明けましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます。我が家は結婚して以来初めてウィーンで年越しを迎えました。毎年この時期は旅に出かけていたのでウィーンの年越しは学生以来。久しぶりのウィーンで迎える年末年始もゆったりしていて良いものです。

大晦日の昨日は前日まで仕事だったのとクリスマスに大きなパーティーを我が家でやったばっかりだったので、家族だけでこじんまりと年明けをしようかと思っていたのですが、パーティーに味を占めた我が家のボーイズ。前日から”明日パーティーしないの?僕たちパーティー大好き!!”。ある人は”ジルベスター(大晦日)は久しぶりにOyumichenのコースメニューが食べたいなぁ・・・”なんて3人揃って母ちゃんに圧力をかけてくるので、母ちゃん言ってやりました。31日朝起きて母ちゃんの元気がまだ残っていたらパーティーを開いてあげる!!と。

そして迎えた大晦日。悔しいことに朝起きてみたら母ちゃん、思ったより元気。(笑)仕方ない・・・今日はパーティーをしよう・・・(泣)ってわけで子供たちが呼びたかったアニーを招待して我が家で小さなパーティーをすることにしました。

そうなると大変なのは母ちゃん。朝ごはん食べたら後片付けもしないまま活ける花を探す為に花屋さんに行って、その後食材を求めて市場へ。大晦日はどのお店も昼すぎまでしかやってないので時間との戦い。あ~母ちゃんのゆっくり過ごす年越しはどうなったの??と店をはしごしながら大きな袋担いで道を走る母ちゃんの頭によぎる。(笑)

家に帰ってからアニーに電話をして”今日、夜時間ある?もし時間があったら家に遊びにこない?”と聞いたら即答で”うん、喜んで伺うわ!!”その答えでスイッチが入った母ちゃん。今度は家を掃除して花活けて、夕食の用意をして・・・。着替えもしてどうにか間に合った~!

歯が悪いアニー。前歯二本が今にも抜けそうなぐらいグラグラなルーべ。好き嫌いが激しいスカイ。それでもみんなが好んで食べられるメインを考えました。前菜はみんなが大好きなサーモンのマリネ。スープは大きな赤パプリカを7個使って作ったパプリカスープ。オーブンで焼いて甘みを引き出したパプリカと炒めたたまねぎの甘みを最大に引き出したスープ。パンチのあるカリカリベーコンを添えて。ベーコンの塩分がいいアクセントになります。メインは日本のメンチカツ。これなら歯が悪くても柔らかくて食べられるし、子供が好きな揚げ物。付け合せも食べやすいズッキーニとマッシュルームのバルサミコ酢焼き。このメンチカツをすごく気に入ってくれたアニー。何度も作り方を聞いて家に帰っていきました。

デザートはみんなの大好きなショコムースのケーキ。これは時間がなかったので市販のもの。でもいいお値段ついていただけあって、甘いものが苦手な母ちゃんも好んで食べるぐらい美味しいケーキでした。

その後はみんなで遊んで、あっという間にカウントダウン。新居のベランダから初めてみる花火。どんな風に見えるのかワクワク!!カウントダウンに向けてウィーン産のスパークリングワインも開けて、シャンパングラスとラジオを持ってベランダに。

ラジオから聞こえてくるカウントダウンに合わせるように色んなところから花火が打ち上げられ、12時に教会の鐘と共にヨハン・シュトラウスの美しく青きドナウがラジオから流れて来てこれでワルツを踊って新年を迎えるのがオーストリア流。この曲がラジオから流れてくると新年を迎えたという実感が沸くオーストリア人。

家族みんなが健康で新年が迎えられたことが何より嬉しい。今年も家族みんな病気をせず元気に笑顔いっぱいで過ごせますように・・・。

そして皆様にとって今年も健康で実りある一年になりますように・・・・ウィーンから心よりお祈りしております。Happy New Year 2020!!