午後から天気が崩れると天気予報で出ていたある日曜日。それなら朝のうちに散歩にでかけて、帰りに昼食を外で食べて雨が降り出す前に家に帰ろうゼ!なんて予定をたてた私達。
バイクでウィーンの森を走りぬけ、出てきたところはリンゴ畑。ここにはいっぱいのリンゴの木がありました。あとプラムの木や洋ナシの木なんかもあったかな。
週末の朝に森を散歩するとなんだか得をした気分になるのは私だけ?まだ人もまばらで、静か~な森をクリ子と二人で歩く。大したことないことなんだけど、私達にはとっては今、この時間が大切に思える。
森の中を歩くこと一時間ほど・・・車が走る道に出てきました。そしてその道の側に一軒だけポツンとホテルが立っていて、今日はそこでお昼ご飯を食べて帰ることにしてたんです。
この日は嵐が来る前で風がすごくきつかったので、テラスでは食べずテラスに面したホテル内でお食事を頂きました。まずはまだこの時期、暑かったのでガスパッチョ。これシェフからのお心遣い。
クリ子が久しぶりにコースメニュー食べない??なんて聞いてきてくれたもんで、この日は珍しく昼からいっぱい贅沢にお料理を頂きました。まずは前菜2品。スモークサーモンの前菜。
牛肉のカルパッチョ。このカルパッチョが美味しかった。牛肉とパルメザンチーズ、ケッパーのバランスがよかった。
そしてこれからオーストリアでは旬のカボチャを使ってカボチャスープ、かぼちゃオイルがけ。うわ~すごいかぼちゃオイルの量・・・なんてこれが運ばれてきた時は思ったのですが、食べてみるととっても香りのいい上質のかぼちゃオイルでカボチャスープによりコクがでて美味しかった。
そしてフォアグラ入り鶏のソティー、パスタ添え。フォアグラってワインと一緒に一口食べると最高に美味しいと思うのに、二口目にはなんだかひつこく、重く感じしんどくなってくるのはこれまた私だけ??結局、最後は鶏に詰め込んであるフォアグラをどけて食べた勿体ない私。
もうこの時点でお腹いっぱいだったので、デザートまでいけるか心配だったのですが、このチョコレートのアイスがすごく美味しくって、こんなに大きいのにも関わらずペロリと平らげてしまいました。美味しいとどんなにお腹がいっぱいで入るから不思議。
このホテル、すごく綺麗で調度品もアンティークばかりのホテルなのに、なんだかすごくこじんまりしていてお料理大丈夫なんだろうか?なんて心配してましたが、どれもとてもレベルの高いものでびっくり。帰り際に廊下でよ~くみてみると、ここのお料理、色んなグルメの賞を取っていたすごい腕前のコックさんがお料理を作ってるみたい。どうりでどれも味が繊細で、際立っていたんだぁ~と納得。クリ子、ご馳走さま!!