京都の丹後半島の北東部に船屋で知られる町がある。人口およそ2500人ぐらいの小さな町だ。
町のほとんどの人が漁業、または観光で生計を立てている町・・・
伊根町はこの船屋が有名でこれらは重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。
伊根湾に沿って立ち並ぶこれらの船屋はおよそ230軒にもなる。これらの船屋は一階が船のガレージ、二階が住居となっている独特な造り方だ。
ここら周辺では魚の養殖があちこちでされている為、鯵や鯛などをめがけてこのようにカモメがいっぱい集まってくる。
今回、私達は真夏の暑い時期にクリ子がどうしても日本の海が見たいというので海を見にはるばるここまできたのだ。私自身、天橋立までは何度か来ているのだが伊根町まで足を伸ばしたのは初めて。
行ってみて思った感想、夏の日本海ってとっても穏やかなのね。そしてとっても海が綺麗。私が昔、海水浴に行っていた海はいつも汚かったし、濁っていた。だから私の中で日本の海は汚いと思っていた。それがここにきてドッコイ。なんて透き通ってるんだろう・・・そしてゴミが一つも落ちてない。
今回のこの訪問で思ったこと、それは自分が昔、頭の中で描いたものや概念にとらわれずに色んなところを再度行ってみるべきだ、そして色んなところを見て回るべきだと思ったこと。そうすれば私が抱いた概念が色んな意味で覆されたり、もっとより深いものになるだろう。
そして私達の海への遠征はまだまだ続くのであった・・・・ (つづく)