昨日はロニーとカーリンに夕食を招待されたので彼らの家に行ってきた。この家は、ロニーが生まれてから今まで30年以上住んできたところ。彼が成人してからは彼のお母さんがこの家を彼にプレゼントした為、彼の所有となり彼はここに今まで住みつづけてきた。
この家に対する思い入れはロニーだけでなく、クリ子も沢山あるらしい。中学校以来の大親友なこの二人。時間があればつるんでいた。ロニーが一人暮らしを始めるようになったお互いが大学生の時、クリ子は毎日ロニーの家に通った。そして二人はこの家の改造計画を練った。
二人の改造計画は今見ても若さを感じる。二人で塗った全室の壁、そして壁紙。そして居間にはレンガで出来た階段をも作った。二人でレンガ屋さんからレンガを運ぼうと思ったらレンガがあまりにも重くて車が傾いてしまい2回、3回に分けてレンガを運んだ話。うけ狙いで天井は新聞紙でデコレーションしたこと、彼らの思い出は尽きることがない。
だけどこの家ともあと3週間ほどでお別れ。ロニー達は今、家を建てている為、ロニーが生まれ育った家は売り払うことになったのだ。そして3週間後にここを出て行かなくてはいけないのだ。
そんな訳でロニーとカーリンからここで食べる最後の晩餐に誘われたのだ。私のリクエストでオーストリア料理。今だに自分でオーストリア料理を作ったことがない私は、二人からオーストリア料理を学ぼうと、オーストリア郷土料理をリクエストしたのだ。今日のメニューはRindsroulade (牛肉巻き)とSpätzele(小麦でできた生地)。それに美味しいBurgenland産の赤ワイン2種。
そしてデザートにはパンナコッタにアンズソース。デザートにはデザート用のワインで。
とっても心のこもった手作りの料理。ついついおかわりをしてしまう。特にパンナコッタは絶品。思わずレシピまで聞いたぐらい。これで私のおもてなしデザートのレパートリーも増えるってもんだ。
食べるだけ食べて、飲むだけ飲んで、話すだけ話して平日の晩に関わらずとても楽しい晩を過ごした。新しい家の建築は前途多難だけど二人のパワーでどうか最後まで建て上げて下さい。完成を楽しみにしてるからね!(この前途多難な家の話はまた後日・・・・)