ウィーンの王宮の中には昔使われていた楽器の博物館がある。鍵盤楽器がいっぱい展示されていることもあり私にとってはとても興味深い。
ここに来るのは10年ほど前に旅でウィーンを訪ねた時以来。その時は展示されていた楽器に見惚れていたが、今回はそれよりも何よりも展示されている博物館の階段、つまり王宮の建築に惚れてしまった。なんて綺麗なカーブを描いているんだろう・・・
そして階段や手すり、壁はすべて大理石。その大理石の質とカットの仕方、贅沢極まりない。
こんな立派な建物、そして展示物なのに人はまばら。ほとんどこの博物館を一人占めしているかのように思えるぐらい人がいない。こんな贅沢な空間、ゆったりと自分の世界に浸りながら回ってみるのはいかが?