久しぶりに一日フリーだった日曜日、私達は早めにウィーンを出て車を走らせた。行き先はÖtscher。今週もまた山登りだ。
お弁当と水分補給の為の水分をいっぱい用意し、山登りに励んだ私達。ウィーンから出向いているという事もあり山登りにはこの日出遅れている私達。私達がここに着いた時には山登りを終え山を下って来ている人がチラホラ。
そんな山登りを終えた人を眺めながら私達は今から山登りに挑戦する。約2000メートルある山。さぁ~登るのだ!
さほどしんどいさは感じないが山から降りてくる人の90パーセントがストックとすごく立派な登山靴を履いているのを見て私はひそかにこの山を甘く見たか?と思った。ベテランの山登りの人でさえこの格好。それが私達は軽装備すぎたか?でも今登ってる限りでは自分の力で登れる自信はあった。
一般道を歩いていては日が暮れて怖くなるので、私達はその中でも近道、急降下な道をひたすら登って行く。山登りの前半にお弁当を食べてしまったのがきつい。食後の山登りにはご飯粒(この日のお弁当は炊き込み御飯などなど・・・)が胃にゴロゴロしていて急激な山登りにはこのご飯粒がまだ消化してなくて胃に刺さって痛いのだ。
息切れをしながらも登ること数時間。頂上に着いた。思っていたよりすんなり着けた。この雄大な自然を見る為に登ったと言っていい私達。やっぱり空気が綺麗だ。周りに見えるのはもう空と鳥だけさ。
凄い一生懸命登ってきたのに結局休憩15分で寒くて頂上からまた引き返した私達。こう考えるとほぼ休憩15分で山を登って降りた私達ってエライ?
だけどそのつけはきた。次の日から全身筋肉痛だし、擦り傷は凄いし、何よりもまだ山登りの疲れが取れなくて体がだるくてしんどい。これでは週の初めの月曜日からモチベーションが下がって仕方がない。
若い気で登ってかなりのスピードで山を制覇したのだが、山登りから2日経つ今でもこんなに疲れが貯まっているということは私達は山に完敗したと認めずにはいられないのだった。