クリ子とこうやって夜のウィーンの街をゆっくり散策するのって何年ぶりだろう??いつ見ても変わらない安心する風景がそこにはあるから、私はウィーンの街が好き。
店が閉まった後の人気が少ない街を見て回るのが好きな私達。今回もショッテントーアからオペラ座、そしてシュベーデンプラッツまでの細い道を2時間かけて散歩した。この日の晩は気温マイナス4度。ウィーンでは大したことない気温なのだが、風がきつい為、耳が千切れそうなほど寒い。クリスマス市が終わった後の市庁舎。なんの飾り気もない風景だけど、私はかえってこの方が好き。
もちろんのことながら、こんなに風がきついのに国会議事堂はびくともしない凛としたこの佇まいがなんとも男性的。
そして国会議事堂のはす向かいにあるのが王宮。クリスマスの25日の夜に王宮を散歩してる人ってほとんどいないのかと思っていたけれど、この寒さの中わたし達の様に散歩をしてる人達が何人かもいたのにはビックリ。
今日は王宮の中で何か催しものがあるのかな??それともクリスマスの日は王宮の中も静かなのかな??
だんだん街の中心に行くに連れて、クリスマスのイルミネーションがお目見えしてくる。
ここ数年、グラーベン通りはこの飾り。いつもこの風とこの重さによく電線がもっているものだなぁ・・・と関心。これが切れたという話は聞いたことがないので、一応大丈夫なのでしょう・・・。
そしてシュテファン大聖堂からシュベーデンプラッツまでの道も、この数年この飾り。シュベーデンプラッツの方はどちらかというと若者のお店やバーなんかも増えてくるので、イルミネーションもかなり派手め。
この後、まだまだ色んな小道を通って、色んなショーウィンドーを見たり、建物の彫刻をみたり、教会でオルガンの演奏会を聴いたり・・・・とても寒い夜だったけれど、何の目的も持たず街を散策するのはやっぱり楽しい!