、色んな争いが出てきて・・・
日本人に関わらず、色んな諸国の人達が、オーストリアとドイツはほとんど一つの国だ!とかほとんど国に違いがないとかって言いますけれど、ドイツ人はオーストリア人と一緒にしてほしくないと思ってますし、オーストリア人はドイツ人のことを馬鹿にして、ドイツ人の発するドイツ語一つにしても、けなしたりおちょくったりするんですよ。
私からすれば、ドイツ人が喋るドイツ語が正式なドイツ語だと思うのですが、オーストリア人からとるとまた違うみたいです。
こんなちょっとしたことでもわが祖国が・・と思っているヨーロッパ諸国なので世界が本当に仲良く幸せと思える時はまだまだ先のことなんでしょうね。