今、家に帰ってきました。今の気分はヤッピィー!!(ドイツのあるところでは素晴らしいという言葉を俗語?でヤッピィーと言うらしい。ってこれ5年ほど前にドイツのある友達を訪ねた時にダンスパーティーみたいなところで教えてもらった言葉)
どうしてヤッピィーかって?それは今夜、クリ子のリチャード叔父さんにまたまたご招待して頂いてリチャードご夫婦とそのお兄さんご夫婦(私からすると両方とも叔父さん)と一緒にVolkstheaterにコンサートに行ってきたのです。
ロシア人、ポーランド人、オーストリア人、アフリカ人の4人のバンド。これが四人ともすごいテクニックと音楽性があり聴いていてジャンルが違うものの音楽をしてる身としてすごく刺激的だったし、勉強になったし、とにかく楽しかった。アラブの音楽やタンゴ、ボサノバ、サルサやジプシーの音楽。とにかくリズム感が凄いのとあとそれぞれがもつテクニックが音楽性を作り出し、その4人のやり取りが面白い。楽しいし、すごく魅了されるし、本当に心から久しぶりに爆発した気分になったのだが、フと我に返ってちょうど一ヶ月後に自分達が規模は違うもののコンサートをし、舞台に立ってるのだと思うとゾゾゲが立った。まず私自身のテンションが音楽会をするぞ!という緊張感が抜けていること。かなり焦りはあるが、今まで独身の時のように自分のことだけ、音楽のことだけ考えていい立場にないこと。そして前のように練習できないこと。だけどこれは観客として聴く側には言い分けにしかならない。今日のコンサートを聴いて、そして見て、プロ意識という甘えのない音楽、余裕がある音楽が人を楽しませるのだと改めて感じさされた。そしていつもこの会場にきて思うのがここで取り扱うプログラム、本当に観客を楽しませてくれる。クラシックの演奏会ではどこかピリっとしたすごい緊張感が演奏者から伝わってくる。すごい有名な演奏家のコンサートを聴いて疲れて帰ってくることも多々ある。だけどここのコンサートは純クラシックというのとはまた違うが演奏する側が持ってるテクニックや音楽性は他のコンサートに決して劣らないしそれ以上のものも多い、。私が言いたいのはここでコンサートをする人達は演奏する側、出演する側が本当に音楽、芸術を愛し、心から自分達が演奏することに喜びを感じ、嬉しそうに演奏してくれる。それがまた観客にすごく伝わってくるのである。
今日のコンサートでまた一つ刺激をうけ自分達の演奏会がどうあるべきかを考えさされたのでした。 でも考えると考えるほど現実逃避したくなるのですが・・・
おまけ・・・上の写真らはコンサートの前に時間が少しあったのでクリ子と二人でその周辺を散歩したところ。でも寒くってすぐにやめてしまいました。